Crypt Custodian(クリプトカストディアン)(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
かわいらしいネコと、死後の世界の組み合わせが冒険に独自の彩りをもたらす、見下ろしタイプのメトロイドヴァニア。攻撃アクションのバリエーション自体は少なめだが、スピーディーな動きと回避を織り交ぜたオーソドックスな攻撃が、バトルのテンポと爽快感に貢献。敵の攻撃の準備動作が強調されているため、アクションが苦手な人も華麗な回避を行える。ボリュームも含めた手軽さも魅力です。
週刊ファミ通1867号より
イラスト調のかわいいグラフィックと不思議な雰囲気が魅力的。見下ろし視点のメトロイドヴァニアで、浮島のような足場をジャンプで飛び移り、探索範囲を広げていくのが楽しい。アクションはもっと拡張されるとよかった気もするけど、手触りはよく、動きも軽快。スイスイ進められるのもあって、ややコンパクトなボリュームに感じられるものの、マップを埋めていく行程に夢中になれます。
週刊ファミ通1867号より
ボリューム的にも難しさの面でも、肩肘張らずに臨める小品。価格に見合った気楽さで、ちょっといい雰囲気に浸れます。直接的な描写はないのに冥界なのだと納得できる、静けさの漂う世界がなんだか心地よい。透明感のあるビジュアルやさりげない音楽が、空気作りにひと役買っています。探索中に出会う愛嬌あるキャラクターたちには、そこはかとなく哀しさがにじみ出ていて、愛おしくなりました。
週刊ファミ通1867号より
操作性が小気味よく、つい雑に進めたくなりますが、“つぎの一手”に備えた立ち回りを要求される場面が多め。とくにウェーブ戦やボス戦は、短時間の集中力なしには、突破不可能です。ファストトラベルの基準点でもあるセーブポイントの間隔の広さも、序盤のネックとなるでしょう。物語を進める充実感や、新フィールドを開拓するトキメキは小さめですが、BGMはどの場面でもリリカルに響きます。
週刊ファミ通1867号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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