大戦略エクシード2(プレイステーション3)のレビュー・評価・感想情報
シリーズ初となるフル3D化により、戦場マップが立体的に表現され、高度の概念が6階層ある本作の特徴をさらに活かしたものになった。戦闘アニメは、見るとテンポがいまいちだが、飛ばすとユニットの攻撃が見られず味気なくなるジレンマが残念。チュートリアルがあるのはうれしいが、一度に膨大な情報を理解するのは困難。ゲームを進めつつ、少しずつルールを教えてくれるモードがあるとよかった。
週刊ファミ通1390号より
階層の概念があり、奥深い戦略性を味わえる。手軽にマップをクリアーするモードと、大局を見据えてじっくり取り組めるモードが用意されているのもナイス。ただ、未行動のユニットをボタンひとつで選べなかったり、戦闘で武器を選ぶ際に詳細を確認できないなど、プレイヤーへの配慮や、スムーズな操作のための機能に欠け、ストレスを感じる。グラフィックや戦闘の演出なども、もうひとつのデキ。
週刊ファミ通1390号より
部隊の移動や敵の思考も速めで、戦闘場面の切り替わりも比較的スムーズ。ただ、戦場となるマスが、陸続きなのに天空の島のように描かれるのには、なんだか違和感が。攻撃の演出も、もっとがんばってほしかった。PS Vita版では、スクリーンのピンチ操作でズームインとズームアウトができるけれど、一般的なスマホの操作と逆で、もどかしい。マップエディット機能も、もう少し使いやすいとよかった。
週刊ファミ通1390号より
マップやユニットなどをすべて3D化し、視認性をアップさせたのは◎。ただ、シリーズ過去作と同様、高い戦略性が楽しめる反面、初心者には覚えなければならないことも多く、煩雑な部分も。お世辞にも美しいとはいえないグラフィック、ひと手間かかるインターフェース、わかりにくいユーザー誘導、さらにPS Vita版は文字が小さくて読みにくいなど、細かい部分で遊びにくさが目立つのはやや残念。
週刊ファミ通1390号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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