
DMM GAMESと『ダンガンロンパ』小高氏のTookyo Gamesがタッグを組んで手掛ける、2025年9月5日に発売予定の新作アドベンチャー『終天教団』。2025年9月5日の発売を前にレビューをお届け。
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「え、どうゆうこと!?」
それが『終天教団』の説明を受けたときの率直な感想だった。
「宗教をモチーフにしています」
(おぉ、攻めているな)
「プレイヤーは主人公である教祖を殺害した犯人を探します」
(主人公、殺されちゃったの?)
「犯人を探すためにジャンルの異なる5つのアドベンチャーゲームをプレイします」
(え、どうゆうこと!?)
このような流れで記事担当ライターのジャイアント黒田が衝撃を受けた『終天教団』は、DMM GAMESとTookyo Games(トゥーキョーゲームス)がタッグを組んで手掛ける新作アドベンチャー。『ダンガンロンパ』シリーズや『超探偵事件簿 レインコード』、『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』の生みの親として知られる小高和剛氏が、企画原案とシナリオを担当している。発売日は2025年9月5日予定で、Nintendo Switch、DMM GAMES、Steamでリリース予定。
それが『終天教団』の説明を受けたときの率直な感想だった。
「宗教をモチーフにしています」
(おぉ、攻めているな)
「プレイヤーは主人公である教祖を殺害した犯人を探します」
(主人公、殺されちゃったの?)
「犯人を探すためにジャンルの異なる5つのアドベンチャーゲームをプレイします」
(え、どうゆうこと!?)
このような流れで記事担当ライターのジャイアント黒田が衝撃を受けた『終天教団』は、DMM GAMESとTookyo Games(トゥーキョーゲームス)がタッグを組んで手掛ける新作アドベンチャー。『ダンガンロンパ』シリーズや『超探偵事件簿 レインコード』、『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』の生みの親として知られる小高和剛氏が、企画原案とシナリオを担当している。発売日は2025年9月5日予定で、Nintendo Switch、DMM GAMES、Steamでリリース予定。
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なぜ1本のタイトルにジャンルの異なるアドベンチャーゲーム5種が収録されているのか。その理由を小高氏は、過去のインタビューで「本作はストーリー上、5つのルートが必要ですが、5つとも同じシステムで作ってもつまらないなと。それで、アドベンチャーゲームのジャンルごと変えちゃえと。とはいえ、サスペンスでありミステリーである作品の根幹の部分、トゥーキョーゲームスのアクの強さは全編を通して感じられるようにしています」と語っていた。
理屈はわかる。わかるんだけど、『終天教団』の開発時期が『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』(100のルート分岐が用意されており、その文字数は600万字に及ぶという大作)と被っているというだけあって、「裏でそんな手の込んだことをしていたのか!」と驚きもひとしおだった。
今回は、Steam版をプレイする機会をいただけたので、 『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』を始め、小高作品を楽しみまくってきたライターのジャイアント黒田によるレビューをお届けする。なお、ネタバレには十分配慮しているが、作品の魅力を伝えるにあたって、ストーリーの構造やシステムに関するネタバレが含まれているので、新鮮な気持ちでプレイしたい方は注意してほしい。
今回は、Steam版をプレイする機会をいただけたので、 『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』を始め、小高作品を楽しみまくってきたライターのジャイアント黒田によるレビューをお届けする。なお、ネタバレには十分配慮しているが、作品の魅力を伝えるにあたって、ストーリーの構造やシステムに関するネタバレが含まれているので、新鮮な気持ちでプレイしたい方は注意してほしい。
