ロゴジャック広告

『デッド オア アライブ 6 LR』初心者でも入りやすい新キャラ“みなと”に加え、発売後のファンのきびしい反応についても開発陣に直撃。「いただいた意見は新作含めしっかり対応していく」

『デッド オア アライブ 6 LR』初心者でも入りやすい新キャラ“みなと”に加え、発売後のファンのきびしい反応についても開発陣に直撃。「いただいた意見は新作含めしっかり対応していく」
 コーエーテクモゲームスより2026年6月25日に発売された『デッド オア アライブ 6 Last Round』(以下、『DOA6LR』)。ダウンロード版のみで展開されており、対応ハードは、プレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、PC(Steam)となっている。
広告
共通パーツ画像
 本作は2019年に発売された『DOA6』を現行機に移植したタイトル。フォトモードや新しいライティングシステム"OBORO(朧)"の導入、新コスチュームなどを追加している。一部キャラクターのみ使用可能(キャラクター使用権も購入可)な基本無料版も配信されている。
 そんな『DOA6LR』に、ひさびさの完全新規キャラクター“みなと”が2026年9月10日に追加される。本記事では『DOA6LR』のキーマンたちに“みなと”についてインタビュー。一方、本作の発売後、Steamでの評価は“やや不評”となっており、SNSでの声も手厳しいものが多い。今回、そんな発売後の評判・反応について開発陣はどう受け止めているのか、今後の展望も含めて直撃した。

早矢仕洋介 氏(はやし ようすけ)

『DOA』シリーズ総合プロデューサー。

中村彰宏 氏(なかむら あきひろ)

『DOA6LR』ディレクター

井内 毅 氏(いうち つよし)

『DOA6LR』プロジェクトマネージャー

『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!
新キャラクター・みなと
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!

DOAの入り口を目指した女の子

――ティザー的に“みなと”が発表されたのち、いよいよ配信となりますが、これまでの反響はどう受け止めていますか?

早矢仕
 ここまでほとんど情報を出してきませんでした。やっと発表できる! お届けできる! という想いです。

――今回“みなと”が追加されますが、『DOA6LR』発表時から新キャラクターが追加されることは告知されていました。制作開始から決めていたのでしょうか。

井内
 『DOA5』以降、コスチュームやキャラクターを継続的に配信しながら運営していくスタイルでしたので、本作『DOA6LR』も発売後は同じように追加のコスチューム・キャラクターを配信することは決めていました。ゲーム本編の開発と同時にスタートし、並行して制作していました。

――“みなと”のコンセプトを教えてください。

井内
 “みなと”は普通の学生に見えて、得意のダンスだけでなく格闘家としても通じるほどの高い身体能力を持つ女の子です。ゲーム的な狙いとしては、初心者にも扱いやすいキャラクターを目指しました。

 『
DOA』シリーズは既に多くのキャラクターが存在しますが、その多くが血筋や関係性など、ストーリーを経てやや複雑になっています。それも魅力なのですが、そこを一度取っ払って初心者でも『DOA』の世界に入ってきやすいキャラクターを目指しました。

 性能面もシンプルでわかりやすいですし、キャラクターデザインとしても透明感を重視して制作しました。ただ、ミステリアスな面も持ち合わせているので、すべてがストレートな女の子というわけではありません。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!
――『DOA6』より登場したNiCOと友人という設定ですが、NiCOは悪役ですよね。“みなと”はどういう立場なのでしょうか?

井内
 ゲーム内の台詞や“DOA辞典”、“トリビア”等のシナリオで少しそこが語られているので、ぜひ見ていただきたいです。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!
――“みなと”はほかのキャラクターの技と自身の技を組み合わせた性能ですが、バトルスタイルはどのように選定したのでしょうか。

井内
 すでに多数の格闘術や武術を『DOA』シリーズでは取り入れていて、新しいものを採用するとなると、どんどんマニアックな方向性になるのが事実です。たとえば、“みなと”からDOAを始めようという初心者の方に、聞いたこともない武術の名前を見せても、ピンとこないですよね。

 そこで、ほかのキャラクターの派手な技や使いやすい技を取り入れて、それを振り回すだけでも初心者が楽しめるようなバトルスタイルを採用しました。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!
――ほかのキャラクターの技をコピーして使うバトルスタイルは、登場済みの“ほのか”と同じですよね。なぜもう1体同じようなスタイルにしたのでしょうか?

