Air Twister(Xbox Series X)のレビュー・評価・感想情報
『スペースハリアー』ライクな3Dシューティングを現在仕様に進化させた手触り。バトルシステムやステージ構成は王道で懐かしさも感じるが、舞台となる世界や襲いかかる敵、そして壮大なBGMが、SFではなく海外ファンタジー寄りで、いい意味で“異彩”を放ち、戦いの先が読めずワクワク。戦いを重ねアイテムや武器を解放したり、パズルゲームに挑戦したりと、各種やり込み要素の充実もいいね。
週刊ファミ通1822号より
プレイの感触は、まさに『スペースハリアー』の新作のよう。クイーンの楽曲を彷彿させるBGMがとても印象的で、ファンタジックかつ、ちょっぴりへんてこでもある個性的な世界観にマッチ。シューティングとしては、オールドスクールな作りでけっこうシンプルだけど、プレイで獲得したスターを消費して、コスチュームのアンロックのほか、武器の取得や体力の強化もでき、難度を緩和できるのが○。
週刊ファミ通1822号より
本編はビックリするほど『スペースハリアー』。そして、アーケードモード以外は“全部おまけ”と書かれてますが、その“おまけ”にも惹かれるのです。ヒロインの強化や見た目のカスタム、4つのしもべが蘇る伝説の物語といった、家庭用ならではのお楽しみが詰め込まれていて、こちらもリプレイ性を高めています。コーラスの美しいボーカル曲や、元ネタを想起させる効果音など、サウンドもカラフル。
週刊ファミ通1822号より
高速の敵弾をかいくぐりつつのバトルシーンは、難度の適性以前に「俺はいま挑戦している」という闘争心を刺激されます。それ以外の大半の道中シーンは、切り返しの機敏さに欠ける操作性もあいまって漫然としがち。継続プレイによる強化・着替え要素が張り合いになれば、1日数プレイを日課にできるでしょう。けれん味溢れるロックオペラ調BGMがプレイ中のテンションに見合っているかというと……。
週刊ファミ通1822号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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