ひと夏の物語を体験するならいま

本作も氏の得意とする子ども時代のノスタルジーをテーマにした作品なだけに、またあの特別な夏休みを体験できると胸を膨らませていた人は多かったんじゃないかな。
今年(2024年)6月27日には待望のダウンロードコンテンツ“ゆうやけの島とラジオ局”が発売。加えてSteam版『なつもん!』本編とDLCも同日に発売されているので、ちょうど遊んだばかりという人もいるはずだ。


特徴的だったのは、よもぎ町全体がオープンワールドになっていて、さまざまな地域がシームレスにつながっていること。山を登ったり海を泳いだり、電車に乗って隣町を探検したりと、さまざまな場所を行き来するうち、子どものころに感じたような世界の広さを本作でも体感できた。
サトルは何にでもよじ登ることが可能で、民家の塀を乗り越えたり屋根に登ったり、終いには工場のえんとつや灯台といった危ない場所へ入ってしまうところも懐かしさを呼び起こす。筆者のように昭和時代を子どもとして過ごした人は、やたら高いところへ登りたがったので、サトルにシンパシーを抱いてしまった人もいただろう。


もちろん、夏祭りや花火大会に参加するなど夏休みに欠かせない要素も盛りだくさん。ふつうなら体験できないサーカス公演の演出にチャレンジなんてこともできた。1日の終わりには絵日記を描いて就寝。明朝のラジオ体操に寝坊しないように夜ふかしは避けたいところだ。




よもぎ町では見られない昆虫や魚が生息するだけでなく、かつての住居跡や洞窟、ラジオ局の送信アンテナなど、気になるロケーションが多数存在。新たに出会う人々と展開するストーリーも必見だ。





















