バトルに関しては、本作と同じくアークシステムワークス開発の『ドラゴンボールZ 超究極武闘伝』に近い作り。『ONE PIECE』ならではの、個性的な能力を持つキャラクターによるアツい対戦が楽しめる。劇場用映画の最新作のキャラが登場したり、アシストキャラが多彩なのもうれしい。“海賊団をつくろう”モードは、自分だけの海賊団を作るために、周回プレイで仲間やアイテムを集めるなど、遊び応えあり。

週刊ファミ通1450号より

簡単な操作で爽快なコンボがくり出せるし、各キャラクターの個性的な技や悪魔の実の能力がよく再現されていて、『ONE PIECE』らしさをしっかり味わえる。相手を打ち上げた後、3種の中から攻撃を選択する“ジェットスライド”など、駆け引きのポイントもちゃんと押さえてある。「こんなやつまで!?」と思うほど、アシストキャラが豊富に登場するのもうれしく、組み合わせを考えて戦略を練るのも楽しい。

週刊ファミ通1450号より

ボタン操作は比較的シンプルなのに、技やコンボが多彩。仲間を集める“団つくモード”は、ゲームブック的な3択で結果が変わってくるのがいいアクセント。くり返し遊ぶのも苦にならない。コストや展開を考えながら、プレイアブルキャラとアシストキャラの組み合わせを悩む楽しさがある。映画や原作初期のキャラが登場しているのもうれしいね。欲を言えば、音声がもう少しクリアーだとよかったな。

週刊ファミ通1450号より

原作のキャラクター性を上手に活かした格闘アクションで、見た目に楽しい。プレイアブルキャラとアシストキャラをどう組み合わせるかのチーム編成も、戦略性があっておもしろい。仲間集めや育成といったやり込み甲斐はあるのだが、ストーリーパートは、全体的に冒険感が薄め。選択肢によって物語が変化するが、“なぜそうなったのか”という理由づけが弱く、単なるくじ引きのような印象を受けた。

週刊ファミ通1450号より