
2024年11月29日から12月5日までの期間、『ペルソナ5: The Phantom X』(以下、P5X)のクローズドベータテストが開催されました。こちらを体験したレビューをお届けします。
本作を端的な言葉で表すならやはり、“ほぼ『ペルソナ5』(以下、P5)な遊び心地”です。発表時から「『P5』をスマホで遊べるようにしたゲーム」のような評価を受けていて、この感想はプレイ開始から1時間後でも1週間後でも大きくは変わりませんでした。
本作を端的な言葉で表すならやはり、“ほぼ『ペルソナ5』(以下、P5)な遊び心地”です。発表時から「『P5』をスマホで遊べるようにしたゲーム」のような評価を受けていて、この感想はプレイ開始から1時間後でも1週間後でも大きくは変わりませんでした。
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一方で、1週間続けてプレイしていると、『P5X』ならではのよさにも新しく気が付きます。『P5』らしさを残しつつも、より気軽に遊べるように調整されているのです。
とくに筆者が注目したのは、高校生としての暮らしが楽しめる“都市生活”のシステム。カレンダーシステムが撤廃され、攻略期限がなくなったことで、『P5』とは違った種類の味わい深さが生まれていました。
とくに筆者が注目したのは、高校生としての暮らしが楽しめる“都市生活”のシステム。カレンダーシステムが撤廃され、攻略期限がなくなったことで、『P5』とは違った種類の味わい深さが生まれていました。
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本作において“立ち向かうべき敵”として登場するのは、逮捕スレスレの迷惑行為を繰り返す“ファントム”と呼ばれる人々。 “ぶつかり男” のような小悪党が主人公たちの目の前で好き勝手したうえで、なぜか捕まらないというモヤっとする状況が訪れます。ある日、この異常が起きた世界で力を得た主人公は、正義の心をもって悪に抗い始めます。
この記事の担当編集者は「『P5』は敵が巨大だったけど、『P5X』の最初の敵は小悪党。現実にはそういうやつを許せない義侠心を持った人もたくさんいて、『P5X』で実際にどうにかできる。これは自分事のゲームだ」と言っていました。なるほど。
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現実の社会で起きている身近な問題だからこそ、解決すべきものとしてプレイヤー自身も動機にしやすい。よき市民であろうとする心がゲーム内に投影しやすく、筆者は『P5X』の世界に瞬く間に没入していくのでした。
なお、テストプレイは“どこでも遊べる”ことを重視して、iOS版でプレイしています。プレイ範囲は、最初のパレス(ダンジョン)を攻略するところまでのストーリー。記事中では極力ネタバレに配慮した表現にしています。
『ペルソナ5』から派生した“別の可能性”
本作では『P5』と同じ世界で新たな少年少女たちが異なる物語をくり広げます。アトラスとセガ、中国のPerfect Worldが共同開発しており、中国ほか一部地域では日本に先駆けて配信中。
人々から“欲望”という意識・概念が奪われゆく危機を背景に、心の力“ペルソナ”を発現させた主人公たちが“怪盗”として奮闘していく展開は、『P5』とリンクしていたり対比されていたりしつつも、独自のストーリーラインを形成しています。似て非なる世界、ifの世界ですね。“別の可能性”という言葉が、キーワードとして登場します。
人々から“欲望”という意識・概念が奪われゆく危機を背景に、心の力“ペルソナ”を発現させた主人公たちが“怪盗”として奮闘していく展開は、『P5』とリンクしていたり対比されていたりしつつも、独自のストーリーラインを形成しています。似て非なる世界、ifの世界ですね。“別の可能性”という言葉が、キーワードとして登場します。
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シリーズおなじみの不思議な部屋・ベルベットルームには、主たるイゴール(声:大塚芳忠)とコンシェルジュのメロペが待ち構え、ペルソナ使いとして覚醒した主人公をサポート。
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そして、コードネームで呼び合う仲間を得て、“歪んだ欲望”を持つ悪人を改心させる! という流れは『P5』と同様です。改心させる方法は、歪んだ欲望が具現化した区域“パレス”に潜入し、歪むきっかけとなった“オタカラ”を盗み出すこと。最後は怪盗らしく“予告状”を叩きつけるお約束もバッチリな痛快ピカレスクロマン。
『P5』をまったく知らなくても問題なく楽しめる新作ですが、2作品の差異に目を向けると、新しい発見や違和感を覚えるところがあるかもしれません。“謎が散りばめられている感”に引き込まれること請け合いです。
『P5』をまったく知らなくても問題なく楽しめる新作ですが、2作品の差異に目を向けると、新しい発見や違和感を覚えるところがあるかもしれません。“謎が散りばめられている感”に引き込まれること請け合いです。
