狭めなステージで、相手の動きの二手、三手先を予測して、移動と手持ちの攻撃をやりくりしながら挑むターン制“詰め将棋”バトル的味わい。少なめに設定された自身のHPと、つぎつぎと現れる敵のウエーブが、シビれる展開を演出する。テンポよく進む各ステージの戦いと、プレイを重ねることで解放される攻撃の数々が、再挑戦を後押し。ダークな雰囲気の和風ドット世界もカッコよく、戦いを盛り上げる。

週刊ファミ通1871号より

敵の行動予告を確認でき、操作キャラと敵が同時に行動するターン制のバトルは、パズルチックな側面もある。奥行き移動のない2Dの狭いステージでの戦いで、攻撃の準備や振り向き動作にもターンを消費するのがポイントで、いかに被ダメージを抑えて行動できるかを考えるのが、悩ましくも没頭してしまう。デッキ構築の幅はそこまで広くはないけれど、攻撃を強化しながら進行するのが楽しい。

週刊ファミ通1871号より

狭い範囲で左右にしか動けないのに、考えることがいっぱい。武器の特性やクールタイムを見極め、敵の動きを予測して間合いをはかり、うまく立ち回ってコンボを決めたときの快感といったら！　出現する敵や順番は決まっているのに、手札によって異なる展開に感じられるのには感心しました。じっくり思考できるターン制でありながら、“動き”がキーになっている点は、苦手な方もいそうですが新鮮です。

週刊ファミ通1871号より

「狭すぎ！　すぐ詰む！」と思っていた戦闘用フィールドが、移動系スキルを習得したあたりから印象が一変。獲得スキル構成を最大限に活かした、ギリギリの攻防を楽しめるようになります。“ここまでは戦術で対応可能”と、“ここからは特定の敵へのアンチスキルが必須”のラインがはっきりしたステージ構成はシビアですが、プレイごとに得られる情報量が多く、気づいたら何度もリトライしていました。

週刊ファミ通1871号より