新たな出会いと驚きに満ちたイッシュ地方
プレイヤーはシリーズ初の女性ポケモン研究家であるアララギ博士からの依頼で、ポケモン図鑑の完成を目指して冒険の旅へと出発。ポケモンの解放を説く“プラズマ団”や謎の人物“N(エヌ)”と出会い、衝突しながら、物語はやがて伝説のポケモンの秘密へ迫っていくことになる。
赤外線通信にも対応し、ポケモンセンターまで出向かなくてもどこでも交換や対戦ができるようになったは画期的で超便利だった。とくにボックスの中にいるポケモンも直接やり取りできるようになったのが本当にうれしかった。それまでは手持ちにいるポケモンどうしでしか交換できなかったなんて、若いユーザーは果たして信じられるだろうか……。
Wi-Fi通信であれば“ライブキャスター”と呼ばれるテレビ電話のような機能も利用可能で、初めて体験したとき筆者は「かがくのちからってすげー!」ではないけれど、技術の進歩に本気で感動したものだった。周囲にいるほかのプレイヤーとのリアルタイム通信も実現していて、自分の冒険中にいろいろな情報がつぎつぎと飛び込んでくるのも新鮮でユニークだった。
自分とほかのプレイヤーの世界を行き来するなんてことも可能で、確か電車でプレイ中に誰かが突然やってきてびっくりした記憶がある。システム的な新しいチャレンジが大量にあったため、印象深い作品として記憶に残っているユーザーも多いのではないだろうか。
『ポケットモンスター』関連の最新作としては、『ポケモンレジェンズZ-A(ゼットエー)』が2025年に発売予定。『ポケモンレジェンズ アルセウス』に続くシリーズとなっている。