ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
フィールドの広大なスケール感や装備品の数々など、オープンワールドとしてのエッセンスをいろいろ取り込みつつも、バトルや謎解きなどの根幹の部分はシリーズの持つ魅力に溢れていて、ハイブリッドな『ゼルダ』に仕上がっている。アニメーションタッチの独特のグラフィック表現も非常に味があり、キャラや物語にグイグイと引き込まれてしまう。できれば大画面でじっくりと楽しみたいですな。
週刊ファミ通1474号より
淡いタッチで描かれる幻想的な世界が、とても魅力的。広大で高低差のあるフィールドは、探索の喜びに満ちていて、隅々まで見て回りたくなるほど。戦闘にしろ、移動にしろ、多彩なアプローチが可能で、自分で考えたやりかたで目的を達成できる自由度の高さがおもしろく、みずからの足で冒険している感覚を強く味わえる。“シーカーストーン”の機能を使った謎解きや、バトルへの応用なども楽しめます。
週刊ファミ通1474号より
シリーズ特有の、謎解きの楽しさなどを芯としつつ、時代に合った新解釈での『ゼルダの伝説』、といったゲームデザインが秀逸。正解へのアプローチが幾通りもあり、思いつくままに行動しても徒労に終わらず、さまざまな驚きを体験できる手厚さに感服。安心して、好き勝手に冒険できます。ニンテンドースイッチやWii Uらしさこそ、とくに伝わってきませんが、新ハードのローンチにふさわしい傑作。
週刊ファミ通1474号より
物語設定を始め、所持アイテムや特殊能力を駆使してのギミック突破といった部分で、シリーズ作品らしさを押さえつつ、“敵や動物が本当にここで生きている感じ”を、AIと演出の両面で見事に表現しています。邪道なプレイを単に容認するだけでなく、対応するささやかなイベントも用意していたりと、“自分だけの冒険”をしている感覚をあの手この手で盛り上げてくれるこの世界に、驚きしかありません!!
週刊ファミ通1474号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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