COGEN: 大鳥こはくと刻の剣(Xbox Series X)のレビュー・評価・感想情報
時間を最大3秒まで巻き戻す能力が、2Dスクロールアクションの定番スタイルに、本作独自の手応えをプラス。“一撃死”の難度の高さを、瞬時に行える再挑戦で薄めるとともに、何度もくり返すことで突破口を見出す、高難度アクションの達成感を多くの人が手軽に味わえる作りに。また、巻き戻しゲージをどこまで残すかを自分で調整するアナログ部分が、立ち回りのおもしろさを際立たせていいね。
週刊ファミ通1729号より
剣を使った攻撃とジャンプアクションを軸にしたベース部分はシンプルめだが、時間を戻せるシステムがおもしろみとやり応えをもたらしている。敵やトラップに1回触れただけで一撃死する“死にゲー”的な側面がありつつも、ミスした後でも時間を戻せるので、きびしさがやわらぎ、挑戦意欲が保たれます。リトライすることを前提にした構成やバランスだけど、難局を乗り越える達成感が味わえるのが○。
週刊ファミ通1729号より
エンターテインメント性に溢れた調整に好感。まず、特徴である時間巻き戻しシステムの使用条件がゆるく、使いどきをあまり考えずに発動できるのがすばらしい。スピーディーに試行錯誤を重ねられ、停滞感を覚えません。敵弾の打ち返しが成功しやすいのもうれしく、爽快感にやる気が引っ張られます。剣と少女の会話によるストーリー展開も絵柄にマッチしていて、いいムードを醸し出していました。
週刊ファミ通1729号より
時間巻き戻し機能が単に“失敗の帳消し”ではなく、パズル的構成のシーンを突破するための試行プロセスであり、場面によっては突破のための必須アクションになっている点が新鮮。軌道や攻撃範囲にややクセがあるものの、操作レスポンス自体は軽快。プレイヤーキャラを制御し尽くして難所を突破できたときの達成感はひとしおです。ユーモアと不穏さが混在するストーリー展開からも始終目が離せません!
週刊ファミ通1729号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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