『BREAKERS』おどおどドラゴン娘の悪い笑顔は“ヘキ”の詰め合わせだ。キャラの魅せ方特化型アクションの演出に興奮【TGS2024】

byオクドス熊田

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『BREAKERS』おどおどドラゴン娘の悪い笑顔は“ヘキ”の詰め合わせだ。キャラの魅せ方特化型アクションの演出に興奮【TGS2024】
 “ドラゴン×女の子”はかわいい。

 そもそもドラゴンという属性が入るだけで合法的にツノとか尻尾とか、果ては鱗まで生やせる。属性は盛れば盛るほどよい、なんて加点方式万歳な人間からすれば、ドラゴン娘の存在はこの上ないケミストリー(化学反応)。ありがとうドラゴン。キミは少年の夢に生きるだけの存在じゃないんだ。
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かわいい。
 そんなドラゴン娘がかわいいゲームが“東京ゲームショウ2024(TGS2024)(※)”に試遊出展。それこそが『BREAKERS : UNLOCK THE WORLD』(以下、『BREAKERS』)。『ブラッククローバーモバイル 魔法帝への道 The Opening of Fate』を手掛けるVIC GAME STUDIOSのアクションRPGだ。
※2024年9月26日~29日に開催予定(26日、27日はビジネスデイ)。[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]
もちろんドラゴン娘だけではない。かわいいおねーさんやかっこいいおねーさん、爽やかな少年やアホそうな獣人もいます。

キャラクターの魅せかたがうまい。必殺技を見ているだけでも大満足なバトル演出

 『BREAKERS』を制作するVIC GAME STUDIOSは、もとよりトゥーンレンダリング技術によるアニメ調なグラフィックが得意なメーカー。その特徴は今作にもしっかりと受け継がれており、中でも魅力がより強く感じられるのが“キャラクターの描きかた”だ。

 さきほどの文章では少々暴走気味に語ってしまったが、つまるところ“キャラデザがめっちゃいい”ということ。TGS2024試遊版では、全6キャラクターを選んで遊ぶことができる。
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6人から3人を選んでパーティを編成する方式。戦闘中のキャラクター切り替えは自由に行うことができ、それぞれ属性や攻撃のモーション、射程を考えることで戦闘をよりスムーズに進められる。
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ちなみにこの画面ではキャラクターと立ち位置ごとにポーズがしっかり変わる。こういう細かいの、好き。
 試遊版ではストーリーに関する要素はとくになく、ちょっとした街の散策と3種類のボスバトルに挑戦できるというもの。サクッと数分で体験できるうえ、キャラクターの魅力は存分に堪能できる塩梅になっているわけだ。

 以前(G-STAR 2023)の試遊版ではストーリーなどの展開に関する試遊もされていたため、気になる方はそちらもチェックしてみてほしい。

※関連リンク
『BREAKERS』戦闘どころかメニュー画面でもキャラがぬるぬる動きまくる。最新版デモプレイで見えた日韓共創アニメーションRPGの本気【G-STAR 2023】

公式X(Twitter)などでは世界観の解説も行われている。
 バトルの内容はかなりシンプルで、基本は攻撃と回避のみ。攻撃は3種類あり、素早く振れる通常攻撃、ちょっとスキは長いが強力かつクールタイムが設定されているスキル、敵に攻撃を当てることでゲージを溜めてド派手な技をくり出す“ウルト”的な必殺技がある、といった感じだ。
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右下のアイコンがスキル。E(左)が通常で、Q(右)が必殺技。
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スキルのクールタイムや体力はキャラクターごとに設定されている。切り替えながら戦うのが大事そうだ。
 この必殺技がとくにすごい。威力ももちろんだが、なにより魅せかた……カットイン演出がすばらしい。

 中でも竜人族の少女である“エルカ”の必殺技がもう、なんかもう、すごい。
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この子です。ピンクのふわふわな髪にゴツめの角。尻尾のチラリズムがいいですね。
 エルカは公式の説明によると恥ずかしがり屋。実際のセリフもどこかおどおどしており、戦闘に入ってもそういった部分はかわらない。おとなしめな、かわいらしい女の子だなーという感じだ。

