King’s Bounty II(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報

卵を守る雨宮
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9

選択による分岐で物語をみずから紡ぐスタイルと広大なマップの探索でオープンワールドライクな冒険を楽しみながら、バトルは部隊を指揮するターン制シミュレーションで展開していく構成がユニーク。少数精鋭の部隊で挑む戦いは、同じ部隊内の兵士の死亡が戦局を左右し、一手一手の読み合いが熱いものに。手駒のユニットとは言え“死”に重さを感じるシビアさが、ハイファンタジーの世界感とマッチ。

週刊ファミ通1710号より

ジゴロ☆芦田
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7

正統派ファンタジーの世界を冒険する没入感に気持ちが高揚する。クエストの解決手段によって主人公の人格が形成されていき、選べる行動や獲得できる能力に影響を与えるシステムもナイス。さまざまなユニットを雇用でき、自分で編成を考えた軍を率いてバトルに臨むのは楽しめます。走る速度や馬の乗り降りがゆったりしていて移動にちょっと面倒さを感じるところや、少し扱いづらいUIが残念。

週刊ファミ通1710号より

くしだナム子
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8

シリーズ初体験。歴史や政治などディテール豊かに描かれた、異世界や過去とも行き来できる謎めいたファンタジー世界に興味を引かれます。翻訳調の物語は、ちょっと頭に入ってきにくいけれど、海外ものの雰囲気満点。プレイヤーの選択がその後にどんな影響を与えるか、よくわからないまま行動するのも、人生に似て一興です。さまざまな種族をユニットとして動かせるターン制のバトルに熱中できます。

週刊ファミ通1710号より

戸塚伎一
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7

探索パートは、長文中心のストーリーテリング、旋回系に難がある操作性……など、硬派なファンタジー世界への没入感よりも“旧態依然としたゲームシステム”への適応を強要される印象が先立ちます。戦闘パートは、詰将棋的な思考が要求されるタイトなバランス調整。一手ごとに確認したい情報がスッと表示されないストレスはありますが、ユニット編成の時点から自由度が高い点はいいですね。

週刊ファミ通1710号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

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レビュー

平均

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7.7

ヒューマンやエルフなど複数の種族や生物で軍隊を編成し、キャラクターのスキルや地形を考慮しながら戦略的にバトルを展開。混迷する王国に秩序と平和を取り戻すべく戦う。

発売日
2021年8月24日
価格
6,480 円+税
ジャンル
シミュレーションRPG
メーカー
1C Entertainment
関連サイト
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