
持ち運びに便利なサイズ感がうれしい
ゲームボーイアドバンスSPは、任天堂から発売された携帯型ゲーム機。当時の主流で大人気だったゲームボーイアドバンスの新バリエーションとして登場した。報道用リリースには“ゲームボーイアドバンスの高級モデル”と記されており、従来機と比較して3つの点で大きくパワーアップしたのが特徴となっている。
本体と同時に『ファイナルファンタジータクティクス アドバンス』が同梱された“パールホワイト・エディション”も発売されたので、そちらを購入したゲームファンも多かったのではないだろうか。
従来機から変更されたひとつ目のポイントは本体の形状。横長だった本体がコンパクトな折りたたみ型へと大きく変化を遂げたのだから、誰しも強く印象に残っているはずだ。本体を開くと初代ゲームボーイシリーズを彷彿とさせる縦長スタイルになるので、筆者などにはかえって手になじんだ覚えがある。ロムカートリッジの挿入口が下側に付いていたのは、いま思えばなかなか変則的だったかもしれない。
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コンパクト化して携帯性に優れていたし、“大人のユーザーが胸ポケットに忍ばせることにためらいを感じさせない”外観を目指していたというだけあって、見た目的にも非常にカッコよかった。この折りたたみ型のスタイルは以降、ニンテンドーDSやニンテンドー3DSへと受け継がれることとなる。
ふたつ目の変更点は“フロントライト”を搭載したこと。これは画面を明るく照らしてくれる機能で十分に光量を得られない暗がりでもプレイできたのがありがたかった。初代ゲームボーイアドバンスは暗いと画面が見えにくかったのでうれしい変更点だったんじゃないかな。もちろん、いつでもライトをオンオフできた。
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ゲームボーイアドバンスSPは電池を入れ替える必要がなく、約3時間の充電で連続10時間(ライトがオフなら連続18時間)もの長時間プレイを可能にしてくれたのだから、感謝の気持ちでいっぱいだった覚えがある。エネループの登場(2005年)まで家庭で充電池が日常的に使われることも少なかったと思うので助けられた人は多かったはず。
任天堂から発売されたオリジナルカラーのバリエーションは、プラチナシルバーやアズライトブルーなど全6種。なかでも2004年2月14日に発売された“ファミコンカラー”は名前のとおりファミコン風の配色になっていてひときわ特別感があった。オールドゲーマーを惹き付けたようで、ファミ通編集部でも2台目に買っている人を多く見かけた気がする。また、ポケモンセンターやトイザらスといった店舗ごとの特別なカラーやゲームソフト同梱の限定モデルも多数発売されている。
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