ショベルナイト(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
昨今、懐かしさを感じさせる8ビットテイストを売りにした作品も多いが、本作は、すべての点において、完璧にファミコンゲーム風に仕上がっている。グラフィックや音楽といった“ガワ”だけでなく、内容もすばらしい。ファミコンの名作『リンクの冒険』や『ロックマン』、『悪魔城ドラキュラ』などに匹敵するデキと言っても過言ではない。Wii U版は、amiiboを使ってふたり協力プレイができるのも○。
週刊ファミ通1438号より
ファミコンの名作アクションの持つおもしろさを採り入れようとした作品は数あれど、これほど高いクオリティーでうまくまとめているのはたぐいまれ。懐かしい8ビット風のグラフィックは、背景なども美しく描かれ、軽快なチップチューンもテンションを高めてくれる。アクションはシンプルだが、ショベルを使って土を掘り起こしたり、隠し通路を探すのがアクセントとなっていて、操作が楽しい。
週刊ファミ通1438号より
絵、音楽、マップ構成など、ファミコン時代の作品を徹底的に意識しつつ、現代に即したレベルデザインとユーザーインターフェースでまとめている点が見事。ショベルの使い勝手はアイデアもので、掘ったり下突きしたりする感覚も気持ちいい。不思議な生物の踊りなど、遊び心のある演出も楽しいです。作風もあって、革新的な要素こそありませんが、このクオリティーをこの価格で楽しめるとはお得。
週刊ファミ通1438号より
原理主義的でもなんちゃって風でもない“ファミコンゲームらしさ”の表現が見事。狭い足場のジャンプ移動が当然のように要求されるなど、難度は全体的にやや高めですが、隠し通路の発見や、ボス攻略を気軽に楽しめるリスタート関連のシステム、作り込まれたストーリー要素により、根気よく遊べます。操作感は、Wii U版のWii U GamePadのほうがしっくりきますが、3DS版の丁寧な3D立体視も魅力です。
週刊ファミ通1438号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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