もちろん初代OCG(オフィシャルカードゲーム)から追っている、『遊戯王』ファンである筆者がゲームボーイ〜ゲームボーイアドバンス時代に発売された、『遊戯王』デジタルゲームをまとめて遊べる『遊戯王 アーリーデイズコレクション』をひと足さきに体験してきたので、その感想をまとめてお届けしよう。
本作は、Nintendo SwitchとPC(Steam)向けに2025年2月27日に発売予定のコレクションタイトル。『遊戯王デュエルモンスターズ』〜『遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神』までのシリーズや、カードゲーム以外の『モンスターカプセルGB』、『ダンジョンダイスモンスターズ』といったものまで、全14タイトルの大ボリュームで収録。
しかも価格は6050円[税込]とリーズナブル。収録作品14本で割ると1本あたり約393円。安い。高騰していた時期のキャベツより安い。破格と言っていいだろう。これで読者諸兄は明日から400円以上のものを買ったとき「ああ、これよりも『遊戯王 アーリーデイズコレクション』内のゲーム1本分のほうが安いのだな」と思い出さずにいられないだろう。

収録タイトル一覧
- 遊戯王デュエルモンスターズ
- 遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記
- 遊戯王モンスターカプセルGB
- 遊戯王デュエルモンスターズIII 三聖戦神降臨
- 遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記
- 遊戯王ダンジョンダイスモンスターズ
- 遊戯王デュエルモンスターズ5 エキスパート1
- 遊戯王デュエルモンスターズ6 エキスパート2
- 遊戯王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説
- 遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神
- 遊戯王デュエルモンスターズ インターナショナル -ワールドワイドエディション-
- 遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート3
- 遊戯王 双六のスゴロク
- 遊戯王デュエルモンスターズ インターナショナル2
……と、これを見るだけで「うわ、懐っ」と感じるし、それだけ記憶に残っている名作が一挙に収録されているソフトとなっている。
この記事では、そんな『遊戯王 アーリーデイズコレクション』に収録された全タイトルを紹介&レビューでお届け。現在進行形で『遊戯王』を遊んでいる人はもちろん、大人になって一度離れてしまった人でも楽しめる思い出が詰まったゲームとなっている。ぜひとも、本稿を読んでいっしょに「こんな感じだったな〜」と腕を組んで共感してほしい。
- 当時のパッケージも説明書もデジタルで収録。懐かしさに浸れるうれしいポイント
- 『遊戯王 アーリーデイズコレクション』収録作を一挙紹介
- 1.遊戯王デュエルモンスターズ(1998年/GB)
- 2.遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記(1999年/GB・GBC)
- 3.遊戯王モンスターカプセルGB(2000年/GB・GBC)
- 4.遊戯王デュエルモンスターズIII 三聖戦神降臨(2000年/GBC)
- 5.遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記(2000年/GBC)
- 6.遊戯王ダンジョンダイスモンスターズ(2001年/GBA)
- 7.遊戯王デュエルモンスターズ5 エキスパート1(2001年/GBA)
- 8.遊戯王デュエルモンスターズ6 エキスパート2(2001年/GBA)
- 9.遊戯王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説(2002年/GBA)
- 10.遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神(2003年/GBA)
- 11.遊戯王デュエルモンスターズ インターナショナル -ワールドワイドエディション-(2003年/GBA)
- 13.遊戯王 双六のスゴロク(2004年/GBA)
- 13.遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート3(2004年/GBA)
- 14.遊戯王デュエルモンスターズ インターナショナル2(2004年/GBA)
- 『遊戯王 アーリーデイズコレクション』感想
- 作品概要
当時のパッケージも説明書もデジタルで収録。懐かしさに浸れるうれしいポイント
古きよき環境、カード、キャラクターたちとまた触れ合えるだけでも思い出が蘇る本作。14本の一挙紹介に入る前に、より“懐かしさ”を感じることができる要素について触れておこう。
発売された当時のパッケージと説明書がデータとして閲覧できるのだ。どちらも実際に発売時に同梱されていたもので、説明書までデジタル化された現代にはないあの味わいを思い出せる。
誕生日のプレゼントや、限られたお小遣いでしか購入できなかった“あのころ”のゲームの記憶を呼び覚ましてくれる粋な計らい。試遊時に説明書を読んで「ああ、ゲームを遊べない時間は、こうやって説明書を眺めてたなぁ」なんて小学生時代を思い出した。
『遊戯王 アーリーデイズコレクション』収録作を一挙紹介
1.遊戯王デュエルモンスターズ(1998年/GB)
実際にプレイしてみると、通常モンスターのバトルや基礎ステータスなどが重要で、現代ではあまり重視されていない部分が知識として必要だった。かなり古いゲームだが、逆に新鮮さを感じることができるのがおもしろい。
余談だが、ゲームを一気に有利にする魔法カード“火炎地獄”も隠しカードとして登場。発動すると相手に5000ポイントのダメージを与えるとんでもない効果。アンロック機能を使えばかんたんに入手できる。え、ズルいって? いやこれは、25年間で得た大人のチカラと言っていただきたい。
2.遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記(1999年/GB・GBC)
ただ、選べるカードが増えた一方で、デッキ構築の際には制限が設けられるように。“デュエリストレベル”を上げなければ強力なカードが採用できず、やり込みが必要となっている。
本作のおもしろい点は、ターン開始時に手札が5枚ドローできるようになった点だ。個人的にこのシステムは、いまで言う『ラッシュデュエル』に近いと思う。魔法カードをバンバン使ってモンスターを召喚し、ターンが回ってくれば5枚も手札を補充できる。やりたい放題感覚で楽しい。

