『アーマード・コア V』のストーリーミッションプロローグや組織&キャラ設定の最新情報が公開

ゲーム プレイステーション3 Xbox 360
フロム・ソフトウェアから2011年10月20日に発売予定のプレイステーション3、およびXbox 360用メカスタマイズアクション『アーマード・コア V』の最新情報が到着。今回は、ストーリーミッションのプロローグ、キャラクター設定およびボイスキャストのコメントを紹介。

●ボイスキャストのコメントも紹介

 フロム・ソフトウェアから2011年10月20日に発売予定のプレイステーション3、およびXbox 360用メカスタマイズアクション『アーマード・コア V』の最新情報が到着。今回は、ストーリーミッションのプロローグ、キャラクター設定およびボイスキャストのコメントを紹介。

 ストーリミッションとオーダーミッションのふたつのタイプのシングルプレイ用ミッションがある本作。それぞれに独立したストーリーがあり、共通した世界観の中で、ストーリーミッションは過去の物語、オーダーミッションは現在の物語が描かれる。従来の作品よりもキャラクター性、ストーリー性が大幅に強化されているのだ。

【ストーリーミッションプロローグ】

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かつての名は忘れ去られ、ただシティとのみ呼ばれる街。
その街の指導者である「代表」は、厳しい隔離政策による独裁的な支配体制を布いていた。

市街への居住を許されなかった、「存在しない人々」の住居である地下世界。
そこには、ただ絶望と諦念だけがあった。

代表の腹心であったその男は、いかなる咎の故か市街を追われ、地下へと追いやられていた。
いつしか彼は地下世界の人々の指導者となり、レジスタンス組織を築き上げると
代表の支配を打倒すべく、地上への反抗作戦を実行に移した。

しかし、その計画は事前に漏れていた。
クーデターは失敗に終わり、壊滅的な打撃を受けたレジスタンスたちは
再び地下へと逃げ延びるほか無かった。

一年後。
男の遺したレジスタンス組織は、その娘へと受け継がれていた。

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■組織と登場人物の概略

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▲シティの地下にある各種構造物を利用した、最下層民の住居。代表の隔離政策によって、シティへの居住を許可されなかった人々が住み着いている。地下に居を構えるものたちは、公には“存在しない住人たち”であり、シティから一切の庇護を保障されておらず、また、そもそもの空間規模に対して、多すぎる人間が押し込められているため、混沌としたスラムが形成されている。構造物自体が、地下鉄や排水機構など、本来居住を目的として建造されたものではないため、生活の基盤となるインフラもまともに機能しておらず、生活空間としての環境は、極めて劣悪な状態にある。

【レジスタンス】
地下住民によって組織された武装グループ。かつては代表の腹心であった男によって結成された。代表の支配を打破すべく、一大反抗作戦を決行するが失敗。リーダーであった男も死亡する。現在はリーダーの娘を後継者として活動しているが、かつての規模は失われている。

・主人公
反抗作戦ののち、レジスタンスに雇われた傭兵。この世界における傭兵とは、広義にはミグラントの一種とも言えるが、ACという機体を操り、自らの持つ武力そのものを売り物とする、より一匹狼的な性格の強い存在。

・フラン
反抗作戦で死亡したリーダーの一人娘。父親の遺志を受け継ぎ、レジスタンスグループの新たなリーダーを務める。瓦解したレジスタンスグループを再興すべく奮闘しているが、現実的な判断力や冷酷さが決定的に欠けており、リーダーとしての適正を持ち合わせているとは言いがたいのが現状。

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フラン役 小林沙苗さんのコメント:レジスタンスのリーダーという役割なんですが、ふつうの女の子なので、なかなか実力が伴わない。でも気持ちだけは凄く強い、一本筋の通ったキャラクターだなぁと感じました。プレイをしながら変化していくフランを見てほしいなと思います。
あとはロザリィとすごく対照的だなぁと感じているので、このふたりの掛け合いだったり、関係も楽しんでみてください。

・レオン
死亡したリーダーの腹心として活躍した、地下世界の住人。リーダーの死後は、後継者となったフランの補佐を務めている。フランの力量不足から、組織の実質的な指導者となっているが、自らは後見役に徹している。

