ひとつ飛ばし恋愛V(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
タイトル通り、“妹の友だち”や“幼なじみの幼なじみ”など、ワンクッション置いた関係から始まる設定はおもしろく、ストーリーにも活かされているのが○。キャラクターは個性豊かなラインアップで、ドタバタ感満載なところが楽しい。PS Vita版から追加された新ヒロインは、担任教師の娘という、さらに禁断の設定(笑)。ノリや展開がかなり強引なので、体験版を試してみるのもオススメですね。
週刊ファミ通1364号より
明るい雰囲気の物語はなじみやすく、キャラどうしのコミカルな掛け合いも楽しい。ギャグテイストが強めで、キャラの表情がアップになる場面も多いが、変顔を含む多彩な表情を見せてくれるのは愉快。ストーリーは、大きな起伏はあまりなく、選択肢を選ぶ場面もあまりないので、まったりした印象かな。魅力的なサブキャラのルートがないのは残念だけど、新たに攻略対象がふたり増えたのはうれしい。
週刊ファミ通1364号より
ちょっとエッチな学園ラブコメのドタバタなノリは、時としてウザったくもありますが、底抜けに明るくていい。インタラクティブ性は希薄でも、グイグイ読ませるパワーがあります。学校+αの狭い世界で、超能力などの要素もなく、主人公が宿命を背負うワケでもない設定がかえって新鮮で、平凡な青春を楽しそうに綴るシナリオに脱帽。些細なことでいちいち傷つかない少女たちも、全員いい子です。
週刊ファミ通1364号より
一線を越えた変顔ありの、特定ヒロインを軸としたお笑い要素が秀逸。恋愛やお色気展開よりも、美少女たちに囲まれたにぎやかな日常に浸っていたい人向きの内容です。追加ヒロインが既存キャラに食われ気味な印象があるものの、家庭用ゲーム機への移植をお題にしたメタ発言が多数入れ込まれているので、原作ファンも楽しみどころが多いでしょう。システムや操作面は最低限の機能が揃っています。
週刊ファミ通1364号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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