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『遊戯王 アーリーデイズコレクション』レビュー。『デュエルモンスターズ1〜8』『モンスターカプセル』など全14作収録! 決闘者は絶対買いのオトクな1本

byライオン松本

by堅田ヒカル

更新
『遊戯王 アーリーデイズコレクション』レビュー。『デュエルモンスターズ1〜8』『モンスターカプセル』など全14作収録! 決闘者は絶対買いのオトクな1本
 「25年前の『遊戯王』をもう一度遊びたくない?」

 去年2024年2月4日で25周年となった
『遊戯王』シリーズ。長いあいだ、子どもから大人まで魅了し続けている大人気カードゲームで、筆者もかれこれ気づけば、15年間も決闘者(デュエリスト)として生きていた。

 もちろん初代OCG(オフィシャルカードゲーム)から追っている、
『遊戯王』ファンである筆者がゲームボーイ〜ゲームボーイアドバンス時代に発売された、『遊戯王』デジタルゲームをまとめて遊べる『遊戯王 アーリーデイズコレクション』をひと足さきに体験してきたので、その感想をまとめてお届けしよう。

 本作は、Nintendo SwitchとPC(Steam)向けに2025年2月27日に発売予定のコレクションタイトル。『遊戯王デュエルモンスターズ』〜『遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神』までのシリーズや、カードゲーム以外の『モンスターカプセルGB』、『ダンジョンダイスモンスターズ』といったものまで、全14タイトルの大ボリュームで収録。

 しかも価格は6050円[税込]とリーズナブル。収録作品14本で割ると1本あたり約393円。安い。高騰していた時期のキャベツより安い。破格と言っていいだろう。これで読者諸兄は明日から400円以上のものを買ったとき
「ああ、これよりも『遊戯王 アーリーデイズコレクション』内のゲーム1本分のほうが安いのだな」と思い出さずにいられないだろう。
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 さらに、当時は対応していなかった巻き戻しや早送り機能、全カードアンロックや隠しキャラクター解放、一部のタイトルにはなんとオンライン対戦機能まで追加搭載され(どうやったの!?)、現代に遊びやすくなって復活したのだ。

収録タイトル一覧
  • 遊戯王デュエルモンスターズ
  • 遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記
  • 遊戯王モンスターカプセルGB
  • 遊戯王デュエルモンスターズIII 三聖戦神降臨
  • 遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記
  • 遊戯王ダンジョンダイスモンスターズ
  • 遊戯王デュエルモンスターズ5 エキスパート1
  • 遊戯王デュエルモンスターズ6 エキスパート2
  • 遊戯王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説
  • 遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神
  • 遊戯王デュエルモンスターズ インターナショナル -ワールドワイドエディション-
  • 遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート3
  • 遊戯王 双六のスゴロク
  • 遊戯王デュエルモンスターズ インターナショナル2

 ……と、これを見るだけで
「うわ、懐っ」と感じるし、それだけ記憶に残っている名作が一挙に収録されているソフトとなっている。

 この記事では、そんな
『遊戯王 アーリーデイズコレクション』に収録された全タイトルを紹介&レビューでお届け。現在進行形で『遊戯王』を遊んでいる人はもちろん、大人になって一度離れてしまった人でも楽しめる思い出が詰まったゲームとなっている。ぜひとも、本稿を読んでいっしょに「こんな感じだったな〜」と腕を組んで共感してほしい。

当時のパッケージも説明書もデジタルで収録。懐かしさに浸れるうれしいポイント

 本作には1998年に発売された『遊戯王デュエルモンスターズ』から2004年発売の『遊戯王デュエルモンスターズ インターナショナル2』までの14タイトルが収録されている。

 古きよき環境、カード、キャラクターたちとまた触れ合えるだけでも思い出が蘇る本作。14本の一挙紹介に入る前に、より“懐かしさ”を感じることができる要素について触れておこう。

 発売された当時のパッケージと説明書がデータとして閲覧できるのだ。どちらも実際に発売時に同梱されていたもので、説明書までデジタル化された現代にはないあの味わいを思い出せる。

