【キンプリ】『ワンピース』公式が急に応援しはじめた『KING OF PRISM』ってなに? それは老若男女、誰もが夢中になれる究極のエンターテイメントショー・アニメ!

by小林白菜

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【キンプリ】『ワンピース』公式が急に応援しはじめた『KING OF PRISM』ってなに? それは老若男女、誰もが夢中になれる究極のエンターテイメントショー・アニメ!
 いま『ONE PIECE』公式アカウントからの応援などで巷で話題の『KING OF PRISM』(キンプリ)。しかし、非常に特殊な作品なため、ファンと思われる人たちの言っていることがいまいち理解できず戸惑っている方は多いかもしれません。

 そこで、本稿では『KING OF PRISM』というシリーズ作品の話題を目にしたときに生じるであろうだいたいの疑問にお答えしたいと思います。プリズムの煌めきを、あなたに……。
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『KING OF PRISM』(キンプリ)ってなに?

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 『KING OF PRISM』とは、2016年よりアニメーション映画として公開がはじまったシリーズ作品。『プリティーシリーズ』の1作『プリティーリズム・レインボーライブ』のスピンオフ作品として始動したタイトルです。

 どのシリーズ作品も“プリズムショー”と呼ばれる「歌、ダンス、プリズムジャンプを組み合わせた総合エンタテインメントショー」で人々を魅了する“男子プリズムスタァ”たちのドラマを描いており、「プリズムショーは心の煌めき、プリズムジャンプは心の飛躍」の言葉通り、少年たちがさまざまな葛藤を乗り越えて己の心をショーで表現する姿が我々の胸を打ちます。

 物語のクライマックスで描かれるプリズムショーは圧巻の演出となっており、誰もがその心の煌めきを感じ、感動できるものとなっています。ゆえに、基本的には
シリーズのどの作品から視聴しても大丈夫!

 原点となる『KING OF PRISM by PrettyRhythm』と続編の『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』はあわせて2部作と言える構成。続く『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』は全12話のテレビシリーズ。『KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン』はこれまでのプリズムショーをまとめて楽しめる作品です。

 そして2024年8月16日より映画館で公開中の
シリーズ最新作が『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』(キンドラ)『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』のプリズムショーを生中継番組風に再構成した映像がベースとなっていますが、プリズムスタァたちの個性豊かなショーが次々に楽しめて、それ以外の場面でも未曾有の映像が流れ続ける圧巻の映像作品になっています。

 ぜひ、劇場でお楽しみください。
※ちなみに、“キンプリ”という略称は男性アイドルユニット“King & Prince”の略称と同一ですが、King & Princeが“Mr.King vs Mr.Prince”として結成されたのは2015年6月、『KING OF PRISM』が発表されたのは2015年10月で、ファンなどの間で略称が使われ始めたのはKing & Princeのほうが先。“キンプリ”を商標登録しているのは『KING OF PRISM』の権利を有するタツノコプロではありますが、現在に至るまで同じ略称を仲よくシェアして使用している状況です。

アニメ『KING OF PRISM』シリーズ一覧

  • 『KING OF PRISM by PrettyRhythm』(キンプリ)
  • 『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』(キンプラ)
  • 『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』(スッスッス)
  • 『KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン』(ベステン)
  • 『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』(キンドラ)※劇場公開中のシリーズ最新作
※各タイトルの略称には非公式なものも含まれます。

舞台版もアツい!

 『KING OF PRISM by PrettyRhythm』をベースとした舞台『KING OF PRISM -Over the Sunshine!-』、『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』をベースとした舞台『KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-』の2作品が存在。

 いずれも本家アニメシリーズでも脚本を手掛ける青葉譲氏(菱田正和監督の別名義)が脚本で参加しており、キャスト陣の熱量も高く、シリーズファン必見の舞台となっています。

『KING OF PRISM』の元になった『プリティーシリーズ』ってなに?

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 『プリティーシリーズ』は女児向けのアニメ作品および筐体ゲームで、これまでに『プリティーリズム』シリーズ、『プリパラ』シリーズ、『キラッとプリ☆チャン』シリーズ、『ワッチャプリマジ!』が制作され、現在は最新作『ひみつのアイプリ』がテレ東系列にて毎週日曜朝10時から放送中です。

 シリーズが変わるたびにコンセプトは変化していますが、「女の子たちのキラキラに輝きたいという夢を応援する」シリーズであるという点は、当初から現在まで変わっていません。

 これらシリーズを観ていなくても『KING OF PRISM』は楽しめますが、スピンオフ元である『プリティーリズム・レインボーライブ』を中心に、『プリティーシリーズ』を知れば知るほど『KING OF PRISM』で味わう感動がさらに厚みを増すことは間違いありません。