3.遊戯王モンスターカプセルGB(2000年/GB・GBC)


カードゲームでたくさんデュエルしたあとの気分転換としても遊べるうれしい収録作品だ。
4.遊戯王デュエルモンスターズIII 三聖戦神降臨(2000年/GBC)

デュエルのルールは前作『遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記』から多少変化しているものの、ここまでに遊んでいた経験やデュエルタクティクスも踏まえて、より洗練された体験やデッキ構築が楽しめるはず。


5.遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記(2000年/GBC)



もちろん、本作にはその3バージョンすべてが収録されており、好きなものを選んで遊べる。つまり、記事冒頭で“全14作品収録”と書いたが、正確には“全14作、バージョン違い含め全16本ぶん収録”というわけだ(1本あたり約378円!)。

ちなみに、この作品はオンライン対戦に対応予定とのこと。原作のゲームボーイカラーには当然のことながらインターネット対戦機能はなく、本作で初めてオンラインによる対戦ができることとなる。単なるコレクションタイトルに留まらず、新機能が追加されているのはじつにうれしいところだ。自分だけの最強デッキを作って、全国のライバル決闘者と熱いデュエルをくり広げよう!


6.遊戯王ダンジョンダイスモンスターズ(2001年/GBA)

『ダンジョンダイスモンスターズ』は縦長のマス場フィールドを舞台に、独自のサイコロでゲームを進めていくゲーム性となっており、出た目によって勝敗が大きく左右されていく。
たとえば召喚の出目が出ればモンスター召喚、剣が描かれた目が出れば攻撃できるなど、本当に運によってゲームの有利不利が変化する。戦略性と同様に、運要素がかなり大きなウェイトを占めているのだ。
不運な出目に泣かされたとき、便利なのが新たに搭載された巻き戻し機能。筆者はダイスの目が悪ければこの新機能を容赦なく使って、運命を変えた。たとえ相手がNPC(ノンプレイヤーキャラクター)でも気持ちよく勝ってドヤ顔したいしね。


7.遊戯王デュエルモンスターズ5 エキスパート1(2001年/GBA)
当時発売されていたカードパック『アヌビスの呪い』までのカードが使用でき、ルールも新エキスパートになった。これに伴って、ドローフェイズやメインフェイズなどの概念、リバース効果が使えるようになった。
『遊戯王デュエルモンスターズ5 エキスパート1』でおもしろかったのは、詰め将棋ならぬ詰めデュエルのようなモード。D-TACTICSで遊べる本コンテンツは、すでに用意されたフィールドと手札を見て、最適の動きを行うことで勝利できるミニゲームのようなもの。
これがかなり奥深く難解で、大人となったいまでも頭を使って長考してしまう。だが、そのぶんクリアーできたときの気持ちよさは格別。ぜひ攻略情報などは見ずにチャレンジしてほしい。


