ロゴジャック広告

『ソニックレーシング クロスワールド』先行レビュー。目まぐるしく順位が変わるスピーディーさはソニックならでは。ガジェットやマシンセッティングに沼りそうな予感!

byジャイアント黒田

更新
『ソニックレーシング クロスワールド』先行レビュー。目まぐるしく順位が変わるスピーディーさはソニックならでは。ガジェットやマシンセッティングに沼りそうな予感!
 2024年12月にアメリカのロサンゼルス・ピーコックシアターにて開催された“The Game Awards 2024”では、さまざまな新作タイトルが発表された。今回、プレイレビューをお届けするセガの新作『ソニックレーシング クロスワールド』も、“The Game Awards 2024”で明らかとなった期待のタイトルのひとつ。
広告
 本作は、Nintendo Switch、PS5、PS4、XSX|S、Xbox ONE、PC(Steam、Epic Games)用のレーシングゲーム。発売時期は未定となっているが、2025年2月22日にクローズドネットワークテスト(CNT)が開催されることになった。本稿ではイベントに先駆けて、同バージョンを試遊する機会を得たので、記事担当ライターのジャイアント黒田によるプレイレビューをお届けする。

ソニックのゲームらしく展開がめちゃくちゃスピーディー!

[IMAGE]
 試遊会には3メディアと3人の開発スタッフが参加。

 実際には最大12人で対戦できるのだが、プレイヤーは6人なので、残りはNPCを加えての開催となった。最初に操作方法や特徴的なシステムのレクチャーを10分程度受けた後、すぐにオンラインマルチプレイで複数回レースを行った。

[IMAGE]
 筆者のレースゲームの腕前は、はっきり言って下手の横好きレベル。昔はそれなりに自信があったものの、最近は某レースゲームで12歳の息子に負け越しており、胸を張って得意とは言えなくなったのである。子どもの成長ってすごいね……。

 とはいえ、レースゲームのプレイ時間はそれなりに経験があるので、本作の操作にもすぐに慣れることができた。今回はPS5のデュアルセンス ワイヤレスコントローラーを使ってプレイしたが、×ボタンでアクセル、R1/R2でドリフト、L1/L2でアイテムの使用というボタン設定が採用されており、非常にとっつきやすい。

トラベルリングでコースが変わる!

[IMAGE][IMAGE]
 本作の特徴になる毎回異なるレース展開が楽しめるシステム。それが2周目に別の異世界コースに移動する“トラベルリング”だ。

 レースはコースを2周するのだが、1周目が終わるところで1位のプレイヤーがふたつ並んだトラベルリングのどちらかに飛び込むと、一瞬でコースが変わり2周目へと突入できる。この変化は見た目にもゲーム的にもなかなかドラスティックで見応え、遊び応えがある。

 静止画のスクリーンショットでは伝わりづらく恐縮なのだが、選んだリングによって世界がパッと変わる瞬間はなかなかに新鮮。ここはぜひ今後公開されるであろう動画やCNTで体感してほしい。

 どのコースに飛ぶかは1位のプレイヤーが選択できるが、ふたつのうち一方はランダムに選ばれることもあるので、初めて遊ぶコースや苦手なコースに飛ばされる可能性も。何度かプレイしたところ、上位陣は最後まで緊張感のあるレースが楽しめるし下位陣は一発逆転のチャンスが生まれるシステムだと感じた。

[IMAGE]
空中のコースでは、フライトシミュレーターをプレイしている感覚でマシンを操作できる。

マシンのカスタマイズ要素が充実! セッティングに熱中しそうな予感

 本作は、マシンのセッティングに力を入れているのも特筆すべき点。

 マシンの性能は選んだキャラクターとパーツによって変化するほか、装備するガジェットによって特殊な能力を付与することも可能。ガジェットは装備できる最大の枠と、装備する時に必要な枠がそれぞれ決まっており、上限の中でいろいろ組み合わせていくことになる。

 具体的な数は明かせないがキャラクターやマシン、ガジェットの数はどれも驚くほど多かったので続報をお楽しみに!

 数が多いということは、それだけ“自分が考える最強のセッティング”を生み出す余地がたくさんあるということ。実際にガジェットの有用な組み合わせをいくつか教えてもらったのだが、「こんな組み合わせも楽しそう」だと、探究心を刺激された。

ガジェットの有用な組み合わせ例 .1

  • 攻撃アイテム確率UP:攻撃アイテムが出現しやすくなる
  • ロケットパンチ巨大化:ロケットパンチが大きくなる
解説:強化したロケットパンチでライバルをガンガン攻撃する組み合わせ

