2064: Read Only Memories(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報

乱舞吉田
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8

1980年代のゲームを意識した作風で、サイバーパンクっぽい世界観や、カラフルな色使いで粗めのドット絵、ジョークを交えたテキストなどに独特の味があり、それらを楽しめるかどうかによって評価が分かれそう。遺伝子操作やLGBTといった重厚なテーマを扱う意欲作でもある。ただ、昔ながらの総当たり型のアドベンチャーなので、スムーズに先に進めないと、ややじれったく感じてしまう人もいそう。

週刊ファミ通1511号より

ジゴロ☆芦田
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8

懐かしい香りが漂うシステムやグラフィック、かつて想像された未来感の漂う舞台設定が魅力的。物語のテーマも考えさせられるところがあり、興味を引かれる。ほかの“ROM”との対比も手伝って、チューリングの言動は愛らしく、人間味のあるところがうまく表現されている。英語ながらボイスが入っていることで、感情移入の度合もアップ。文字のドットが粗くて漢字が潰れがちで、やや読みづらいかな。

週刊ファミ通1511号より

梅園ウララ
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8

相棒となるロボのチューリングが、高性能なのにどこか幼いのがかわいい。ドット絵ながらも表情豊か。近未来の世界だけど、画面はテキストに至るまで1980年代風で徹底され、味わいあり。コマンドで物を調べたり聞き込みをする、昔ながらのやりかたもたまらない。音声は英語ながら、日本語ローカライズもバッチリ。組織の陰謀漂う推理サスペンスの展開が心を惹きつけて離しません。音楽もステキ。

週刊ファミ通1511号より

ローリング内沢
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8

アドベンチャーとしてはオーソドックスなゲームシステム。だが、センスのあるドット絵と、文章の独特な言い回しによる雰囲気作りが秀逸。ストレスなく楽しめるような展開もいい。作り手のこだわりがゲームの端々に感じられ、この手のサイバーパンクな世界が好きなら大いに楽しめるはず。ただしドットの文字、とくに漢字は、見慣れるまでは読みにくく、テキストの内容が頭に入りにくいという難点も。

週刊ファミ通1511号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

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レビュー

平均

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8.0

機械に支配された近未来のサンフランシスコを舞台に、ジャーナリストの主人公が、かつての友人の失踪を巡る事件を解き明かしていく、サイバーパンクアドベンチャー。

発売日
2017年11月22日
価格
1,911 円+税
ジャンル
アドベンチャー
メーカー
コーラス・ワールドワイド
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