教祖(主人公)のバラバラ殺人事件から始まる衝撃の展開
物語の舞台は、人類の滅亡を待ち望む人々が暮らす宗教国家“終天教国”。この国で教祖を務めていた主人公は、何者かに殺害されてしまう。“神の力”で下辺零として蘇った教祖は、自称“天使”のヒメルとミコトルに導かれ、真の復活を遂げるため“神の試練”に挑むことに。その試練とは、期日までに教祖を殺した犯人を突き止め、犯人を殺すという過酷なものだった……。
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教祖を殺害してバラバラにした容疑者は、5人の教団幹部たち。合法ドラッグに依存している法務省の犬神軋。病的なまでの几帳面さを見せる保健省の丑寅幽玄。言動に愛嬌の欠片もない科学省の伊音テコ。次期教祖の座を狙っていると噂される文部省黒四館仄。“異教徒(教団の敵)狩りの女王”の異名を持つ警備省伏蝶まんじ。
5人の教団幹部たちは曲者揃いで全員怪しいのだが、頼みの綱であるヒメルとミコトルの自称“天使”のコンビも怪しさ満点。不可解な行動を取ることもあり、ふたりを信じていいのか疑心暗鬼になることも。
暴力が禁忌とされる終天教国でなぜ殺人事件が起こったのか? なぜ教祖は殺害されたうえでバラバラにされたのか? 教祖を殺した犯人は? 犯人の目的は? ヒメルとミコトルは本当に天使なのか? つぎつぎと疑問が沸いてくる構成で、すぐに物語や世界観に引き込まれたし、今後の展開に期待が高まった。
5人の教団幹部たちは曲者揃いで全員怪しいのだが、頼みの綱であるヒメルとミコトルの自称“天使”のコンビも怪しさ満点。不可解な行動を取ることもあり、ふたりを信じていいのか疑心暗鬼になることも。
暴力が禁忌とされる終天教国でなぜ殺人事件が起こったのか? なぜ教祖は殺害されたうえでバラバラにされたのか? 教祖を殺した犯人は? 犯人の目的は? ヒメルとミコトルは本当に天使なのか? つぎつぎと疑問が沸いてくる構成で、すぐに物語や世界観に引き込まれたし、今後の展開に期待が高まった。
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日本をベースにしたという宗教都市国家・終天教国の怪しげな街並みのデザインも、ストーリーを進める大きな原動力に。宗教都市国家というだけあって、街の景観は異様さが感じされて好奇心をくすぐられる。5つのルートによって舞台の雰囲気がガラリと変わるのも新鮮だった。
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ジャンルの異なる5つのアドベンチャーゲームが楽しめるという看板に偽りなし!
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教祖を殺した犯人は誰なのか――。
プロローグを終えた時点でわかるはずもないのだが、本作では“神の力”で犯人を示すことができるという。この一連のイベントがルート選択になっているのも印象的。各ルートのストーリーは、“選んだルートに登場する幹部=犯人”という構図で展開していくので、一般的な推理ものとは異なる独自の緊張感が生まれていると感じた。
たとえば、幹部が怪しい行動を取ると零は「やっぱりね」と手応えを感じるし、逆に零を助けるなど犯人としてふさわしくない行動を取ると「あれ?」と戸惑い、神の力を不審に思うといった具合。神はそのルートの幹部が犯人だと示している。でも、果たして本当にそうなのか?
ルートを選んだのは筆者自身で、プロローグが終わった時点で確固たる証拠もないし、別に犯人だと疑っているわけではない。気になるルートだからと軽い気持ちで選んだはずなのに、“神のお墨付き”があることで、零といっしょに振り回されたというわけだ。
プロローグを終えた時点でわかるはずもないのだが、本作では“神の力”で犯人を示すことができるという。この一連のイベントがルート選択になっているのも印象的。各ルートのストーリーは、“選んだルートに登場する幹部=犯人”という構図で展開していくので、一般的な推理ものとは異なる独自の緊張感が生まれていると感じた。
たとえば、幹部が怪しい行動を取ると零は「やっぱりね」と手応えを感じるし、逆に零を助けるなど犯人としてふさわしくない行動を取ると「あれ?」と戸惑い、神の力を不審に思うといった具合。神はそのルートの幹部が犯人だと示している。でも、果たして本当にそうなのか?
