Loretta(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
内容とボリューム感から少し長めの映画を観るような感覚で楽しめました。終盤は話がどう転がるのか予想もつかず、先が気になる作りになっていますね。工夫を凝らした演出で物語を盛り上げてくれるところもお気に入り。主人公の内面を描いたようなミニゲームは雰囲気があっていい反面、説明がなくどうすればいいのか戸惑う場合もあるかな。再プレイの際は選択肢までスキップしたかった。
週刊ファミ通1848号より
サイドビューのアドベンチャーで、移動しながら周辺のものにインタラクトし、随所で選択肢を選ぶだけで話は進行していくが、現実と幻想が入り交じる暗いシナリオが好奇心を刺激。選択肢がどのように影響しているのかわかりにくい部分もあるけど、物語がどう転んでいくかを見届けたくなります。マルチエンディングなのも楽しみとなる一方、くり返しプレイするうえでの快適性が欲しいところ。
週刊ファミ通1848号より
主人公が罪を犯すことは決まっていて、隠蔽するためにさらに罪を重ねるのか否か、彼女の行動を決定していくというのが斬新。恐ろしくも、その先が気になって一気にプレイしてしまいました。章の合間に精神状態を象徴するようなミニパズルが挟まれますが、選択肢が主体ですね。フォントは少し読みにくいものの日本語訳は問題なく、物を調べたときなどに出る主人公の心の声が口汚いのもリアル。
週刊ファミ通1848号より
謎解きが主眼ではなく物語を楽しむ作品。1940年代の雰囲気を上手に描いたビジュアルはもとより、さまざまな演出表現が秀逸。マルチエンディングで何回も楽しめる反面、会話のスキップ不可、バックログがないなどシステム面は少々不親切。幕間に入るパズルもルール不明で戸惑うことも。荒削りさもあるが、虚実が入り交じる不思議なサイコスリラーは大きな魅力。先が気になる展開に惹き付けられる。
週刊ファミ通1848号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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