スノーマン・ストーリー(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
ときおりパズルを楽しみつつも、メインは物語を 堪能する作品。サクッと遊べる短編になっていま す。春を待てずに溶けた雪だるまたちの切ない物 語は、なかなかに興味深かったですね。パズルは、 ゲームではよくあるシンプルなタイプ。スキップ も可能で、ヒントなしでクリアーすればちょっと したご褒美がもらえるところが◯。タイト ル画面の仕掛けや手の込んだおまけの存 在がうれしくなりますね。
週刊ファミ通1880号より
雪だるまたちの儚くも心温まる物語が心に染みま す。メルヘンチックな世界観や動物たちのかわい らしさもラブリー。いくつかパズルに挑む場面が あるものの、ストーリーを追うのが主軸の構成で、 ゲーム性は薄め。パズルはヒントやスキップの機 能もあるので、安心して遊べる。短時間で終わる けれど、低価格で気軽に手を出しやすい し、プレイ後の充足感も心地いい。クリ アー後のサプライズもナイス。
週刊ファミ通1880号より
自我を持った雪だるまたちを、オムニバス形式で 描いた絵本のような作品。やがて溶けて消えてし まう切ない物語が続くので、少し単調に思えたり、 気持ちもしんどくなりがちかな。ドット絵による 雪景色やクリスマスの場面はキレイでした。スリ ップパズルは歯応えがあり、段階を踏んだヒント も用意されているのがいいですね。ただ、 もう少しステージ数があれば。オマケは 後日談やコラボもあり、充実。
週刊ファミ通1880号より
“インタラクティブ絵本”という言葉がぴったりの 作品。ドット絵のビジュアル演出は美麗で、雪だ るまが旅をする物語も先が気になる作り。とはい え、演出→パズル→移動のくり返しで一本調子な 印象。パズルはスキップ機能やヒント機能があっ て親切な反面、氷上を滑るスライド移動パズルが ずっと続くだけなので、変化に乏しい。 単調さを感じる側面もあるが、心温まる “お話”を楽しみたい人なら◎。
週刊ファミ通1880号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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