脱出アドベンチャー 第七の予言(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
全体的な作りやシステムはシリーズ過去作と同様で、相変わらずよくまとまっている。本作のみでも遊べるが、過去作と共通の設定や物語があるため、シリーズ作品を遊んでいると、より楽しめる。謎解きやパズルは手応えのあるものが多いが、段階的に見られるヒントにより再考する余地が生まれ、“自分で解いた感”があるのがいい。サウンドは、流用が多い印象。新しいものをもっと入れてほしかったな。
週刊ファミ通1454号より
歯応えがありつつ、それでいて理不尽さのない謎解きが絶妙な塩梅。段階的にヒントを教えてくれる親切機能も手伝って、手詰まりになることなく、ストーリーをしっかり楽しめる作りが○。ただ、記憶を失っていて、土砂で埋もれた建物から脱出するといった導入部分がちょっと唐突で、現実離れした物語に感じてしまいそう。キーワード入力で、隠されたシナリオが見られる新要素が追加されたのはいいね。
週刊ファミ通1454号より
パズルは、序盤からなかなかの難度で、解けたときは快感。自分のプライドとのせめぎ合いになるけれど、さわりからほぼ解答まで、ヒントが段階式で、パスもできるので、物語が進まなくならないところがありがたい。最初は、物語の時系列にピンと来なかったものの、ホラー色もあって引き込まれます。暗い密室や街での調査など、舞台が変わって飽きさせない。注意力が試される“思い出探索”もいいね。
週刊ファミ通1454号より
シリーズ過去作と同様、遊びやすいインターフェース。分解や謎解きなど、タッチパネルを活用した仕掛けがアクセントとなり、手を動かす心地よさが味わえる。物語の雰囲気を崩さないよう、会話形式で展開されるヒント機能は秀逸で、謎解きに詰まらない配慮がされているのも親切。ただ、新たに“思い出探索”システムが追加されているが、プレイ感覚は過去作とさほど変わっておらず、新鮮味は薄め。
週刊ファミ通1454号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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