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Decarnation (デカーネーション)(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報

卵を守る雨宮
ファミ通公式Nintendo Switch
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7

デフォルメされた2Dドット世界でホラーへの敷居を下げつつ、小物にいたるまでの描き込み密度の高さや、キャラの細かな演技で、プレイヤーをドラマの中へ。独特なアートセンスで、現実と虚構が入り交じった世界を巡るさまは、デヴィッド・リンチや今敏に影響を受けたというのがうなずける作風で、恐いというより底知れぬ不気味系。パズルやアクションに限れば、やり直しオーケーなやさしい世界です。

週刊ファミ通1841号より

ジゴロ☆芦田
ファミ通公式Nintendo Switch
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7

デフォルメされたピクセルアートで描かれる悪夢の世界がなんとも不気味でありながら、芸術的な空気感も漂わせます。人間の心の闇を感じさせるサイコホラーは、ひたすらにダークでグロテスクな描写もあるため、人を選ぶ作品ではあるけど、刺激的なシナリオに目が離せなくなってしまう。たまに発生するミニゲームのパートは、少々唐突に思えるものもあり、さほど楽しさにつながっていない気も。

週刊ファミ通1841号より

くしだナム子
ファミ通公式Nintendo Switch
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7

下着姿が色っぽく見えず、汚物がグロテスクに見えない、スーパーファミコンライクなピクセルアート。脳がバグを起こすのか、私は生理的に受け付けられませんでしたが、表現には感心させられました。筋書き自体は目新しくないけれど、総合芸術として気味の悪さを醸成することに成功しています。ミニゲームはミスマッチにも思えましたが、悪夢の中で夢とわからずもがく苦しみに似た体験をプレイヤーに提供。

週刊ファミ通1841号より

戸塚伎一
ファミ通公式Nintendo Switch
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7

誰もが人生の節目で体験する“今後どちらの道に進むか?”という二択の揺れを、おぞましいシチュエーションで擬似体験できます。決定的な障壁にならない程度の謎解き、何度ミスしても不都合がないアクション操作パート……といった特徴は、ゲームとしてどうこうよりも、それを含めての人生観の表現と受け取れます。そうした視点を外すと“やり込み要素に乏しい雰囲気ゲー”止まりになるのも確か。

週刊ファミ通1841号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

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レビュー

平均

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7.0

売れない女性ダンサーが、幻想的で悪夢のような世界をさまようことに。暗号めいたパズルを解き、謎の世界で不気味なモンスターに対峙するホラーアドベンチャーゲーム。

発売日
2024年3月14日
価格
2,000 円+税
ジャンル
アドベンチャー / アクションパズル
メーカー
Beep Japan
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