ルートを選んだのは筆者自身で、プロローグが終わった時点で確固たる証拠もないし、別に犯人だと疑っているわけではない。気になるルートだからと軽い気持ちで選んだはずなのに、“神のお墨付き”があることで、零といっしょに振り回されたというわけだ。
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5つのルートも、“ジャンルの異なる5つのアドベンチャーゲーム”が楽しめる内容で好印象だった。それぞれのあらすじやシステムと併せて、所感を紹介しよう。
法務省ルート:北山猛邦氏が手掛ける本格推理アドベンチャー
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犬神の提案で、教祖殺しに関する情報と引き換えに、零はとある資産家の遺産相続問題に立ち合うことに。だが、訪れた離島の屋敷で、巨額の遺産を巡る連続殺人事件が発生してしまう。零は犬神と一時的に協力し、屋敷で巻き起こる惨劇と事件の裏に隠された謎に挑む。
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推理アドベンチャーの法務省ルートでは、零が連続殺人事件を解決しなければならない。頼りの綱は、神の力で行使できる“スナッピング”の能力。事件の捜査中、気になる単語に対して指をならす(スナッピングする)と事件の手がかりや証拠を得られることがあるが、単語の中には事件に関係ないものも。不用意に指を鳴らすと信頼度が下がり、信頼度がゼロになると捜査終了(ゲームオーバー)になってしまう。
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捜査が進むと、集めた証拠を活用して事件の真相に迫る会議パートが始まる。このパートでは、証拠や発言の選択でミスをすると信頼度が減少するので、プレイヤーの推理力や思考力が試されることに。集めた証拠を組み合わせて推理を組み上げていく“証拠パズル”も、会議パートのいいスパイスになっていた。
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法務省ルートでとくに印象的だったのは、やはり事件のトリック。このルートは推理小説家の北山猛邦氏がシナリオやトリックを手掛けているだけあって、本格的な推理アドベンチャーさながらだ。この手のジャンルが好きな方はもちろん、北山氏のファンの方もぜひ体験してほしい。
保健省ルート:謎のゲームマスターが配信する極限脱出アドベンチャー
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終天総合病院を訪れた零は、保健省の幹部・丑寅幽玄との接触に成功する。だが、何者かの襲撃を受けて気を失い、謎の建物で意識を取り戻す。そこで零は丑寅や保健省の職員、さらに丑寅の患者たちと壮絶なデスゲームをくり広げることになる。
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ジャンルが極限脱出アドベンチャーの保健省ルートでは、ほかの参加者とときに争い、ときに協力しながら、幽閉された場所からの脱出を目指すことに。ほかの参加者との命を賭けた心理戦が描かれるストーリーは、ハラハラドキドキの展開で時間を忘れて熱中。ストーリーの合間に発生する謎解きも、ほどよいバランスで好印象。謎解きの種類もペントミノ、線繋ぎパズル、スライドパズルなど多彩で、チャレンジしがいがあった。
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保健省ルートの見どころは、零とほかの参加者との駆け引き。それぞれの思惑で、敵と味方の関係性が目まぐるしく変わる展開もあり、先が読めなくて夢中になった。デスゲームに巻き込まれた参加者たちも個性豊かなので、お気に入りのキャラクターの結末を予想する楽しみも。ちなみに、筆者が気になった子はあえなく退場(死亡)しました……。
科学省ルート:テコたちと協力して襲撃事件に挑むマルチ視点ザッピングノベル
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科学省の幹部・伊音テコとコンタクトを取ることに成功した零は、テコが所長を務める進化先導学研究所“龍宮”を訪れる。だが、時をほぼ同じくして龍宮で何者かによるテロ事件が発生し、零は事件に巻き込まれてしまう。
科学省ルートは、零やテコたち複数人物の視点から描かれる、ザッピングシナリオ型のノベルゲームでストーリーを展開。数多くの分岐やフラグチェックが用意されており、プレイヤーの選択が物語に影響する。
科学省ルートは、零やテコたち複数人物の視点から描かれる、ザッピングシナリオ型のノベルゲームでストーリーを展開。数多くの分岐やフラグチェックが用意されており、プレイヤーの選択が物語に影響する。
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複雑に絡み合うストーリーは、零やテコたちのフローチャートで管理されており、特定の場所からプレイし直すことも可能。また、別々のキャラクターのストーリーが影響しあうことも多く、たとえばテコのストーリーを進めると、零の新たなルートが解放されるといったフラグも多い。
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テコや別のキャラクターたちの視点で ストーリーが描かれることで、零以外のキャラクターに感情移入しやすいのが科学省ルートの魅力。ほかのルートもストーリーを進めると幹部たちに愛着がわいたが、テコはほかの幹部よりも惹かれやすいと感じた。
文部省ルート:ユニークな恋模様が描かれる恋愛アドベンチャー(?)
