信長の野望・大志(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
各要素を複雑化するのではなく、シンプルにするべきところはしながらも、深い戦略性が楽しめるゲームデザインがなされているのが好印象。大名や武将がそれぞれ独自の“志”を持っていて、その特性に基づいた行動を取るのがおもしろい。さらにAIの強化によって、より史実に近い展開がくり広げられるようになったのもうれしい進化。リアルタイム制から同時プロット制に変わった戦闘も味わい深い。
週刊ファミ通1512号より
“志”によって各武将がさまざまな特性を持ち、内政や戦術の方針や効果にも違いが生まれ、人間味や個性が感じられるところが○。各勢力の思惑が視覚化され、それを考慮して大局的に戦略を練ることができるのも新鮮。農業や商業の仕組みがシリーズ過去作から大きく変わり、国の地盤固めでも戦略性が広がっているのはナイス。大名だけでなく、武将にスポットを当てたイベントがあるのもうれしいね。
週刊ファミ通1512号より
商業を盛り上げて大商圏へと発展させる内政に夢中。外交で通商権を獲得し、各地に進出できるのもおもしろみがあります。“評定”で家臣の進言を採用し、“方策”を実行する流れも、わかりやすくて受け入れやすい。命令フェイズと進行フェイズに分かれた決戦も、落ち着いて考えることができて好みです。ヘルプは丁寧ですが、情報量が多いため、読むだけではなくて実践的な部分がもっとあれば、とも。
週刊ファミ通1512号より
領土強化の手段に、経済戦争を仕掛けられる“商圏”と、スキルツリーで自国の能力を解放する“方策”が加わって、内政の自由度が大幅にアップ。それでいて、毎月の行動自体はシンプルにまとめられ、シリーズ初期の作品のようにサクサク進められることに驚いた。農兵と足軽の違いや、士気などの要素を押さえた戦闘パートは、各城から続々と集まる軍勢や部隊の動きを俯瞰で眺める行軍など、見ていて楽しい。
週刊ファミ通1512号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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