国土交通省が『マインクラフト』で“首都圏外郭放水路”を再現。子どもが防災知識を楽しく学べる地下神殿。ワールドデータも配布中
 国土交通省の江戸川河川事務所は、『Minecraft』(マインクラフト)で再現した巨大治水施設“首都圏外郭放水路”のワールドデータを配布している。
広告
『Minecraft』関連商品はこちら(Amazon)
『Minecraft』関連商品はこちら(楽天)
 首都圏外郭放水路は、埼玉県春日部市に位置する洪水を防ぐために建設された世界最大級の放水路。巨大な施設の雰囲気から“防災地下神殿”と称されており、インフラーツーリズムとして見学ツアーも行っている。
[IMAGE][IMAGE]
左:実際の首都圏外郭放水路/右:ゲーム内で再現された首都圏外郭放水路。
 今回制作された『マインクラフト』の首都圏外郭放水路は、防災ツーリズムにおける8つのパワーアップ計画の取り組みのひとつとして実施。実際の設計図を基にゲーム内へ落とし込み、巨大な立坑や壮大なスケールの調圧水槽、排水ポンプ設備などリアルさを追求している。ふだん立ち入ることができない場所に入ることも可能だ。
[IMAGE]
 また、作業を一部簡略化しつつも“ポンプ稼働シミュレーション”や“地下神殿の泥清掃”を体験することができるので、施設内を自由に探検しつつインフラ整備の重要性や防災知識を自主的に身につけられるようになっている。
[IMAGE][IMAGE]
 2025年6月からはこのワールドを利用した新コース“マインクラフト防災学習コース”もはじまり、水門の作成やマイクラでしかできない体験を通すことで、後の見学ツアーでの理解を一層深められるという。『マインクラフト』の首都圏外郭放水路を通して、実際の見学ツアーに参加してみるのもおもしろいかもしれない。
[IMAGE][IMAGE]
 ワールドデータは江戸川河川事務所の公式サイトからダウンロード可能。なお、『マインクラフト』は統合版または教育版が必要となる。

 Nintendo Switchやプレイステーション4、プレイステーション5で遊ぶ場合は、一度PCやタブレットなどにワールドデータを導入し、Minecraft Realms(有料サービス)へアップロード。各機種のオンラインサービス(有料サービス)から再度ダウンロードする必要があるので留意しよう。
『Minecraft』関連商品はこちら(Amazon)
『Minecraft』関連商品はこちら(楽天)
※画像は首都圏外郭放水路を「マインクラフト」の世界で再現!をキャプチャーして使用。