ガジェットの有用な組み合わせ例 .2

  • 超高速エアトリック:エアトリックの回転スピードがとてもアップする
  • ファーストファストチャージ:ドリフトチャージの1レベルが溜まりやすくなる
解説:ドリフトとエアトリックの性能を強化する組み合わせ
[IMAGE]
おすすめの組み合わせは『ソニックレーシング クロスワールド』マニュアルサイトにも一例が記載されている。

あくまで軽快なカジュアル ワイワイレーシング

 と、まずマシンとガジェットについて解説したが、本作の本質はあくまでカジュアルなワイワイレースゲーム。マシンの操作はシンプルですぐ慣れることができた。

 とはいえ「レースはひと筋縄ではいかなそうだぞ」とも感じた。というのも、本作のレース展開はめちゃくちゃスピーディー! ライバルが使用したアイテムに攻撃されて順位が落ちたと思ったら、強力なアイテムを入手して再び上位へ。もう少しで首位を抜かせるいいところで、今度は障害物に邪魔されてコースアウト……といった具合に、順位に関係なく展開が目まぐるしく変化していく。
[IMAGE]
アイテムは加速できるブーストや、前方のマシンを追跡して攻撃するホーミングパンチ、一定時間すべての攻撃を無効化できるシールドなど多種多彩。

 このように書くと、「アイテム頼りなの?」と感じてしまう方がいるかもしれないが、プレイヤーのドライビングスキルを活かせるシステムやテクニックも満載なのでご安心を。本作では、入手したリングの数に応じて最高速度が上がるので、いかにリングを多く入手した状態で走行できるかが重要になる。

 また、スタート前のカウント中にタイミングよくボタンを入力してアクセルを踏み始めると、スタートダッシュを決められるし、ドリフトを駆使すればコーナーを素早く走行できるうえに加速することも可能だ。
[IMAGE]
スタートダッシュに成功すれば、序盤から首位争いに参加しやすくなる。
[IMAGE]
長時間ドリフトを続けることで、ブーストを溜めることも可能。ブーストを溜めたぶんだけダッシュできる。
 さらに、“エアトリック”と呼ばれるテクニックも用意されていた。このテクニックは、段差などでマシンがジャンプしたときに、左スティックを上下左右に入力すると成功。トリックを決めた回数に応じて着地時にダッシュできるというもの。

 ガジェットの効果でちょっとした段差でも決められるようになり、意識して積極的に使ったときとそうでないときとでは、勝敗に大きく影響すると感じた。

 何よりも、成功したときにソニックたちのクールなアクションが堪能できるのもうれしい(レース本番中はじっくり鑑賞する余裕はないのだが……)。
[IMAGE][IMAGE]
エアトリックを決めると、キャラクターがかっこいいポーズを披露してくれる。着地後に加速もできて一石二鳥だ。
 ギミックが満載のコースもレースを大いに盛り上げてくれる。コースはいずれも細部まで作り込まれているうえ、周回するとコースに変化が生まれるので、同じコースで対戦したときも新鮮な気持ちでプレイできた。

[IMAGE]
 マシンの見た目をカスタマイズできる要素も非常に手が込んでいる。

 マシンは細部に渡ってカラーリングを変えられるうえ、さまざまなシールをサイズや角度など調整し、好きな場所に貼ってデコレーションすることも可能。

 これがかなり細部まで設定でき、ソニックの目のデカールを大きく拡大し、すこし回転させて貼り付けるだけでもかなりイメージが変わり、こだわり甲斐がありそうだ。

『ソニックレーシング クロスワールド』感想

 本作は、メインのレースはもちろんマシンのカスタマイズもかゆいところまで手が届いた作りになっており、ソニックやシャドウたち人気キャラクターを操作して白熱のレースが体験できる。

 性能だけではなく見た目もとことんこだわってセッティングできる仕様も、クルマ好きやレースゲームのファンにはたまらない環境だろう(なんでも本作の開発には某峠系ACレースゲームのスタッフが多く参画しているとのことで、カジュアルレースゲームとは思えないほどのこだわりが垣間見える)。筆者も息子といっしょにマシンやパーツ、ガジェットの組み合わせを考えるのが非常に楽しみ。

 また、今回は使用しなかったがハンドルやアクセルなどのアシスト機能が搭載されているのもうれしい。ハンドルのみ操作、ボタンのみ操作などもあり、初心者や久しぶりに復帰する人、未就学児でもキャッキャと楽しめる、ファミリーが安心して楽しめる1本になりそうだ。
[IMAGE]

作品概要

  • タイトル:『ソニックレーシング クロスワールド』
  • メーカー:セガ
  • 発売日:未定
  • 価格:未定
  • 対象年齢:CERO 審査予定

対応プラットフォーム

  • Nintendo Switch
  • プレイステーション5
  • プレイステーション4
  • Xbox Series X|S
  • Xbox ONE
  • PC(Steam、Epic Games)
この記事を共有

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

集計期間: 2025年03月25日20時〜2025年03月25日21時