8.遊戯王デュエルモンスターズ6 エキスパート2(2001年/GBA)
新たにカードパック『悪夢の迷宮』までのカードを使用したデッキ構築が可能。より強力なモンスターや魔法、罠カードを使って強敵に挑むことができる。
また、強力すぎるカードの使用枚数を制限するルールを“制限デュエル”で解除できるのおもしろいポイント。ほかのNPCが1枚しかデッキに入れられないカードも、プレイヤーだけは3枚使えちゃうわけだ。その名の通り最強のデッキを作れる。


9.遊戯王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説(2002年/GBA)
プレイヤーはひとりの決闘者として、バトルシティに参戦。遊戯、城之内とはライバル関係で、決勝戦で会う約束までするファンサービスもあり、まるで原作の『遊戯王』の世界そのものに入り込んだかのような体験が味わえる。パズルカードを求めて、町中に登場する決闘者とのデュエルは白熱すること間違いなしだ。



10.遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神(2003年/GBA)
ストーリーはゲームオリジナルのもので、大邪神レシェフが神のカードの力を奪い、復活したことで物語は大きく動いていく。



11.遊戯王デュエルモンスターズ インターナショナル -ワールドワイドエディション-(2003年/GBA)
当時の思い出話となるが、特典として同梱された英語版の三幻神のかっこよさは異常。とくに“オシリスの天空竜”は、レッドカラーのカードデザインと妙にマッチしていて、いまでも欲しくなってしまう。



13.遊戯王 双六のスゴロク(2004年/GBA)
プレイヤーは自分のアバターとなるキャラクターを選択して、NPC3人と対戦形式で陣取りをしていく。サイコロを振って指定のマスに進み、モンスターがいればバトル→勝てばマスをゲットというのがかんたんなゲームの流れ。


この作品についてはいろいろと意見があるのは重々承知。だが、これだけは伝えたい。ブラック・マジシャン・ガールがめちゃくちゃかわいいぞ! それだけで遊ぶ価値は(個人的に)ある!!

13.遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート3(2004年/GBA)
約1100枚のカードが収録されており、デュエルシミュレーターとしても完成度が高いゲームだった。
昔のカードプールとはいえ、膨大な数。この中から自分だけのオリジナルデッキを作成して対戦できるのは、やっぱりワクワクするものだ。


14.遊戯王デュエルモンスターズ インターナショナル2(2004年/GBA)
デュエル時の画面が大きく進化しており、斜めの形になっているほか、バトル時にはモンスターのイラスト単体が表示される。ドット絵だが、その綺麗さと再現度は素晴らしく、リアルのカードを持っている人ならぜひ見比べてほしいレベル。

個人的にデュエルだけをメインで楽しみたい決闘者なら、この作品がピカイチでおすすめだ。またカードイラストも綺麗なので、コレクションして楽しむのもいいだろう。

『遊戯王 アーリーデイズコレクション』感想
そして、これ1本でしばらく『遊戯王カードゲーム』を遊び続けることができるのもおすすめなポイント。何せ1998年から2004年までのあいだに発売されたゲームを14タイトルもひとつにまとめた作品なのだから、かなりお得だ。買うか買わないかの話をするなら、筆者はすでに予約済みだったりする。
往年のデュエリストにとっては懐かしく、現代のデュエリストにとっては過去に遡って味わいのある決闘(デュエル)が楽しめる、いずれにせよファン必携の1本なのは間違いない。
……というかやっぱり改めて、『デュエルモンスターズ4』でネット対戦機能追加されるのアツくない!? 読者くん、発売されたらぜひ決闘(デュエル)しようぜ!
作品概要
- タイトル:『遊戯王 アーリーデイズコレクション』
- メーカー:KONAMI
- 発売日:2025年2月27日
- 価格:各6050円[税込]
- 対応プラットフォーム:Nintendo Switch、PC(Steam)
- CERO:12歳以上対象


















