リアルタイムで展開するバトルがおもしろい。力押しでは通用せず、ガードやカウンターをきちんと駆使し、チャンス時に仲間とのコンボで一気に畳み掛ける必要があるので、高い緊張感＆爽快感が味わえる。両作品で視点の異なる物語が進む点や、バトルの合間の“王の選択”で展開が変化する仕組みもナイス。イベントにボイスは入っているけれど、演出面でもう少し動きなどがあれば、もっとよかったな。

週刊ファミ通1524号より

仲間と対応する各ボタンを押してコンボを組み立てる戦闘は、おもしろみがある。コンボが敵の攻撃で阻止される場面が多く、やきもきすることもあるが、“パーフェクトブロック”や連続攻撃をうまく決められたときは快感。戦闘中に発生する“王の選択”もいいスパイスだが、公爵や街の名前など、頻出する固有名詞に関する情報が少なく、最初は漠然とした判断になりがちなところは、ちょっとモヤモヤしそう。

週刊ファミ通1524号より

テンポがよく、戦略性もあるバトルがおもしろい。状況に合った必殺技を出すために戦士の行動順を考えたり、敵の動きを見てガードするなど、なかなか忙しい。“王の選択”は、政治面だけでなく戦闘にも影響するので悩ましいが、そこも楽しいところ。問いの中に登場する人間関係について、もう少し具体的な描写があれば、より把握しやすかったかな。『反逆の炎』では、謀反の理由が描かれるのもいいね。

週刊ファミ通1524号より

キャラの頭上にあるマークと同じボタンを押すことで攻撃をくり出すリアルタイムバトルで、移動やジャンプなどの操作がないぶん、攻撃と防御の駆け引きがじっくり味わえる作り。ゲーム性はとてもシンプルだが、敵の攻撃タイミングを図ったり、弱点を見極めながら戦うといった奥深さがある。ストーリーシーンを含めて、全体的に演出がおとなしめなので、ここはもう少し派手さが欲しかったところ。

週刊ファミ通1524号より