探偵ドットソン(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
探偵となり、会話を進めながら点と点をつなげて 事件の真相を追っていくという、定番で王道の謎 解きアドベンチャースタイルでありながら、ここ まで個性を感じられるとは。インドすごい! つ ねに値切りを行うショップ、まわりを巻き込みな がら踊るダンスアクション、雑多でカラフルな街 並みなど、ゲームですがもはや体験です。 UIやボタン配置に荒削りな部分が見られる が、そこも一周回って味わいに。
週刊ファミ通1921号より
インドを舞台に、その文化も反映したゲームとい うのが珍しく、価値ある作品。ときにはダンスや クリケットを行いながら交渉に必要な品を集め、 手に入れた情報を“エビデンスボード”に当てはめ て、各人物とのつながりを明確にしていく工程は 楽しめます。ヒント機能も便利だけど、一部にヒ ントに頼らないと情報を当てはめる場所を 推測するのが困難なところも。物語の終わ りかたは、少しもやもやする。
週刊ファミ通1921号より
すべての要素を超えて、現代インドのカルチャー の描写がおもしろすぎる!! どれだけリアルかわか りませんが、ホントこれに尽きます。名前や見た 目からはまるで味の想像がつかないけどおいしそ うなスナック、エキゾチックなファッション、寺 院と高級ホテルが並ぶ街並み、ボリウッド映画の ロケ現場、ホーリー祭り、ストリートク リケット(危険)。遊びづらい点もいろい ろとありますが、耐えられる!
週刊ファミ通1921号より
グラフィックや登場人物の反応など、ちょっとした 再現部分に出る“お国柄”が新鮮であり、最大の見 どころです。メインの推理関連の情報が、状況に なじまないうちから断片的にポンポン出てくるう え、納得感が薄いまま事件解決できてしまうよう に感じるのは、推理ゲームの表層をなぞっただけ の作りだからか、そういう風刺なのかは、 判断が難しいです。やや控えめなボリュー ム面は、作品の内容相応かと。
週刊ファミ通1921号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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