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文部省を訪れた零は幹部の黒四館仄に接触するも、零との出会いに運命を感じた仄に毒薬を盛られてしまう。解毒の条件は、学園で仄を見つけ出して告白を成功させることだが、なぜか仄ではなく黒四館美衣、菊花、結愛の3人と出会う零。この中の誰かが仄の変装なのか? 零は3人の中から仄を見つけるために、彼女たちと絆を深めていく。
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文部省ルートは恋愛アドベンチャーのはずだが、“?”がついていることからもわかるように、3人のヒロインたちは曲者揃い。しかも、距離を縮めていくうちに、次第に様子がおかしくなっていき……?
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文部省ルートは昼フェーズと告白パートに別れており、昼フェーズでヒロインと会って親密度ゲージを最大まで高めると、告白パートでアタックできる。恋愛アドベンチャーとしてはオーソドックスなつくりだが、ヒロインたちが曲者揃いなうえ、零に恋愛感情がない(というか、そもそも零は女性)ので、ストーリーの展開はかなりユニーク。
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たとえば、美衣とのエピソード。3人のヒロインたちは、なぜか最初から零への好感度が高いのだが、エロい妄想で暴走しがちな美衣に零はたじたじ。それでも仄を見つけ出すために、美衣を口説こうとする姿は別の意味でドキドキさせられた。
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だが、ストーリーを進めると、美衣にも意外な一面が隠されていることを知り、「じつはいい子なんじゃ……」と思うようになる筆者。最終的に「しょうがいないなあ」と美衣の言動が許せるようになっていた。保健省ルートのせいで新たな扉が開いたかもしれない。エキセントリックなヒロインたちと、一筋縄ではいかない恋模様を堪能できる文部省ルートは、刺激的な恋に憧れている人にオススメ。
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警備省ルート:殺人鬼から逃亡して生還を目指すステルスアクションホラー
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警備省の幹部である伏蝶まんじへの接触を図る零だが、その過程でネフィリムを巡る事件に巻き込まれてしまう。ネフィリムとは、終天教国の人々を震え上がらせる神出鬼没な伝説の殺人鬼である。
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ステルスアクションホラーの警備省ルートでは、削岩機を武器に襲ってくるネフィリムから身を隠しつつ、3Dマップを自由に探索し、数多くのギミックを攻略して生還を目指す。複数のステージが用意されており、ストーリーを進めるとより歯応えのあるステージが登場する。
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警備省ルートのために複数の3Dマップを開発するという、手間暇を惜しまない開発チームのやる気に脱帽。3Dマップも作り込まれており、調べられる場所もあちこちに用意されているので、ネフィリムが出現していないときは探索する楽しみも味わえた。アクション要素が強く、新鮮な気持ちでプレイできたのも好印象。
教祖殺しの全容が徐々に明らかになる緻密で壮大なストーリーは必見!
5つのルートをクリアーするたびに、少しずつ明らかになっていく教祖殺しの事件や世界の謎。新たな情報を手に入れたことで生まれる謎も多く、一連のストーリーがどのように収束していくのか、非常に気になる展開になっていた。
明かされる情報はルートによって異なるため、プレイヤーごとに異なる体験ができるのも本作だけの大きな特徴だ。ほかの小高さんの作品と同じく、ネタバレされると楽しみが大きく減ってしまうので、少しでも興味を惹かれた方はお早めにどうぞ。
明かされる情報はルートによって異なるため、プレイヤーごとに異なる体験ができるのも本作だけの大きな特徴だ。ほかの小高さんの作品と同じく、ネタバレされると楽しみが大きく減ってしまうので、少しでも興味を惹かれた方はお早めにどうぞ。