『ギアーズ オブ ウォー 3』の真髄に迫る、“Horde”いよいよ解禁!【スタジオツアー1】

ゲーム Xbox 360
『ギアーズ オブ ウォー 3』のスタジオツアーが開発元であるエピック・ゲームズにて行われた。目的はひとつ。世界中の取材陣に“Horde”をお披露目すること。ここでは、その全貌に迫る。【全3回】。

●進化したサバイバルモード“Horde”に迫る

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▲エピック・ゲームズにてスタジオツアーが敢行。インタビューなどを交えながら、全3回で『ギアーズ オブ ウォー 3』を紹介。

 言うまでもなく、『ギアーズ オブ ウォー』シリーズは、Xbox 360を支えるファーストパーティータイトルのひとつだ。2006年11月に1作目が、2008年11月には2作目がリリースされ(いずれも北米における発売日)、シリーズ累計販売本数1300万本と、ファンのあいだから絶大な支持を集めている。その三部作の完結編にあたる『ギアーズ オブ ウォー 3』が、今年2011年9月にほぼ世界同時でリリースされる(北米9月20日、日本9月22日)。圧倒的なグラフィックと、深みのあるストーリーがファンを惹きつけてやまない、TPS(三人称視点シューティング)シリーズの傑作がここに完結するのだ。そんな『ギアーズ オブ ウォー 3』のリリースにあわせて、開発会社であるエピック・ゲームズへのスタジオツアーが5月上旬に実施された。目的はただひとつ、世界中の取材陣に“Horde(ホード)”をお披露目することだ。

 2010 年4月にタイトルが正式発表されてから、徐々に新情報が明らかにされていった『ギアーズ オブ ウォー 3』だが、最後まで残されていたのが“Horde”の詳細説明。ご存じの通り“Horde”と言えば、迫りくるローカストの大群を相手に最大5人で生き残りをかけて戦うという、サバイバルモード。『2』から搭載された“Horde”は、「『2』でもっとも遊ばれたオンラインモード」と言われるほどの人気を博した。前作に比べ、あらゆる点で進化を遂げたと言われる『ギアーズ オブ ウォー 3』だが、“Horde”の進化ぶりは、ファンにとってもいちばん気になる部分。そういった意味では、まさに「おいしいところは最後まで取っておきました」と言わんばかりの“Horde”のお披露目となったわけだ。

Gears 3 - HordeBossWave
Gears 3 - Horde_Berserkers_01

 では、“Horde”の詳細はどうなるのか? と、その前にまずは『ギアーズ オブ ウォー3』のおさらいを軽くしておこう。『ギアーズ オブ ウォー 3』は、突如遅ってきた地底人ローカストと人類との存亡を賭けた戦いを描くシリーズ最終作。本作では、惑星セラを舞台に、前作から登場した地底に蠢くローカストの新勢力ランベントも加えての三つ巴によるサバイバルバトルが展開されることになる。人類の命運を託されたのは、マーカス・フェニックス軍曹率いるデルタ部隊。マーカスを始めとするデルタ部隊のメンバーによる密度の濃い人間ドラマも、物語を盛り上げる大きな要素となっている。

 シリーズ完結編ということもあり、『ギアーズ オブ ウォー 3』のボリュームはハンパではない。本作に収録されているのは全部で4つのゲームモードなのだが、「4つのゲームを1本のパッケージで提供しているようなもの」と、デザインディレクターを担当するおなじみのクリフ・ブレジンスキ氏に言わしめるほど。本作に収録されている4つのゲームモードは以下の通りだ。

ストーリーモード:人類とローカストを巡る戦いに終止符が打たれることに。シリーズ最長のボリュームとのこと。4人が参加しての協力プレイも可能だ。

マルチプレイヤー:マルチプレイでは6つのゲームモードを実装。5対5のチーム対抗戦となる“チーム デスマッチ”などが楽しめる。

Beast(ビースト):本作から初めて採用されたモード。プレイヤーはローカストとなって、COGを制限時間内に殲滅することになる。プレイが進むごとに使えるローカストも増える。

Horde(ホード):前作から登場した協力プレイの新モード。最大5人で、迫り来るローカストの猛攻に耐えるサバイバルモード。『3』ではさらに進化している。

●サバイバル要素が強調された新生“Horde”

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Horde_Sandbar_02
Gears 3 - Horde_Hotel_E3_01
Gears 3 - Horde_Hotel_E3_02

