刃神のアマテラス(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
1990年代前半のクラシックスタイルのRPGをベースに、武具製造、タタラの里の発展、仲間との陣形など、冒険&バトルを有利に進める戦略性をプラス。それでいて力押しでもオーケーで、手軽にプレイできる幅広い層に向けた難度。また、瞬間移動、倍速戦闘、ガチャ要素などが、クラシックスタイルのままでの遊びやすさに。とはいえ、本作独自の際立った個性は薄い。2DRPG全盛期の空気を味わいたいなら。
週刊ファミ通1831号より
システム的にはスタンダードなRPGで、あまり目新しさは感じないものの、日本の神話風の幻想的な世界観がいい感じ。オートバトルはもう少し賢く戦ってくれたらと思う部分があるけど、サクサク進行できるし、すごい勢いでレベルが上がっていくのも気持ちがいい。素材を使って新しい武具を入手するほか、各所にいる“つくも神”から“呪術”を教えてもらえるのも、ちょっとした楽しみとなっていいね。
週刊ファミ通1831号より
どこでもセーブが可能で、ファストトラベルやオートバトルの使い勝手もよい。スマホゲーム由来の遊びやすさは、とくにNintendo Switchと相性良好。戦闘などに小さくも独自色のある仕掛けを盛り込んでいるのが、“ケムコRPG”の見どころのひとつですが、今回はそこが少々弱め。オーソドックスなフォーマットでお話を楽しみたいファンの声には、アクの強めなキャラを揃えてしっかり応えています。
週刊ファミ通1831号より
何かのダイジェストのように、要点を押さえつつサラサラと流れていくシナリオテキスト・場面展開は、効率重視派にとってはうれしいところ。ストーリーデモのテンポもよく、いわゆる“ケムコRPG”としての完成形が見えました。戦闘パートは、正攻法で臨むと、要所で地道な経験値稼ぎが欠かせないきびしめのバランス。ガチャ運や有料コンテンツで一気に突破できる余地が用意されているのがいいですね。
週刊ファミ通1831号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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