ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
シミュレーションRPGの王道3D箱庭ステージ上 で、百花繚乱なユニットが入り混じる、場外ありも 含めた自由度とやり込み度マシマシな戦いが展開。 とくに、マップに自軍ユニットを呼び出す“憑依” は、何にいつ憑依させるかが、そのまま本作のバ トルに確かな戦術的個性と魅力をプラス。ユニッ トやアイテムの種類が多すぎて迷う部分も あるが、自軍が充実するほど、島の拠点が にぎやかになるのはうれしいよね。
週刊ファミ通1883号より
懐かしのシリーズの新作にファンは心躍るはず。 キャラデザインや3Dモデルがかわいらしいうえ に、童話っぽさも感じさせる温かみのある物語が ステキ。仲間の“ファントム”を周囲の物に取り憑 かせて出撃させるシステムは、ユニットの運用や 戦略を考えるのが楽しく、立ち回りの自由度の高 さがグッド。自分自身に仲間を憑依させ、 能力とともにマローネの姿も変化する“絆 コンファイン”も、いい新要素。
週刊ファミ通1883号より
キャラデザインの勝利か、キャラボイスの手柄か、 ゆるふわなムードにあざとさを感じず浸れるのが 心地よい。なにかと事前準備が必要な部隊編成は、 面倒に感じるプレイヤーもいるかもしれないけれ ど、そのぶん自由度が高くてハマります。たとえ ばアイテムの装備に関連する事柄が一括で管理で きないなど、メニューまわりはやや不便 な感触。独自の仕掛けが多数あるマップ は戦術性も高く、ユニークです。
週刊ファミ通1883号より
“ストラテジーゲーム以上・サンドボックス未満” のフィールドは、要素・情報量が多め。設定難度 ややり込みの意識次第ではありますが、ステージ ごとの試行錯誤のし甲斐は十分です。ユニットの 操作感覚のカジュアルさに流されていると、ター ンをムダにする凡ミスが増える点には要注意です。 幽霊海賊少女の心の成長を軸とした物語 は、かわいいキャラ好きであれば、ほの ぼのと行く末を見守れます。
週刊ファミ通1883号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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