 誕生日のプレゼントや、限られたお小遣いでしか購入できなかった“あのころ”のゲームの記憶を呼び覚ましてくれる粋な計らい。試遊時に説明書を読んで「ああ、ゲームを遊べない時間は、こうやって説明書を眺めてたなぁ」なんて小学生時代を思い出した。

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ゲーム内で当時のパッケージをそのまま閲覧できる。パッケージの裏に書かれた青眼の白龍のかっこよさは何年経っても健在だ。
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“ゲームは1日1時間”をリアルに守らされていた筆者は、説明書や攻略本を読んで満足していた。このへんも子ども時代あるあるだと思う。

『遊戯王 アーリーデイズコレクション』収録作を一挙紹介

 ではここから、『遊戯王 アーリーデイズコレクション』に収録される全14作品について一気に紹介していこう。

1.遊戯王デュエルモンスターズ(1998年/GB)

 1998年にゲームボーイ向けに発売された『遊戯王デュエルモンスターズ』デジタルゲームシリーズ(以下、『DM』シリーズ)の1作目。ストーリーは、原作“王国編”あたりの時系列となっており、プレイヤーはひとりのデュエリストとして、遊戯たちとデュエルを楽しむことができる。
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 ゲーム性はいまの『デュエルモンスターズ』と比べて非常にシンプル。かくとうじょう(フィールド)にモンスター召喚してバトル、強力な敵モンスター相手には、魔法カードのサポートや融合召喚で対応していく。そして、先にライフポイント8000を削り切ったほうが勝利だ。

 実際にプレイしてみると、通常モンスターのバトルや基礎ステータスなどが重要で、現代ではあまり重視されていない部分が知識として必要だった。かなり古いゲームだが、逆に新鮮さを感じることができるのがおもしろい。
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ゲームボーイの白黒4階調で描かれるモンスターや遊戯たちキャラクターも見どころ。
 また、初めて触れた人でも、デュエルモンスターズの基礎システムをいちから経験できるので、『遊戯王 アーリーデイズコレクション』をプレイするなら最初に遊んでみるのがおすすめだ。

 余談だが、ゲームを一気に有利にする魔法カード“火炎地獄”も隠しカードとして登場。発動すると相手に5000ポイントのダメージを与えるとんでもない効果。アンロック機能を使えばかんたんに入手できる。え、ズルいって? いやこれは、25年間で得た大人のチカラと言っていただきたい。

2.遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記(1999年/GB・GBC)

 1999年に発売された『DM』シリーズ2作目。ここからゲームボーイカラー対応となり見た目も進化し、より一層『遊戯王』の世界に入り込むことができるようになった。
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 前作である『遊戯王デュエルモンスターズ』に比べて、使用できるカードが約300枚から700枚に増加しており、多種多様なデッキが組めるようになった。

 ただ、選べるカードが増えた一方で、デッキ構築の際には制限が設けられるように。“デュエリストレベル”を上げなければ強力なカードが採用できず、やり込みが必要となっている。

 本作のおもしろい点は、ターン開始時に手札が5枚ドローできるようになった点だ。個人的にこのシステムは、いまで言う
『ラッシュデュエル』に近いと思う。魔法カードをバンバン使ってモンスターを召喚し、ターンが回ってくれば5枚も手札を補充できる。やりたい放題感覚で楽しい。
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 ちなみに、本作『遊戯王 アーリーデイズコレクション』初回生産限定特典の“究極完全態・グレート・モス”と“ホーリー・ナイト・ドラゴン”の初カード化は、この『遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記』に付属したものだったりする。
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『遊戯王 アーリーデイズコレクション』初回生産限定特典
 ただし、ランダムでの付属かつ高レアリティのシークレットだったので、入手できた決闘者はわずかだった。

3.遊戯王モンスターカプセルGB(2000年/GB・GBC)

