ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
やはり舞台設定が魅力的でいやがうえにも興味をそそられます。エンド後のアフターストーリーが楽しめてしまうのはファンにとってはうれしい限り。個別ルートのほか、大団円後の物語も別モードで堪能できるのでボリューム感もかなりのものでした。別場面をMSシステムとして分けることで、裏側を覗き見るような感覚が味わえるのもよかった。周回プレイ時は章を選択可能なのもいろいろと便利。
週刊ファミ通1666号より
後日談が楽しめる作品によくある甘々のシチュエーションばかりという構成ではなく、マフィアの世界を描いている作品ならではのハードな展開がしっかりあって、そこを期待している人は安心できるかと。選択次第でバッドエンドにもなるスリリングなシナリオは魅力。フローチャートやパラメーターを調整する機能などのおかげで、ストレスなく隅々まで堪能できます。相変わらずスチルもキレイ。
週刊ファミ通1666号より
前作の大団円エンド後の物語では、各勢力のボスたちが肩を並べ、協力して事件に挑む姿がいいですね。新キャラクターたちも魅力的で、彼らが加わることでボスや主人公の別の面が見えてきます。個別ルートの後日談もボリュームたっぷり。艶やかな甘さもありつつ、危険と隣り合わせなのは、『ピオフィオーレ』ならでは。今回も“愛キャッチシステム”はないですが、それがいい緊張感を生み出しています。
週刊ファミ通1666号より
憎悪と絶望、容赦のない殺戮。絶え間ない狂気が渦巻く世界で紡がれる穏やかで確かな愛。そんな愛と憎しみのコントラストを、非常にドラマティックに、過激に描いた作品です。前作はキャラによって物語がまったく異なっていただけに今作でどう見せるのか気になっていましたが、まとめかたが秀逸。新キャラも全員個性的で、不穏な要素しかありません(誉め言葉)。物語を彩る演出はもちろん音楽もすてき。
週刊ファミ通1666号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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