ソード オブ ザ バークラント(Xbox One)のレビュー・評価・感想情報
手描き風のタッチで描かれた登場人物や世界が、キャラ大き目の横スクロールスタイルにマッチ。絵本のような世界で、多彩なアクションをくり出して戦う爽快感と、“影”を感じる登場人物が冒険を後押し。豊富な武器や防具、スキルなどのカスタム要素も、戦いを盛り上げる。途中で枝分かれする2Dステージは探索甲斐がある一方で、つながりがわかりにくい部分も。マップを開いたまま移動できれば。
週刊ファミ通1775号より
ヴァニラウェアの作品を思わせる絵画風のグラフィックが魅力的。横スクロールアクションRPGのスタイルもとっつきやすい。主人公のヴィヴィアンの背景が少しずつ見えてくる物語も、プレイを進める動機付けに。歩くスピードが遅く、ダッシュばかりを使いがちなため、別の操作方法も用意されているとよかった。ほかにも気になる部分はちらほらあるのだけど、お手ごろ価格なので満足度は高い。
週刊ファミ通1775号より
思い入れたっぷりのスチルやイベントを、探索型アクションのパートがつないでいく構造。直訳調で語られるドラマを、作品舞台やキャラが醸し出す雰囲気が補完しています。背景も人物も、手描きのような風合いに魅せられました。気になったら購入を即決できる価格もうれしい。移動やインタラクトで操作に戸惑ったり手間取ったりすることがあり、あと少し洗練されていればもっと快適に遊べるかと。
週刊ファミ通1775号より
各種アイテムのドロップ率が高く、回収時のエフェクトも中毒性あり。手癖でいい感じにつながるコンボアクションで敵をなぎ倒しつつ、気楽にエリア移動できます。リソース系アイテムを消費してのキャラ強化のしやすさも、中盤までのモチベーションになります。ゲーム展開は、わかりやすい盛り上がりに欠ける面がありますが、各登場人物の思惑が静かに変化していくストーリー自体は、興味深いですね。
週刊ファミ通1775号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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