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運営型タイトルらしい要素としてキャラクターガチャ(ゲーム中の名称は契約)を採用しており、豊富なパーティーメンバーが登場。主人公を固定メンバーとして、3人のパーティーメンバー+サポート役を加えた構成でバトルに挑むこととなります。主人公は変更できないものの、ペルソナを付け替えることでオールマイティな性能を発揮。
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パーティーメンバーは、実際に怪盗団の一員として仲間になるキャラクター以外は、前述のメロペが作り出した“認知存在”として登場します。これは、主人公と出会った人物たちが“もし怪盗になったら”などのifで具現化したもの( “怪ドル”と命名されています)。この設定により、仲間が少ない序盤からも、幅広いキャラクターを編成に入れることが可能になっています。
基本はガチャからの入手とはいえ、物語の進行で仲間になるキャラクターは必ずひとり獲得できます。攻略難度に関しては、ひとつめのパレスということもあってか、必ず入手できるキャラクターを中心に組んだとしても問題なくクリア可能なバランスとなっていました。
カレンダーシステムのない『ペルソナ5』は革命だ
そんな『P5X』ですが、『P5』とのもっとも大きな違いは“カレンダーシステムの有無”であると、筆者は感じました。『P5』は夜に眠りにつくと日付が進行し、特定の日付までに目的を達成するのが基本。『P5X』ではこれが撤廃されたため、行動スケジュールの細かい管理が不要になりました。これが革命なのです。
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そもそも『ペルソナ』とは、アトラスが誇るジュブナイルRPGシリーズ。現代日本の街を舞台に、若者を中心とした登場人物たちが学生生活や日常の身近な出来事を経験しながら、不可思議な噂や都市伝説など、オカルティックな事件に立ち向かいます。
カレンダーシステムは『ペルソナ3』で生まれ、“とある瞬間”に向けて1日ずつ進んでいくという、作劇上で重要な意味合いを持っていました。それは以降の作品にも引き継がれ、限られた時間のなかで行動を取捨選択し、自己実現を果たして仲間との絆を育む。時間が有限だから青春の輝きが増すというか、ゲームとしても尊いプレイ体験を生み出してくれています。
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ただし、その貴重な時間を儚むあまり、1日をむだにする……“無計画なプレイング”がタブー視されてきたようにも思えます。雨が降る日すら細かく記録・予測し、何日(何曜日)に誰と過ごすかを決める。ダンジョンは最小限の日数で一気に攻略する。本当はそんなことはないはずなのに、完璧な計画に沿わないと損をした気分になってしまうという、ニンゲンの業が現れるシステムでもあるのです。
ファンとすればこれも醍醐味のひとつではありますが、“時間制限があるゲーム”に苦手意識を持つプレイヤーや、できるだけ失敗したくないプレイヤーがいるのは事実だと思います。
その点で語れば、本作はカレンダーシステムを撤廃しつつ、シリーズおなじみの交流要素や自分磨きをしっかり搭載することで、気軽にかつ欲望に忠実なプレイングを可能にしています。
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カレンダーがない代わりに、“行動力”(スタミナ)を消費して都市イベントを起こします。1日に5個回復し、20個までスタック可能。これはいわゆるソシャゲらしい仕様ですね。
ここで重要なのが、パレス(ダンジョン)の攻略には期限がないという点。『P5』では“破滅”の危機が間近に迫りすぎて、学生気分を味わいにくい瞬間もありました(主人公の境遇も“囚われ”であった)。
本作もやがて“破滅”が待ち受ける危機にはいるものの、差し迫った様子としては若干マイルドです。そのため、高校生をプレイヤーの分身として“ロールプレイング”する現代シミュレーターとしての側面が強化されています。「この世界でもっと高校生活を謳歌したい!」と思っていた筆者は願いが叶いました。
ここで重要なのが、パレス(ダンジョン)の攻略には期限がないという点。『P5』では“破滅”の危機が間近に迫りすぎて、学生気分を味わいにくい瞬間もありました(主人公の境遇も“囚われ”であった)。
本作もやがて“破滅”が待ち受ける危機にはいるものの、差し迫った様子としては若干マイルドです。そのため、高校生をプレイヤーの分身として“ロールプレイング”する現代シミュレーターとしての側面が強化されています。「この世界でもっと高校生活を謳歌したい!」と思っていた筆者は願いが叶いました。
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都市生活で取れる選択は、学生として勉強に励んだり、複数のバイトに勤しんでお小遣いを稼いだり、友人と出かけて仲を深めたりとさまざま。『P5』での“コープ”にあたる“シナジー”が結べる人物たちのなかには、親睦を深めることで恋人にできる者もいます。