 では、“Horde”の説明に入ろう。この“Horde”、関係者のあいだでは“Horde 2.0”と呼ばれていた。製品版では区別をつけずに“Horde”となるようだが、“2.0”は、それだけ進化したものとなるということだ。端的に言うと、“Horde 2.0”では、サバイバル要素がさらに強調。5人の仲間は“ベース(要塞)”を拠点に、押し寄せるローカストの強襲、ウェーブに相対することとなる。用意されたウェーブは50で、もちろん、プレイを進めるごとに敵はより強力になる。拠点となるのは“コマンドポスト”と呼ばれるポイントで、プレイ中はひとつのマップに複数ポイントを設置可能。プレイヤーがひとり“コマンドポスト”にいれば、そのエリア内での敵の出現を防止できる。まさに“拠点”として機能するわけだ。“貨幣システム”の導入も見逃せないポイント。“Horde 2.0”では、すべての行為が貨幣に換算され、敵を倒したり、チームメイトを助けることでお金が貰えることになる。貰ったお金を使って装備や武器をカスタマイズしたり、リスポーン(再生)したりすることも可能だ。お金は、前作での武器や装備と同様に、仲間うちで共有して使うことができる。

Gears 3 - Sandbar
SandBar_01

▲“Horde”用の新マップ。こちらは“サンドバー”。コンテナ沈没船が砂に埋もれている。まさに廃墟といった趣きだ。小高い場所からの狙撃が有効になりそう。

DryDock_01
Gears 3 - Overpass

▲船舶の製造や修理を行うエリアである“ドライドック”。

▲荒廃した街といった様相の“オーバーパス”。

Gears 3 - Hotel_Exterior
Gears 3 - Hotel_Interior

▲ホテル。遮蔽物が多く、息の抜けない戦いが続きそうだ。

 さらに、“Horde 2.0”では、貰った貨幣を使って“ベース”を強固にできる。用意されているアイテムには、スパイクやデコイ(囮)、見張り、タレット、シルバーバック(ロボット)などがある。敵との戦いで破壊されたアイテムは、お金さえ払えば修復もできる。しかも、破壊されずに残ったアイテムは、戦いを経るごとにレベルアップが可能。要塞をより強固にすることで、戦いを有利に進められるようになっているのだ。

 一方で、“Horde 2.0”では、プレイをさらに楽しむためのさまざまな要素が用意されている。今回明らかにされたのが“ビックヘッドモード”。こちらは文字通りキャラの頭と手足がデフォルメされて大きくなった状態で遊べるというもの。声も幼くなっており、敵を倒すと血ではなく紙の花吹雪が散るという演出が施されているのだ。ただし、ヘッドショットが簡単になるわけではないので悪しからず。また、新キャラや新武器なども用意されている。新たな武器としては、“クリーバー”が紹介された。こちらは、重くて少々扱いづらいが、強力な威力を持った大太刀。“クリーバー”では、高速で敵に近づいていき、斬りつけるといったことが可能。敵に決めると爽快感もひとしおだ。

 次回は、“Horde 2.0”のプレイインプレッションなどをお届けする。

FlagBase
Decoy
SentryBase
SentryBaseLevel3

▲“ベース”を強固にするアイテム。左から、フラッグベース、デコイ(囮)、タレット、タレットレベル3。

ElectricalFence
LaserFence
RazorWireDouble
Troika

▲左から、電気フェンス、レーザーフェンス、レイザーワイヤーダブル、機銃。

BigHead
cleaver2

▲“ビックヘッドモード”のマーカス。プレイもより楽しくなる。

▲高速で敵に近づいていき斬りつけられる”クリーバー”。近づいているあいだは地面と“クリーバー”が擦れて火花が散るといった演出も。エピック・ゲームズのスタッフによると、日本のあるRPGを参考にしたとのことだ。

※『ギアーズ オブ ウォー 3』の進化に触れる、“Horde”インプレッション
※『ギアーズ オブ ウォー 3』の秘密に迫る、キーパーソンに聞く

ギアーズ オブ ウォー 3
メーカー 日本マイクロソフト
対応機種 Xbox 360
発売日 2011年9月22日
価格 未定
ジャンル アクションシューティング
備考
(C)2011, Epic Games, Inc. All Rights Reserved. Epic, Epic Games, the Epic Games logo, Gears of War, Gears of War 3, Marcus Fenix and Crimson Omen Logo are trademarks or registered trademarks of Epic Games, Inc. in the United States of America and elsewhere. Microsoft, the Microsoft Game Studios logo, Xbox, Xbox 360, Xbox LIVE, and the Xbox logos are trademarks of the Microsoft group of companies

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