 カードゲームだけでなく、『遊戯王モンスターカプセルGB』も収録されている。2000年に発売された本作は、原作漫画などで登場したものを元にしたゲームだ。
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 作中での名称は“カプセルモンスター”で、ファンのあいだではカプモン”と呼ばれている。ただ原作のカプモンとは少し違い、『モンスターワールド』(※)のゲームシステムが盛り込まれたような形になっている。
※『遊戯王』作中で登場したボードゲームとTRPGが混ざったオリジナルのゲーム。
 ゲームはボード上のマスを進み、モンスターで敵を攻撃していく、シミュレーションRPG形式。攻撃の成功判定はサイコロで決定し、出目がいいとクリティカル判定で2倍ダメージになるなど、ダイス次第で展開が大きく変わる。
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 遊戯や海馬はもちろん、バンデット・キースなどのキャラクターが登場し、展開されるストーリーはゲームオリジナルのものとなっている。ゲーム中に流れるBGMも独自のもので、場面にあった『遊戯王』らしい熱い曲から不穏なものまで楽しめる。

 カードゲームでたくさんデュエルしたあとの気分転換としても遊べるうれしい収録作品だ。

4.遊戯王デュエルモンスターズIII 三聖戦神降臨(2000年/GBC)

 『デュエルモンスターズ』シリーズ3作目となる本作は、童実野町と古代エジプトが舞台。この作品から新たに“生け贄召喚”(アドバンス召喚)のシステムが導入。上級モンスターの召喚にはコストが必要となり、より現代のOCG版デュエルモンスターズに近づいた。
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 ゲームはステージ形式で進行する。対戦できる相手は、遊戯や城之内、インセクター羽蛾、ダイナソー竜崎といったおなじみのキャラから、古代エジプトのシモンなどともデュエルが行える。個人的にはパンドラと対戦できるのがうれしいところで、あのブラック・マジシャンとぜひとも激突したい。

 デュエルのルールは前作
『遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記』から多少変化しているものの、ここまでに遊んでいた経験やデュエルタクティクスも踏まえて、より洗練された体験やデッキ構築が楽しめるはず。
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5.遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記(2000年/GBC)

 ゲームパッケージに堂々と並ぶ神のカードが目印の『DM』シリーズ4作目。原作でも屈指の人気を誇るバトルシティ編に入り込める本作は、当時から大人気で筆者も含め数多くの決闘者が所持していたように思う。
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 これまでとは違い、“遊戯デッキ”、“海馬デッキ”、“城之内デッキ”の3バージョンで発売された本作は、選んだものによって使用できるカードが変化する仕様だったのも印象的。

 もちろん、本作にはその3バージョンすべてが収録されており、好きなものを選んで遊べる。つまり、記事冒頭で“全14作品収録”と書いたが、正確には“全14作、バージョン違い含め全16本ぶん収録”というわけだ(1本あたり約378円!)。
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 基本システムは『遊戯王デュエルモンスターズIII 三聖戦神降臨』と同様のため、前作を経験しているならとくに支障なくプレイ可能。筆者は“青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)”が好きだったので、海馬バージョンを購入した当時の記憶が蘇ってきた。

 ちなみに、この作品はオンライン対戦に対応予定とのこと。原作のゲームボーイカラーには当然のことながらインターネット対戦機能はなく、本作で初めてオンラインによる対戦ができることとなる。単なるコレクションタイトルに留まらず、新機能が追加されているのはじつにうれしいところだ。自分だけの最強デッキを作って、全国のライバル決闘者と熱いデュエルをくり広げよう!
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令和のこの時代にGBCのゲームでネット対戦ができる。胸が熱くなるな……。

6.遊戯王ダンジョンダイスモンスターズ(2001年/GBA)

 本作は、ゲームボーイアドバンスで初めて発売された『遊戯王』のゲームタイトル。前述した『遊戯王モンスターカプセルGB』と同様、デュエルではなく、作中のボードゲームをモチーフにした作品だ。
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 これまで以上に多くのキャラクターが登場する点でも有名なタイトルで、牛尾哲を始め作中では少ししか出てこなかったマニアックな(しかし一部では有名な)キャラクターも参戦している。

 『ダンジョンダイスモンスターズ』は縦長のマス場フィールドを舞台に、独自のサイコロでゲームを進めていくゲーム性となっており、出た目によって勝敗が大きく左右されていく。

 たとえば召喚の出目が出ればモンスター召喚、剣が描かれた目が出れば攻撃できるなど、本当に運によってゲームの有利不利が変化する。戦略性と同様に、運要素がかなり大きなウェイトを占めているのだ。