中村
  同じ技を使う、という点は共通していますが、設定的にまず“ほのか”は先天的な能力で一度見た技をすぐに真似できます。一方で“みなと”はデバイスを通して見て勉強し、努力によって後天的に覚えています。

 また“ほのか”は、格闘技観戦やプロレスが好きなので、自分の好きな技だけを趣味で選んでいる側面がありますが、“みなと”にはダンスとしての見栄えや楽しさを考えて覚えている、といった違いを付けています。

井内
 具体的には、NiCOが開発したデバイスを使って技を覚えている設定です。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!
――努力で覚えている、という点で本物と性能差がありそうな感じですが、そこは違いを付けなかったということですね。

中村
 もともとコンセプトが初心者の方向けなので、同じ技だとしても効果や性能が異なると、見た目が同じなのに別の技として見なくてはならないため、そこは本当に最低限としました。同じパンチなのに“みなと”の場合はこうなるのだな、と別々に覚えなくてはなりません。

――なるほど。ほかのキャラクターの技が使えることで、ほかのキャラクターのことを知ったり、覚えたりできるという点で初心者向けになっているわけですね。

井内
 それも狙っています。“みなと”の使っているこの技が気持ちいいから、じゃあそのキャラクターも使ってみよう、となってくれたらうれしいですね。

――ただ、やはり同じ技を使うキャラクターといったコンセプトはもともとあるものですから、きっと迷われた部分もあると思います。どのように“みなと”のスタイルにまとめていったのでしょうか。

井内
 “ほのか”が使っていた技はプロレス技が多いなど、派手ではあるのですが使い手本人とは身長が異なるためリーチにも差があります。“ほのか”は、見た目は初心者向けと言いますか、使ってみたくなるビジュアルなのですが、中身は難しくてテクニカルなキャラクターですよね。これは人気の高い“マリー・ローズ”も同じです。

 “みなと”については、見た目から入りやすいうえに、性能としても使いやすいキャラクターにしています。それに加えて、『DOA』シリーズの入門としてほかのキャラクターのことも知ってもらえるように、別のキャラクターの技も使えるようにしました。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!
――では設定面というより、ゲーム的な部分のアプローチから“みなと”は生まれたということですね。

中村
 ふだんのキャラクター制作の流れと比べると、ゲームとして初心者が入り込みやすいキャラクターにしたいというのはかなり早く決まったように思います。設定やデザインについては、どういうキャラクターならば皆さんに受け入れてもらえるのかを平行して考えていきました。

――デザイン面では“みなと”をどう構築していったのでしょうか?

井内
 先ほども言いましたが、『DOA』シリーズのキャラクターは血の運命や何かを背負って戦っているキャラクターが多く、その登場人物を知るためには濃い前提知識が必要です。それに負けないくらい濃いキャラクターを作る路線もあったのですが、そうではなくて初めて触れる方が、遊びやすいキャラクターを目標としました。

 そこで親しみやすさを重視して、学生の設定にしました。昨今の日本のカジュアル文化のようなものも世界的に受け入れてもらっているので、“日本の学生”という設定ならば日本のみならず、海外プレイヤーにも親しみやすいだろうと思いました。

――パッと見て、『デッド オア アライブ エクストリーム ヴィーナス バケーション』(『DOAXVV』)に登場する“ななみ”に似ているなと感じました。髪色の印象だと思いますが。

井内
 たしかに髪など似ている部分はありますが、偶然といいますか、まったく意識はしていませんでした。

――名前も“みなと”なので、海に関係していますよね。『DOAXVV』だと“みさき”、“なぎさ”、“ななみ”と、海に関連した名前のキャラクターたちが登場するので、何か関連性があるのかなと。

井内
 結論から言うと、まったく関係ないです。“みなと”は港そのものをイメージして、誰にでも開かれているキャラクターである、といったことをイメージして名付けています。

――ちなみにコーエーテクモゲームス本社が“みなと”みらいにありますが……。

井内
 それも関係ないです(笑)。ただ、名前の案があがったときに言われてしまうだろうなとは思っていました。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!
――わかりました。“みなと”のどのようなポイントに注目して使ってほしいと考えていますか?

中村
 やはり使いやすさですね。『DOA6』シリーズは、システムや技の対策を考える必要があるといった奥深い側面があります。たとえば、サイドアタック(※横移動しながら攻撃する共通システム)などです。“みなと”は趣味がダンスなので、回転する技を多く持っています。

 ですので、横移動する相手に当てやすい追尾技も揃っていて、サイドアタックへの対策を自然と覚えていけるような性能になっています。また、フェイタルラッシュやブレイクブローは“みなと”専用になっていて、そこはダンスを主軸にしたアクション内容となっています。

――“ダンス”といった部分で、独自の構え技があるので、そこはテクニカルにしたのだなと感じていました。

中村
 “みなとシャッフル”ですね。ダンスのシャッフルという動きを構えにしたもので、シャッフル中の各種派生技が強力なものになっています。おっしゃるようにテクニカルな部分なのでここは初心者向けではなく、上級者の方々が使いこなすことでコンボダメージを伸ばしたり、立ち回りの幅が生まれたりするようにしました。ですので、初心者向けながらも奥深い部分を持ち合わせています。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!

