天穂のサクナヒメ(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
探索や素材集めを兼ねたアクションパートを進めつつ、並行して稲作するのが一風変わっていておもしろい。米作りはかなり本格的でこれだけでも相当楽しめますが、主人公の強さにも直結しているのでより力が入るというもの。米の格が上がれば気分がいいし、夕餉も待ち遠しくなりますね。能力強化が遅めなので序盤はなかなか難しい。カメラ制御が効きすぎるため機能の解除が欲しかったかも。
週刊ファミ通1666号より
米作りをすることで主人公が強くなるシステムがユニーク。手作業による稲作の行程を細かく再現していて、それを体験できるのは新鮮味があります。アクションパートの手触りも良好で、コンボを叩き込むバトルは痛快。ワイヤーアクションのような移動や敵を投げ飛ばしたりもできる、羽衣を使った動作もいいアクセントに。和風の神秘的な世界観、魅力的なキャラ、風情のある演出などもステキ。
週刊ファミ通1666号より
奔放なサクナヒメがかわいらしく、同居する人々とのやり取りもにぎやかで好感が持てます。サクナヒメは狩りから稲作までやることが多く、季節があっと言う間に過ぎていくので段取りが重要に。稲作は多くの工程があり、本格的ですね。収穫したお米や食事内容がいいほど、戦闘で力を発揮できる仕組みもおもしろい。敵のAIが若干気になる部分もあるけれど、サクナヒメの豪快なアクションが爽快です。
週刊ファミ通1666号より
良質アクションと稲作シミュレーションを融合させたような斬新なゲーム性。素材を集めて武器を作成したり、料理を作って空腹度を癒したりといったシステムはハクスラ的な楽しさや、ローグライク的なやり込み甲斐も感じられる。とくに稲作要素はかなり本格的で、完成した米の品質などによってキャラの成長度合いが変化する、という仕掛けはおもしろい。どの作品にも似ていない独自性が魅力のひとつ。
週刊ファミ通1666号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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