 不運な出目に泣かされたとき、便利なのが新たに搭載された巻き戻し機能。筆者はダイスの目が悪ければこの新機能を容赦なく使って、運命を変えた。たとえ相手がNPC(ノンプレイヤーキャラクター)でも気持ちよく勝ってドヤ顔したいしね。
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モンスターの配置から展開、移動や攻撃までダイスを使用するオリジナルルールとなっており、基本のゲーム操作を覚えるのがすこしたいへん。しかしながらそのぶん、なかなかに奥の深いゲーム体験が待っている。

7.遊戯王デュエルモンスターズ5 エキスパート1(2001年/GBA)

 『DM』シリーズとしては5作目となる本作は、前作『遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記』と同じくデュエルがメインのゲーム性。

 当時発売されていたカードパック
『アヌビスの呪い』までのカードが使用でき、ルールも新エキスパートになった。これに伴って、ドローフェイズやメインフェイズなどの概念、リバース効果が使えるようになった。

 『遊戯王デュエルモンスターズ5 エキスパート1』でおもしろかったのは、詰め将棋ならぬ詰めデュエルのようなモード。D-TACTICSで遊べる本コンテンツは、すでに用意されたフィールドと手札を見て、最適の動きを行うことで勝利できるミニゲームのようなもの。

 これがかなり奥深く難解で、大人となったいまでも頭を使って長考してしまう。だが、そのぶんクリアーできたときの気持ちよさは格別。ぜひ攻略情報などは見ずにチャレンジしてほしい。
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8.遊戯王デュエルモンスターズ6 エキスパート2(2001年/GBA)

 『遊戯王デュエルモンスターズ5 エキスパート1』の正当な続編に当たるタイトル。世界設定はバトルシティ編のもので、対戦相手も原作基準の梶木漁太やイシズ、マリクたちがプレイヤーの前に立ちはだかる。

 新たにカードパック
『悪夢の迷宮』までのカードを使用したデッキ構築が可能。より強力なモンスターや魔法、罠カードを使って強敵に挑むことができる。

 また、強力すぎるカードの使用枚数を制限するルールを“制限デュエル”で解除できるのおもしろいポイント。ほかのNPCが1枚しかデッキに入れられないカードも、プレイヤーだけは3枚使えちゃうわけだ。その名の通り最強のデッキを作れる。
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9.遊戯王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説(2002年/GBA)

 7作目である『遊戯王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説』は、バトルシティ編にそのまま入り込んだかのような体験ができるソフト。

 プレイヤーはひとりの決闘者として、バトルシティに参戦。遊戯、城之内とはライバル関係で、決勝戦で会う約束までするファンサービスもあり、まるで原作の
『遊戯王』の世界そのものに入り込んだかのような体験が味わえる。パズルカードを求めて、町中に登場する決闘者とのデュエルは白熱すること間違いなしだ。
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 また本作は、前作とは変わってRPGパートが多め。アニメや漫画のファンなら、まずはこれから遊んでみるのも良いだろう。
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10.遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神(2003年/GBA)

 『遊戯王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説』の続編となる8作目。ストーリーも地続きとなっており、バトルシティ編完結後の物語が楽しめる。

 ストーリーはゲームオリジナルのもので、大邪神レシェフが神のカードの力を奪い、復活したことで物語は大きく動いていく。
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 魅力はやはり、アニメやコミックとは違う特別なエピソードが楽しめる点だろう。千年パズルを失った遊戯とともに世界の危機に立ち向かっていく展開は、王道ながらもファンなら夢見る「主人公の隣に立ちたい」を叶えてくれるもの。本作も原作ファンにぜひおすすめしたいタイトルだ。
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11.遊戯王デュエルモンスターズ インターナショナル -ワールドワイドエディション-(2003年/GBA)

 『遊戯王デュエルモンスターズ6 エキスパート2』のリファインタイトル。本作を使った世界大会を開催するために、各国の言語対応が行われた。ゲーム内容自体はリファイン前と大きく変更はないが、テンポ感などが上昇している。

 当時の思い出話となるが、特典として同梱された英語版の三幻神のかっこよさは異常。とくに“オシリスの天空竜”は、レッドカラーのカードデザインと妙にマッチしていて、いまでも欲しくなってしまう。
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13.遊戯王 双六のスゴロク(2004年/GBA)

