
筆者しかり、本稿をお読みの皆様しかり、“文字”というものは、いたるところに存在し、我々を助けてくれる素敵な媒体だ。あるときは特別な情報を届け、あるときはその人の考えを届け、あるときは……。
ふたになる。
ふたになる。
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これは“なべぶた”である。もっともなじみ深い漢字の部首と言えるだろう。
そして、書体はこれまたよく見かける“ヒラギノUD明朝”である。
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なにゆえここに“なべぶた”が転がっているかというと、2025年9月25日~9月28日にかけて開催中の“東京ゲームショウ”(TGS2025)ホール9 09-W53“SCREEN グラフィックソリューションズ”ブースにて配布されていたのだ。
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「漢字の部首のなべぶたでシリコン製のふたを作りました」とのことだ。シンプルな文章なのに、頭が混乱するのはなぜだろうか。これも文字の特性なのかもしれない。
ちなみに、ふたとしてももちろん使えるが、なべぶたの1画目と2画目にうまいことひっかければスマホスタンドにもなる。これまた悔しいことに、ひっかけ方を変えれば、タブレットに最適なちょっとした斜めも実現できる。
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製作者にお話しを聞いてみたところ「いまちょうど他に何の部首が使えるかな、って考えていたんですよ!」と仰っていた。あまり日常では考えないことだが、いまこのブースにいる以上はもはや考えて然るべきなのかもしれない。
この空間に毒されてか、気がついたら筆者は「“やまいだれ”のヌードルストッパーとか使えそうですよね」と話しかけてしまった。しかし、そんな謎の提案も検討くださり、「“たれ”系は使い勝手良さそうですよね!」とお答えをもらえた。なんだこの空間。
「今後は冠以外の部首にもチャレンジしたいと思っています」と続編制作の気持ちも明かしてくださった。今度はどこで、どんな部首と、どんな形で、会えるのだろうか。いまから楽しみで仕方ない。