知識・度胸・器用さなどの人間パラメータを上げ、街の人々と仲よくなり、シナジーを発生させる。互いにいい影響を及ぼす絆を育めれば、怪盗活動になんらかの形で役立つサポートを受けることができます。ふだんの生活で取るあらゆる行動が怪盗活動へとつながる、『P5』の醍醐味はしっかりと継承されていると言えるでしょう。
知識・度胸・器用さなどの人間パラメータを上げ、街の人々と仲よくなり、シナジーを発生させる。互いにいい影響を及ぼす絆を育めれば、怪盗活動になんらかの形で役立つサポートを受けることができます。ふだんの生活で取るあらゆる行動が怪盗活動へとつながる、『P5』の醍醐味はしっかりと継承されていると言えるでしょう。
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学校の授業での3択イベントも健在なため、「数学の授業で間違えたから、今日は一日勉強しておくか……」なんて行動も遊びとして成立します。特定のシナジーのために行動力の消費先を決定することはあるでしょうが、裁量である程度は判断可能。なにせ期限がないから。
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行動力が回復するのを待ち、ルーティーンの如く日常行動をこなしていると、学生生活がまるで現実での生活の一部に溶け込んだかのような感覚に。ソシャゲ特有の“日課”的な感覚が、想像以上にマッチしていると感じました。
言うなれば“この世界に住んでいる感”でしょうか。細かいところですが、没入感を高める要素として、主人公の普段着・部屋着の着せ替えが可能なのはうれしいところです。運営型タイトルとして通年プレイすることを考えると、季節的な変化もダイレクトに感じられる仕組みとして機能しそう。
言うなれば“この世界に住んでいる感”でしょうか。細かいところですが、没入感を高める要素として、主人公の普段着・部屋着の着せ替えが可能なのはうれしいところです。運営型タイトルとして通年プレイすることを考えると、季節的な変化もダイレクトに感じられる仕組みとして機能しそう。
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長期的に楽しむ『ペルソナ5』
前述の通りパレスには攻略期限がないため、いつ侵入してもよく、ストレスフリー。一息に探索を終える必要がなく(というか、やろうと思ってもできない)、ボスを倒した後も引き続き探索できるので、“探索したいときに、探索したいだけ探索する”ことが可能です。
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スケジュール管理が必要な『P5』が(人生の尺度で見れば)比較的短く、濃密に楽しむゲームだとすれば、『P5X』はキャラクターをコツコツ育てて長期的に楽しむゲーム。その“長く楽しむ”ためのやり込み要素についても、かなり用意されている印象です。
キャラクター育成の要素はレベル、武器、スキル、そして“啓示”と呼ばれる装備システムです。各種育成素材は“体力”(行動力とは別種のスタミナ)を消費する“怪盗活動”で多く入手できる仕組み。
キャラクター育成の要素はレベル、武器、スキル、そして“啓示”と呼ばれる装備システムです。各種育成素材は“体力”(行動力とは別種のスタミナ)を消費する“怪盗活動”で多く入手できる仕組み。
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一種の装備品として編成する“啓示”カードも、怪盗活動で入手します。同種のカードを編成することで発揮するセット効果と、ランダムで付くオプション効果を組み合わせて、より理想的なキャラクターをビルドする。こだわろうと思えば無限にこだわれるやり込みシステムになっています。
たとえば、『P5』主人公のジョーカー(最高レアリティのキャラクター)は、“呪怨”属性の攻撃が強力なアタッカー。そこで、得意な属性ダメージを伸ばす効果を持つ“妨害”のカードをセット。さらには、カードひとつひとつに“ダメージボーナス”などさまざまなオプションが付くため、よりダメージが出る組み合わせを吟味する必要があります。
たとえば、『P5』主人公のジョーカー(最高レアリティのキャラクター)は、“呪怨”属性の攻撃が強力なアタッカー。そこで、得意な属性ダメージを伸ばす効果を持つ“妨害”のカードをセット。さらには、カードひとつひとつに“ダメージボーナス”などさまざまなオプションが付くため、よりダメージが出る組み合わせを吟味する必要があります。
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そうして育成したキャラクターたちは、“ベルベットルームの試練”をはじめとした、高いバトル評価を目指すチャレンジ要素のあるコンテンツで活躍します。キャラクターはロール(役割)や保有スキルが決められており、より高評価を得るために幅広く育て、編成を練ることが求められます。
たくさんのキャラクターが実装されているため、最初は迷ってしまいがちなパーティ編成ですが、悩むのもまた楽しい。キャラごとに“おすすめ編成”のヘルプが設定されているため、初心者も安心。序盤の指標になります。
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まとめ:ソシャゲ的な『ペルソナ5』はあった方がいい!