 ではそんなエルカの必殺技“強襲の翼”の演出を見てもらおう。
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この表情から。
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この表情である。おどおどした様子はカケラもない。
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最後はものすごく悪そうな顔で突貫。すごい“ヘキ”を感じる。
 唐突に、ドラゴンが持つ“上位種っぽさ”を出してくる。しかも魔力で形成したような翼が生え、攻撃モーションも2本のハンマーを荒々しく叩きつけるようなものに変化。

 つまりは一定時間の自己強化系な必殺技なわけだが、そこに演出が組み合わさることで、しっかりとキャラクター性を感じ取れる。「こういうギャップが魅力なんですよ!」という開発陣の叫びが聞こえてくるような気さえしてくるから不思議だ。
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スカートで隠れていた尻尾はより長くなり、さらには翼も生える。たまらん。
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左が必殺技前、右が必殺技後。バトルフィールドでの立ち姿もすっかり変わっている。
公式の説明文だとこんな感じ。ここからあんな豹変をしてくれるとは……アンタ、いい趣味してるよ。
 ちょっと衝撃を受けまくったこともありエルカを中心に紹介したものの、ほかキャラクターの必殺技もそれぞれいい。博打打ちの刀を持ったお姉さん・バアルの必殺技“紅一刀流・夜嵐”は、ボイス、モーションも含めて正統派なかっこよさを味わえる。
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敵に突進しながら抜刀。この構図、かっこよすぎないか?
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舌なめずりをし、納刀。時空ごと断ち切るかのような無数の斬撃が敵を切り刻む。見ているだけでも大満足なかっこよさ。
 本作のバトルでは、敵を殴り続けると体力ゲージ下にあるバーが溜まっていき、最大まで溜まると、相手は“BREAK”状態へと移行する。この状態は相手がしばらく動かなくなり、好きな場所を殴り放題になるチャンスタイム。必殺技はこのゲージも溜まりやすく、どんどんぶっ放していくことで戦いを有利に展開できる。
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殴り続けてBREAK! デカい文字の演出が気持ちいい。
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特定の場所を殴り続けることで、“部位破壊”をすることも可能。試遊版では未確認だが、報酬量が増えたりするのだろうか。
 さらに、まだまだ必殺技には見どころが。戦闘中、どのキャラクターによるものでもいいので合計3回発動させると……。
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突然こんな演出が入る。
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お姉さんが出てきてボタンを押し……。
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飛空艇から巨大な槍がドーン!
 “WEAVER LANCE”と呼ばれる特殊演出が! 槍によって敵に大ダメージを与えるだけではなく、BREAK状態にもなるのでさらにダメージを稼ぐことができる。カットインのモーションもキャラクターそれぞれに用意されているので、ついついいろんな組み合わせを試したくなってしまった。

 総じて、攻撃における演出が非常に派手で、魅せるバトルができそうだなというのが個人的な感想だ。回避もめちゃくちゃに使い勝手がよく、なんか危ないなーと思ったらギャンギャン回避をしていけばわりと避けられるため、けっこう無茶な立ち回りもできてしまう。
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強力な攻撃をヒットさせてからの離脱も素早く行える。回避が強いゲームはいろいろと楽だ。
 何よりバトルの画面映えがいいので動かしていて楽しい。アニメーション調の演出が強いというのは『ブラッククローバーモバイル 魔法帝への道 The Opening of Fate』をプレイしたときから感じていた部分だが、本作でもその強みは健在……それどころか、さらによくなっているように感じられた。
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オリジナルなキャラクターであるぶん動かしやすい、というのもあるのだろうか。何にせよ、必殺技はすべて必見のクオリティであることは間違いない。
 今回戦ったボスの1戦あたりの所要時間はおおよそ5分ほど。速ければ3分ぐらいでクリアーできてしまうので、正直かなり難易度は低めだ。アクションが苦手な人でも、演出を楽しみつつ十二分に遊べるだろう。もちろんこれは試遊版の仕様であるため、実際に配信された際の難易度が同じであるかはわからない。

 TGS2024の一般開放日は9月27日(土)から。キャラクターの見た目にちょっとでもピンときたら、ぜひとも試遊に訪れてみてほしい。
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集計期間: 2025年01月16日11時〜2025年01月16日12時