アニメ『プリティーシリーズ』一覧

『プリティーリズム』シリーズ
  • 『プリティーリズム・オーロラドリーム』
  • 『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』
  • 『プリティーリズム・レインボーライブ』←『KING OF PRISM』はこのスピンオフ!
『プリパラ』シリーズ
  • 『プリパラ』
  • 『プリパラ』2nd season
  • 『プリパラ』3rd season
  • 『アイドルタイムプリパラ』
  • 『アイドルランドプリパラ』(スマホアプリ内で完全新作アニメが公開中)
『キラッとプリ☆チャン』シリーズ
  • 『キラッとプリ☆チャン』
  • 『キラッとプリ☆チャン』シーズン2
  • 『キラッとプリ☆チャン』シーズン3
『ワッチャプリマジ!』
『ひみつのアイプリ』(現在放送中のシリーズ最新作)

『ONE PIECE』公式が急に応援しはじめたのは何故?

 2024年8月21日、『ONE PIECE』スタッフおよび『ONE PIECE FILM RED』の公式X(Twitter)アカウントが「#あの時はありがとう」などのハッシュタグとともに『KING OF PRISM』を代表するプリズムジャンプである“無限ハグ”(※)をルフィが飛ぶという粋な投稿をポスト。

 あわせてチョッパーが『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』の1日応援隊長に就任するなどして話題となりました。
※『プリティーリズム』のころから存在しています。
 こうした縁ができたのは、『ONE PIECE FILM RED』が声出しOKの応援上映の実施に先駆けて『KING OF PRISM』ファンを対象にして応援モニターを実施したのが切っ掛け(通称“プリズム治験”)。

 『ONE PIECE FILM RED』の応援上映前に流れた“4つの約束”動画は、このモニターなどのフィードバックがあって作成されたものと思われます。
 また、そもそも『ONE PIECE』の原作者・尾田栄一郎氏が『ONE PIECE FILM RED』のような歌唱パフォーマンスで盛り上がれる映画を作りたいと思った切っ掛けとなった「(応援上映が人気の)とあるマニアックなアニメ」というのが「『KING OF PRISM』だったのでは?」と噂されており、プリズム治験の実施でこれがほぼ確定したという経緯もありました。
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 『KING OF PRISM』は応援上映人気の火付け役となったシリーズでもあります。まだ体験していない人には、ぜひ一度満員の劇場での応援上映も体験してみていただきたいです。

ほかにも関連作があるっぽいけど?

 『KING OF PRISM』の話題が出たとき『ポールプリンセス!!』(ポルプリ)という作品の話題をあわせて見たことがある人もいるかもしれません。

 『ポールプリンセス!!』は、『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』で如月ルヰというスタァが披露したポールダンスを模したプリズムショーを手掛けたタツノコプロ所属のCGディレクターが、ポールダンスをメインテーマとした作品を作ろうと決意。企画されたシリーズなのです。

 つまり『KING OF PRISM』の妹分(?)のような存在。
 『ポールプリンセス!!』もまた『KING OF PRISM』と同様、圧巻のパフォーマンスに年齢性別問わず夢中になれる作品となっています。

 本作も気になった方は、『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』と『劇場版 ポールプリンセス!!』のコラボ上映会が全国7会場にて企画されているので、こちらで鑑賞するのがおすすめです。
 ほかにも、『KING OF PRISM』を経て菱田正和監督が手掛けた『Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~』など、制作スタッフつながりでの関連作品はいくつもあるので、これを機にチェックしてみるのもよいかもしれません。

「こんなに視聴し切れない!」← まずは最新作『キンドラ』のことだけを考えて全力で楽しんでほしい!

 いろいろな情報をお伝えしましたが、そしてくり返しになりますが、これらの作品をすべて視聴する必要はまったくありません。

 劇場の映像と音響で、客席が満員の応援上映で、そして新鮮な驚きと衝撃と感動をもって『KING OF PRISM』の最新作を観ることができる期間は限られています。

 まずは、この
最高の条件で楽しめる『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』(キンドラ)をすぐに劇場で鑑賞し、全力で楽しむのが、いちばんおすすめしたい『KING OF PRISM』との出会いかたです。過去作は、最新作を観た上で気になったらあとから観ればいいのです。

 この記事が、あなたが“プリズムの煌めき”と出会う切っ掛けになればうれしいです。
※一部の画像は『KING OF PRISM』、『ひみつのアイプリ』、『ONE PIECE FILM RED』公式X(Twitter)アカウントより引用
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