シンガポールに拠点を置くTrueWorld Studiosが開発し、集英社ゲームズがグローバルパブリッシャーを担当するローグライトFPS『UNYIELDER』が、2024年7月19日から21日まで京都・みやこめっせで開催されていたインディーゲームの祭典“BitSummit Drift/ビットサミット ドリフト”にプレイアブル出展されていた。本記事では、国内初のプレイアブル出展となった本作の体験リポートをお伝えしていく。
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プレイヤーの“不屈の精神”が試される
本作はシングルプレイのローグライトFPSアクションゲームで、強大なボスとの1対1のバトルに特化した作品となっている。今回の試遊ではボスとの対決を体験することができ、ゲームの雰囲気が掴める内容となっていた。
ゲームを始めると、まずはバトルの準備に。ここでは武器などの装備を整えたり、アイテムの補充、スキルの習得などが行えた。今回の体験では6種類の武器が用意されていて、個性の異なる武器のなかから好きなものを選んで持ち込めるような形となっていた。
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装備できる武器は3種類で、計7つの武器が所持できた。武器は敵に着弾すると爆発するグレネードランチャーや、リロードスピードは遅いが近距離でのダメージが高いショットガン、単発打ちでダメージは低いがカウンターを狙いやすいリボルバーなど、武器によって特徴が異なる。
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スキルが習得できるアイテムを獲得すると、3つの選択肢からひとつを選んで獲得可能。出現するスキルはランダムになっていて、すでに獲得済みのスキルを選べば強化も可能だ。
準備を終えたら、ボスと戦うバトルパートへ。今回の試遊では3つのボスがランダムで出現する形となっていて、1戦目のボスは突進攻撃や炎のリングをくり出す“VLK-HATCHLING”、爆撃や雷などの遠距離攻撃や虫のように跳ねる動きが特徴の“VLK-HOPPER”、突進攻撃やミサイル攻撃が特徴の”VLK-DREDGER”の3種類が出現する形となっていた。
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バトルでは銃や近接武器を使いながらボスのシールドを削り、シールドを削り切るとボスがダウン。その間に近接攻撃を当てると、ボスの体力が削れる状況になるので、また攻撃する……といった工程をくり返して倒していく。
また、敵が攻撃する瞬間に合わせてプレイヤーが攻撃できれば”カウンター攻撃”が炸裂。決まれば敵がダウンし、弾薬や回復アイテムなどをドロップするため、このシステムが攻略していくうえで重要になりそうだ。
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シールドを削り、ダウンすると画面のようなアイコンが出現。ここで近接攻撃を行うことで初めてボスの体力が削れる“シールドブレイク”状態となる。シールドブレイク後はボスが怒りモードとなり、一層攻撃が激しくなるが、ここはもう気合で乗り切るしかない。
筆者の率直な感想は、めちゃめちゃ難しかったというのが正直なところ。ボスは動きもかなり素早く、プレイヤーに容赦のない猛攻を仕掛けてくるため、初プレイ時にはボスがいる部屋に入室してからものの数秒でやられてしまい、心が折れかけた。
しかしそれでは記事が書けないので、くり返し挑戦していると、次第にボスの攻撃パターンを見切れるようになり、ダッシュやスライディングで攻撃を回避しながら、こちらも隙を見て攻撃できるようになった。また、非常にスピーディな戦闘のなかで”カウンター攻撃”などがうまく決まったときはかなり快感。カウンター攻撃のタイミングはなかなかシビアなので、ラッキーパンチで決まったシーンもありつつ、なんとか1戦目のボスを倒すことに成功した。
難しいだけあってボスを倒したときの喜びはひとしおで、『UNYIELDER』というタイトルのとおり、屈することなく戦いながら、敵の行動パターンなどを覚えていくことが重要になりそうだ。
倒したあとは、ボスが落としたアイテムを回収し、つぎのボスとの戦闘へ……といった具合でゲームは進行していく。筆者はそこまでFPSが得意な人間というわけでもないので、手練れのFPSプレイヤーであればもう少し簡単にクリアーできるのかもしれないが、筆者には本作の超ハイスピードなボスバトルは非常に刺激的で新鮮な体験となった。
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ボスを倒すと次のボスが来るまでの間にアイテムを拾って装備を整えていく。
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ちなみに2戦目は近接攻撃メインのボスが出現し、範囲の広い近接攻撃にあっけなくやられてしまった。
本作は2025年にSteamで発売予定。イベントでは本作の開発者に開発経緯などを伺うこともできたので、本作への興味が湧いた方は後日公開されるインタビュー記事も合わせてご確認いただきたい。