 本作は、『遊戯王』の主人公・遊戯の祖父である双六がすごろくのゲームマスターを務めるちょっと変わったタイトル。基本的なルールはおなじみのすごろくに、デュエルモンスターズの要素を加えたオリジナルボードゲームの作品だ。

 プレイヤーは自分のアバターとなるキャラクターを選択して、NPC3人と対戦形式で陣取りをしていく。サイコロを振って指定のマスに進み、モンスターがいればバトル→勝てばマスをゲットというのがかんたんなゲームの流れ。
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 モンスターとバトルはカードゲームと同じく、攻守で判定するので少し難しそうに見えるが、『遊戯王』を知っていればすぐに理解できる。実際に本作を初めて触った筆者もそこまで苦労なく、楽しむことができた。
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 ゲームの性質上、どうしてもサイコロがすべてを握っている運要素が強いものだが、そこはやっぱり巻き戻り機能でリセットすればオッケー。ストレスフリーに楽しもう。

 この作品についてはいろいろと意見があるのは重々承知。だが、これだけは伝えたい。
ブラック・マジシャン・ガールがめちゃくちゃかわいいぞ! それだけで遊ぶ価値は(個人的に)ある!!
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13.遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート3(2004年/GBA)

 『DM』シリーズの記念すべき10作目のタイトル。たとえると現代でいう『遊戯王 マスターデュエル』に近いゲーム性で、これまでに搭載されていたストーリーモードがなくなり、デュエルに特化させた仕様となっている。

 約1100枚のカードが収録されており、デュエルシミュレーターとしても完成度が高いゲームだった。

 昔のカードプールとはいえ、膨大な数。この中から自分だけのオリジナルデッキを作成して対戦できるのは、やっぱりワクワクするものだ。
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14.遊戯王デュエルモンスターズ インターナショナル2(2004年/GBA)

 2004年に発売された2005年の世界大会公式となるタイトル。プレイヤーはデュエリストとなって、さまざまな大会に出場し、最強のデュエリストを目指す王道なストーリーが楽しめる作品だ。

 デュエル時の画面が大きく進化しており、斜めの形になっているほか、バトル時にはモンスターのイラスト単体が表示される。ドット絵だが、その綺麗さと再現度は素晴らしく、リアルのカードを持っている人ならぜひ見比べてほしいレベル。
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 シミュレーターとしても『遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート3』から洗練され、演出のスピード感や効果処理などがよりサクサクになっている。

 個人的にデュエルだけをメインで楽しみたい決闘者なら、この作品がピカイチでおすすめだ。またカードイラストも綺麗なので、コレクションして楽しむのもいいだろう。
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『遊戯王 アーリーデイズコレクション』感想

 以上、駆け足ながら『遊戯王 アーリーデイズコレクション』収録の全14作品(16本ぶん)を紹介した。実際に触ってみた感想としては、端的に言って「おもしろい!」。『遊戯王』のストーリーを追体験できるシナリオ、子ども時代に遊んだカード環境を再び味わえる感動と、多くの感情が溢れてくる作品だった。

 そして、これ1本でしばらく
『遊戯王カードゲーム』を遊び続けることができるのもおすすめなポイント。何せ1998年から2004年までのあいだに発売されたゲームを14タイトルもひとつにまとめた作品なのだから、かなりお得だ。買うか買わないかの話をするなら、筆者はすでに予約済みだったりする。

 往年のデュエリストにとっては懐かしく、現代のデュエリストにとっては過去に遡って味わいのある決闘(デュエル)が楽しめる、いずれにせよファン必携の1本なのは間違いない。

 ……というかやっぱり改めて、
『デュエルモンスターズ4』でネット対戦機能追加されるのアツくない!? 読者くん、発売されたらぜひ決闘(デュエル)しようぜ! 

作品概要

  • タイトル:『遊戯王 アーリーデイズコレクション』
  • メーカー:KONAMI
  • 発売日:2025年2月27日
  • 価格:各6050円[税込]
  • 対応プラットフォーム:Nintendo Switch、PC(Steam)
  • CERO:12歳以上対象
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      集計期間: 2025年03月26日00時〜2025年03月26日01時