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レオン役 白熊寛嗣さんのコメント:レオンは熱血というか、いわゆる軍曹キャラというか、それでいて親心、やさしい面も持ち合わせたキャラクターだと感じたので、それを心の隅において演じました。『アーマード・コア』シリーズはプレイヤーとしても遊んでいましたが、台本を読んで正直びっくりしましたね。「あれ?どうしたんだろう」って。いままでは堅いイメージがあったんですが、今回はキャラクターの色が出てるなと。あとは実際に遊んだ時に「俺は自分に話しかけられるのか」というのが気になります(笑)。

【ミグラント】
生存可能地域の間を行き来し、様々な形態での交易を生業とする、運び屋たちの総称。既に失われた過去の時代の様々な物資を捜索、発見し、交易の材料としている。各種の生活必需品を運ぶ行商人としての役割を担う一方、武器や弾薬などを扱う、死の商人としての側面も持ち合わせている。

・ロザリィ
レジスタンスグループに協力するミグラント。レジスタンスに物資を提供すると共に、彼らが撃破した機体の残骸を回収し、他の地域に売りさばいている。女性のミグラントは比較的少ないが、利に聡く、強引で抜け目のない性格でありつつも、どこか憎めないユーモアを持ち合わせており、他のミグラントと対等以上に渡り合っている。圧倒的不利な立場にあるレジスタンスに肩入れしているのは、負けているほうに賭けたほうがより利益が大きいという逆張り的な発想からである。

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ロザリィのコピー
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ロザリィ役 林真理花さんのコメント:ロザリィはすごく信念がある人だなと。人に流されないですし、「私はこれヤだから」とスパッスパッとものを言える。私は個人的にもこういうタイプの人にすごく憧れますね(笑)。自分がロザリィとは真逆なタイプなので、こういうぶっきらぼうなキャラクターを演じるのは難しいんだな、と思いましたね。でもどこか憎めない人なので、そういう風に感じでもらえるとうれしいです。

・RD
ロザリィの部下。実際は子分・丁稚といったほうが妥当な立場。ロザリィの所有する大型ヘリの操縦を任されている。根が素直なため、他人と対立することが苦手で、常に周囲に流されがち。臆病な性格に起因するものか、危険を感知する能力に長けているのが、唯一の取り柄。

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コメント:RDは基本怖がり、情けないキャラクターなんですが、言ったことをそのまま口にする、ストレートにものを言うタイプだったので、演じていて発散できる、というか気持ちよかったです。そんなキャラクターなので、「こいつめんどくさい!」と思うこともあるかもしれませんが、ぜひ見捨てないでプレイしてください(笑)。

【シティ】
比較的規模の大きい生存可能地域のひとつであり、物語の主な舞台となる街。以前は明確な統制者がおらず、住民グループ間での略奪や武力衝突が頻発していたが、現在は“代表”と呼ばれる人物によって支配されている。代表は元ミグラントであり、豊富な物資を背景に独裁体制を築いている。

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・代表

シティを支配する独裁者。元ミグラントで、収集した大量の物資を背景に、無秩序状態にあったシティを統制し、支配者の地位を手に入れた。

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代表役 辻親八さんコメント:こうありたいという人間のような、またこうあってはいけないような人間であり、 非常に魅力的なキャラクターだと思います。シティの代表、支配者というキャラクターでしたので、傲慢でカリスマ性を持った、だけどどこか優しさも持ち合わせているような味、雰囲気が出せればと思い演じています。(左は代表のエンブレム)

・警備部隊隊長(ポール・オブライエン)

シティの治安維持を担当する警備部隊の責任者。若年でありながら、代表に忠誠を誓うエリート部隊の指揮官として君臨しており、地上の住民からも畏怖の対象となっている。

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オブライエン役 最上嗣生さんのコメント:オブライエンは主人公の敵役として登場するんですが、一言で言うと「この人にはついて行きたくない!」という人です(笑)。そんな人なんですが、「見習っちゃいけない。けど、解る、解るこの気持ち」みたいな共感しちゃうところもありましたね。僕自体が昔からアーマード・コアシリーズをやっていたんですが、実際ゲームの中に声が入るとどうなるのかすごく楽しみですね。(左は警備部隊の、中央は警備隊長のエンブレム)

(C)2011 NBGI (C)1997-2011 FromSoftware, Inc. All rights reserved.
※画面は開発中のものです。

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