ウイニングポスト8 2017(プレイステーション3)のレビュー・評価・感想情報
『8』としては4バージョン目となるが、単なる最新データ版では終わらず、細かいところにも手が加えられ、よりプレイヤーの好みのスタイルで遊べるようになっている。大阪杯やホープフルステークスのGI昇格は、競馬ファンにはうれしいポイントだし、“歴代名馬100選”の導入で大きな目標ができたのもいい。競走馬に寄ったカメラアングルの追加によって、レースシーンの迫力が増しているのもうれしい。
週刊ファミ通1473号より
“歴代名馬100選”は、自分で育てた馬をランキングに入れるのがモチベーションとなるし、実際の写真で有名な競走馬を振り返れるのもいい。馬の育成に関しては、“強化トレーニング”で通常よりも効果の高い能力アップを狙えるようになったのがいい。わざわざ別モードから入らなくても、手軽にオンライン対戦を行える流れもグッド。全体的に、劇的な進化はないが、随所に細かい改良や進歩が見られる。
週刊ファミ通1473号より
競走馬に詳しくなくても、写真や戦歴を見るだけでも楽しい“歴代名馬100選”。そこへ自分の馬がランクインさせるのも、いい目標になる。育成で覚えることは多いけど、相変わらずの手厚いチュートリアルがありがたい。ハイリスクハイリターンの“強化トレーニング”は、“おまかせ”にしがちな調教のいいスパイスに。“お守り”の使い道が増えたことで、理想の馬主ライフを描きやすくなったのもうれしい。
週刊ファミ通1473号より
シリーズ作品で培われてきた、遊びの幅の広さに加えて、本作では、より自分なりの“競馬史”を味わえる作りに昇華。とくに、最新のレーシングプログラムにいち早く対応したのは、ファンにはうれしい部分。さまざまな遊びが楽しめるが、初心者にとっては情報量が膨大で、覚えることも多い。深いディレクトリ構造によるコマンドを始め、訪問者やイベントの多さなどがもたらす煩雑さは否めないところ。
週刊ファミ通1473号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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