![『Split Fiction』は『It Takes Two』を手がけた巨匠が送る新作、SFとファンタジーが融合して協力プレイが大進化](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/27416/thumbnail_lUFe.jpg?x=1280)
うれしいフレンドパス続投!
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Hazelight Studioがこれまで世の中に送り出してきた『A Way Out』と『It Takes Two』はどちらもかならずふたりで協力プレイをするという前提で作られたゲームだが、本作『Split Fiction』もふたりで画面を分割して目標を達成するという流れを継承している。
ふたりプレイ前提なのでひとりが『Split Fiction』を所有していれば、もうひとりは所有していなくても遊べる”フレンドパス”機能も引き続き採用されているのもうれしい点だ。
バグで交わってしまうSF未来と魔法ファンタジー世界
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主人公はMioとZoe。『A Way Out』は牢獄の同居人、『It Takes Two』は夫婦というつながりがあったが、MioとZoeはそれまで出会ったことも話したこともない赤の他人だ。 ただふたりとも、作家(小説家?)であり、 自分の本を世の中に広めたいという共通の想いを持っている。ちなみにこのふたりの名前はJosef氏の愛娘から取られている。
『Split Fiction』のストーリーは、本来はひとり用のシミュレーターなのに、なぜかMioとZoeがお互いそれぞれのシミュレーション世界に行き来できてしまうというバグのせいで、本の内容が破綻してしまう。 なぜならMioの本はハイテクSF作品なのに、Zoeの本は魔法のファンタジー作品なのでジャンルが合わず矛盾してしまうからだ。そのため、自分の理想の本が体験できないからバグを解決しようと協力していくのが目的となっている。
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アクションが気持ちいいぞ!
まず最初にプレイしたチュートリアルステージでは操作方法を学んだ。 基本的にサードパーソンアクションの『Split Fiction』は、『It Takes Two』とくらべるとアクション寄りの構成になっている。 主人公の共通アクションは二段ジャンプ、ダッシュ、エアダッシュのほかにグラップリングやウォールランといったものがあった。 チュートリアルステージがSFステージなので、どこかのレジェンズやなにかのフォールを思い出させる雰囲気だ。
つぎのステージではMioとZoeは共通アクションのほかにお互いに独自のアビリティを使えるようになっていた。 MioはSFらしい刀でオブジェを斬れるようになり、Zoeは念力のようなものでオブジェを動かせる。『It Takes Two』ではステージが進むと新しいギミックで新鮮なゲームプレイを楽しめるが『Split Fiction』も同じ系統だ。
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筆者はMioを操作していたのだが、特定の床や壁のパネルでは重力を操作して落下するように移動ができた。移動先のパネルがMioにとっての新しい床(地面)になるため、たとえばそれまで画面左にあった壁が画面下の床になるようにカメラの向きが90度だったり180度だったりとぐるんぐるん動き回る。
一方でZoeは重力操作できず床はずっと固定されているのでカメラも固定されている。 ところがこのゲームはつねに画面を分割しているので、筆者側の左画面は視点がコロコロ変わるのに対し、ZoeをプレイしていたJosef氏側の右画面は動かないので、不思議でおもしろい体験をさせてもらえた。この体験はまさに『It Takes Two』のDNAを引き継いでいる証だろう。
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とくに筆者のお気に入りはふたりが豚になるステージ。豚になって何ができるかと思ったらなんとオナラで空を飛ぶのだ。 飛べない豚はただの豚というが飛び方がよりにもよってオナラである。 まさにJosef氏の真骨頂だろう。
このようにサイドコンテンツはバリエーションがとても豊かだ。しかも、かならずムービーシーンも挿入されていおり、いっさい手を抜いていない。サイドコンテンツは無視しても構わないものだがどれも遊びたくなるほど魅力的だ。
そして、試遊の終わり際に最終ステージを少し見せてもらえた。 Josef氏が「ネタバレは禁止ですが、このステージがどれだけ最高かはしっかり書いてくださいね!」と念押ししてきたその仰天ギミックに、筆者は驚きと笑いが止まらなかった。本当にすごいことをしているのでぜひとも体験してほしい!
あー早く『Split Fiction』をまたプレイしたい。それまでに友達見つけなきゃ。
『Split Fiction』では友情の絆を描く
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ーー『Split Fiction』を遊んでみて『It Takes Two』のDNAを色濃く感じられました。 本作はどのようにして差別化したのでしょうか?
ーーこれまでの作品では“絆”について描かれてきましたが本作も同じでしょうか?
ーー今回も画面分割型なのでふたりプレイ前提ですがクロスプレイ対応ですか? 前作はフレンドパスがあれば縦マルチ(PS5とPS4、XSX|SとXbox One)はできましたがプラットフォーム超えはできませんでした。 本作はどうなるのでしょうか?
ーー本作はEA PlayやGame PassでDay 1配信の予定はありますか?
ーーThe Game Awards 2024でお披露目すると同時に発売はたったの3ヶ月後という異例のスパンですよね。開発期間はどれくらいだったのでしょうか?
ーーこの試遊ビルドが洗練されている理由がほぼ完成しているからだとわかりました。 アクションもですがグラフィックもとてもいいですね。 『It Takes Two』と同じUnreal Engineに見えますがこれはUE5ですか?
ーークリアまではどれくらいの時間を想定していますか?
ーー最終ステージのアレ、とてもすごかったですね。開発ではどんなことに苦労しましたか?
ーーもうひとつすごい点といえばオナラで飛ぶ豚でした。 あれはハイになって思いついたんですか?(笑)