デモクラシー4:コンソールエディション(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
国のリーダーとして政治を行い、選挙当選を目指すルールや、選んだ政策やマニフェストで支持率が増減していく仕組み自体はシンプル。一方、ターンごとに選べる行動は100種類以上を優に超え、無機質なUI画面と、数値やグラフ情報、抑えめな演出などで政治シミュレーター的なプレイ感。選挙に受かるための手段が目的に変わっていくところは、ある意味リアル。選んだ国で内情が異なるのもユニーク。
週刊ファミ通1871号より
政治を題材にしたシミュレーションで、正直とっつきやすくはないけど、ほかではなかなか見られない作風が興味をそそる。多種多様な政策によって有権者の各グループの支持が増減し、あちらを立てればこちらが立たずの状況と悪戦苦闘しながら政権を維持するのは、やり甲斐あり。日本を含む10ヵ国で遊べるのはいいものの、シナリオなどはなく、難易度以外の面でプレイ感はあまり変わらない印象。
週刊ファミ通1871号より
あちらを立てればこちらが立たず……政策と有権者、治世と国力の関係などを俯瞰で眺められる仕組みに興味津々。一見、関連のなさそうな項目が問題に影響していたりして、国家運営の複雑なシステムを体感できるいい機会を提供してくれます。ただ、たとえば“失業”の項目がマイナスに振れるのは、失業率の悪化なのか、失業者が減少しているのか? 直感的にわかりにくい表現があり、慣れませんでした。
週刊ファミ通1871号より
この政治用語はどういう意味で、実行するとどんなメリット・デメリットがあるかが、注釈として丁寧に記されているのがいいですね。ノンポリな私ですが、偏った政策が国内にどのような影響が出るのかを、プレイの結果として実感できました。L/Rボタン、ZL/ZRボタン(Switch版)で大まかな項目を切り換えるUIは直感的で、誤操作を防ぐ入力形態も最小限。ビジュアル面の地味さはすぐ気にならなくなります。
週刊ファミ通1871号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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