Scurge: Hive(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
海外で根強い人気がある作品を日本語で遊べるの は非常にうれしい。内容や雰囲気としては『メトロ イド』風だけど、ウイルス感染による時間制限がつ ねにあり、これがかなりの緊張感。謎解き要素と 相まって独特の手触りになっていてよかった。弱 点に合わせて武器を使い分けるのも楽しく、巻き 戻しやチート機能の存在も頼もしい。主 人公の向きに合わせてカメラが上下左右 に動き回るのがツライな。
週刊ファミ通1922号より
クオータービューの探索アクションだけど、“感染 メーター”がもたらす緊張感が独特のゲーム性を加 えている。オリジナル版のテンポの遅さをターボ ボタンで倍速化できるのが助かるほか、いつでも セーブが可能で、チート機能も追加されているの はナイス。ただ、8方向にしか弾を撃てず、敵に 対して軸を合わせづらい攻撃はもどかし さを覚える。TVモードの大きな画面で遊 ぶとカメラワークに見辛さも。
週刊ファミ通1922号より
防護服の限界に達しないよう、定期的に除染しな がら少しずつ探索エリアを広げていくのはスリル がありますね。ただ、除染に戻るたびに、解除し たギミックがリセットされるのがちょっと面倒か な。また、主人公を追従しているカメラが、戦闘 時には敵を画面中央に映すように動くのがせわし なくて、すぐに酔ってしまいました。地 形の高低差がわかりにくく、操作性がイ マイチなのも酔いやすい一因かな。
週刊ファミ通1922号より
ドット絵の描き込みは見事でアクションの手触り も軽快。感染で体力が減る仕掛けや、グラップル 武器を使った謎解きなど遊びのバリエーションも 豊富。探索はテンポよく進むが、キーカード集め をくり返す似たような展開や、画面スクロールの 独特な慣性が酔いやすいのは気になる。またゲー ム内表記がすべて英語のため物語を理解 しづらい。一部UIの使いにくさなど細部 の惜しさがかえって印象に残る。
週刊ファミ通1922号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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