Tlicolity Eyes -twinkle showtime-(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
芸能界、三角関係、主人公の能力により相手が“トリコ”になってしまうなど、魅力的な設定。物語は全体的にテンポがよくてライトながら、起承転結のつけかたがうまく、波乱がありつつも前向きに立ち向かっていく内容で引き込まれます。おまけにどのキャラクターも放っておけない性格かつ主人公への好意が溢れ出ているため、ニヤニヤが止まりません! 主人公を奪い合う“トリ愛”ルートも幸せいっぱい。
週刊ファミ通1597号より
主人公の特殊な能力で攻略対象を虜にする様子は、『忍び、恋うつつ』などを彷彿させる。そういった、自分にメロメロになった男性に迫られるシチュエーションが好きな人は、存分に楽しめるかと。ふたりの男性から取り合いされるルートでも、ドロドロのムードはなく、ご都合主義的な展開のところはあるかな。1ルートのボリューム感はあっさりめだけど、3人の主人公の物語を好みの順番で遊べるのはいいね。
週刊ファミ通1597号より
3姉妹それぞれの恋愛模様を体験できる、オムニバス的構成が新鮮。能力の副作用という設定が巧妙で、序盤から男性陣に迫られるドキドキを味わえます。ただ、盛りだくさんさゆえか、お話が駆け足で進む感があり、もったいない。プロットはステキなので、絵での表現も含めて、もうちょっと深く描かれていたら、さらにときめいたかと。“トリ愛ルート”ではふたりからチヤホヤされていい気分でした。
週刊ファミ通1597号より
男性キャラの甘い言葉を無理なく(?)聞ける理由づけでしかないSF設定は、トンデモもいいところなのですが、それを差し引いても、各登場人物の心の動きが丁寧に描かれるシナリオには、要所要所で腑に落ちる安心感があります。3人の主人公も魅力的で、特殊な業界のお仕事ものとしての共感も得られます。あと、完全に個人の印象ですが、ここまで各声優さんの配役がハマっている作品は珍しいかと!
週刊ファミ通1597号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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