これらの要素から、カレンダーシステムのない本作は“腰を据えて遊ぶ”という表現がピッタリな『ペルソナ』シリーズに現れた、文字通り“別の可能性”。期限を決めないことで、この時間がずっと続くようなモラトリアムな感覚が生まれます。これはまさに学生生活そのもの。あの何とも言えない感覚を提供してくれるのではないか、という期待を持たせてくれます。
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運営型タイトルの性質上、現実時間における長いスパンで物語が展開していくことになります。プレイヤーが足並みを揃えて、ひとつの長大な謎に向けて進んでいく。SNS等で考察や予想が活発になると思うと、これも『P5X』ならではの楽しみになっていくのではないでしょうか。なおゲーム内にはチャット機能もあり、プレイヤー同士が交流できるようになっています。
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懸念点として、ガチャで同じキャラクターを重ねる仕様(最大6体)の凸システムは容易ではないですし、ペルソナの合体システムは簡略化された印象でした。
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また、スマホでプレイした際の操作性はまだ不安定なところがあり、今回のCBTではゲームパッド接続が最適化されていない点も気になりました。操作性に難があると、せっかくの探索をフルで楽しめないので少しもったいない。
たとえば、パレスのなかには“赤い床を避けて通る”仕掛けがあります。歩くキャラクターの方向を微調整しつつ、安全な床を進まなければいけません。スマホ操作でのいわゆるバーチャルパッドを使用していると細やかには操作しにくく、慣れているプレイヤーでないとノーミスクリアが難しいです。
たとえば、パレスのなかには“赤い床を避けて通る”仕掛けがあります。歩くキャラクターの方向を微調整しつつ、安全な床を進まなければいけません。スマホ操作でのいわゆるバーチャルパッドを使用していると細やかには操作しにくく、慣れているプレイヤーでないとノーミスクリアが難しいです。
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だからといって、すごくストレスを感じたわけではありません。ミスした際の処理でフォローしているのはさすがです。こうした床ギミックは多くの場合、目標地点にたどり着くまでに失敗するとスタート位置に戻されてしまうこともしばしば。ただ本作においては、ミスのペナルティは軽微なダメージを受けるだけに留まっています。
このあたりはデバイス的な問題と、ゲームとしての厚みを考慮した結果、スマホプレイヤーも遊びやすいようにと意識した結果の難度設計なのかもしれません。随所に配慮が見えるから、改善にも期待が持てます。
このあたりはデバイス的な問題と、ゲームとしての厚みを考慮した結果、スマホプレイヤーも遊びやすいようにと意識した結果の難度設計なのかもしれません。随所に配慮が見えるから、改善にも期待が持てます。
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既存キャラクターの登場など『P5』ファンへの熱いサービスはもちろん、本作から登場するキャラクターの魅力もバッチリです。
個人的には、かなり独特な存在感を発揮しているメロペさんや、人語を話すフクロウのルフェル(カバンの中に入る!)が気になって仕方ありません。
個人的には、かなり独特な存在感を発揮しているメロペさんや、人語を話すフクロウのルフェル(カバンの中に入る!)が気になって仕方ありません。
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そしてなにより、気が向いたときに、気楽に起動できる『ペルソナ5』という時点で、『P5X』には一定以上の意義が存在すると、筆者は結論付けます。
『ペルソナ5: The Phantom X』はiOS、Android、PC(Google Play Games、Steam)に向けて、基本プレイ無料で配信予定。サービス開始時期については続報を待ちましょう。
[2024年12月20日19時42分修正]
一部の文言を変更しました。
『ペルソナ5: The Phantom X』はiOS、Android、PC(Google Play Games、Steam)に向けて、基本プレイ無料で配信予定。サービス開始時期については続報を待ちましょう。