『魔導物語』は初プレイだけど、『ぷよぷよ』でおなじみのキャラと、学園生活という王道設定で、世界にすんなり入れた。スキルやド派手な“大魔導”が飛び交うバトルは、敵味方入り乱れたスピード感が魅力なだけに、回復アイテムの名称が独特なのが少し気になった。また、ダンジョン探索も多彩な仕掛けや、拾えるアイテム多めで手応えがあるが、マップで通路と行き止まりの違いがひと目でわかれば、とも。

週刊ファミ通1877号より

学校生活を送りつつ、くり返しダンジョン探索に赴いて物語を進めていくのは楽しく、ドタバタしてにぎやかなムードにもほっこり。描写が少し不足気味に思える場面や、シーンのつなぎかたが若干雑な部分もありはするけど、キャラの3Dモデルの見た目や仕草はかわいく、主人公のフィアにも好感が持てます。リアルタイムで進行する戦闘は意外と忙しいものの、強力な“大魔導”を放てる爽快な一面も。

週刊ファミ通1877号より

チャーミングなヒロインやキャラたちにピンときたらご注目。シリーズ作品を知っているとダンジョンに期待してしまいますが、それよりも登場人物のコミカルなコミュニケーションや、スクールライフをエンジョイしたい方にオススメです。リアルタイム要素のある戦闘は、想像するより戦術性を発揮できない感触ですが、チビキャラの見た目や掛け合いのボイスなど、わちゃわちゃとにぎやかでハッピー。

週刊ファミ通1877号より

物語世界のムードは、奔放な主人公を中心としたゆるふわベース。“カワイイ”が最優先のプレイヤーが満足できるビジュアル・瞬間が、随所にあります。リアルタイム進行の戦闘パートは、属性対応などの戦術面が甘くても、アクションゲーム的立ち回りである程度カバーできるのがいいですね。『魔導物語』シリーズの名物キャラとの“再会”、徐々にシリアスみが増していく物語展開に燃えられる人であれば。

週刊ファミ通1877号より