現状をどう受け止めているのか直撃!

――では『DOA6LR』自体についてお聞かせください。発売前からフォトモードなどの新規要素が発表されていたので、私自身、格闘ゲーム部分にも変化があるのではと期待していました。実際には『DOA6』のゲーム性を踏襲する形でしたが、ここを大きく変えなかった理由を教えてください。

早矢仕
 もととなる『DOA6』は2019年に発売し、2020年にアップデート終了を告知させていただきました。そこからの6年間、ストアでの販売は続けていましたが、運営自体は終了していました。ただ、このあいだも新規プレイヤーが増え続けていましたのと、『DOA6』の基本無料版はもちろん、製品版もずっと伸びていました。

 シリーズとしては、運営型タイトルでお届けしていたのはバカンス&コミュニケーションゲームの『
DOAXVV』だけでしたが、シリーズの原点である対戦格闘ゲーム『DOA』シリーズはつねに期待されていましたし、新規プレイヤーも増えているので、ここはしっかりと『DOA』シリーズをもう一度お届けしようと考えました。そして新作『DOA』の開発始動を発表させていただきました。

 そこで、新作が発売されるまでに触っておこうと考えても、格闘ゲームとしての最新作『DOA6』は、約6年前に更新が途絶えたタイトルです。ですので、『DOA』シリーズ全体を再始動しようと考えて制作したのが『DOA6LR』になります。そのため、新作『DOA』よりも後に『DOA6LR』は動き出しました。

 ただ、『DOA6』は更新が途絶えたタイトルかつ、ハードも前世代のもので、それを再び拡張していくというのが技術的に難しい部分がありました。そこで、現世代機に移植を行い、『DOA』シリーズの入口として『DOA6LR』をリリースすることを目標としました。

 そこから新要素としてできること、できないことを優先して決めていった結果が、発売時の要素になっています。新キャラクター“みなと”もそうですが、今後は格闘ゲームの肝である全体的なバランス調整などもしていきたいと考えています。

 そうした経緯はあるのですが、現状プレイヤーの皆さんが求めているものには足りていないという意見が多数あるのも把握しています。まずは対応できるものから順次進めていく予定でもあります。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!
――“みなと”は発売時から登場していてほしかった、というのが率直なところです。発売時に「ここが変わりました」と大きくアピールできるものがあると、もっとわかりやすかったと思うのですが、発売時点での実装は難しかったのでしょうか。

早矢仕
 まず現世代機で動く『DOA6』を作ることを実現するのが精一杯になってしまいました。現在も修正を加えるなどしていますが、拡張できる部分から取り組んでいく予定です。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!
――従来の『DOA6』プレイヤーにとっては、改めて『DOA6LR』へ移行する形になります。既存プレイヤーの負担については、どのように考えていましたか?

早矢仕
 くり返しにはなってしまいますが、『DOA6』自体を拡張することが現在の開発環境として難しかったのが理由です。製品版だけでなく新しい無料版もご用意して、いままでの『DOA』を支えていただいているプレイヤーの皆様も、新しいプレイヤーの皆様も、ともに同じ“最新のDOAタイトル”に触れていただきたいという思いです。

――発売後の反応にはきびしい声も見られます。『DOA6LR』だけでなく、今後の『DOA』シリーズへの期待にも関わる部分だと思いますが、こうした声をどのように受け止めていますか?

早矢仕
 ファンの皆さんの声はしっかり受け止めていますし、内容についても把握しています。真摯に対応を続けていくことで、価値のあるものにしていきたいと考えています。

――現状は不具合の修正と軽微なバランス調整が中心で、派手なものはないですが、具体的にはどのような方向で対応していく予定ですか?

中村
 現在は不具合の修正を中心に対応しています。具体的には『DOA6』の運営がストップしていた間に発見されたものや、『DOA6LR』が発売してから見つかったものについてです。毎週数点ずつではありますが、まずは全体的な不具合をなくすことを目標にしています。

 内容としては、バランス自体に大きく変化があるものには現状手を加えていません。バランス調整を大々的にやるというよりは、まずはゲーム部分を整えている段階です。たとえば、通常時と構え中に出せる同じような見た目の技なのにヒットしたときの結果が違うなど、直感的にわかりにくい箇所があったので、そういった細かなところから見直しています。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!
――わかりました。『DOA6LR』は今後どのような意気込みで、アップデートに取り組んでいくのでしょうか。

早矢仕
 アップデートが終了し、現役ではなかった『DOA』シリーズを、再び現役のシリーズにしたいと考えていました。そのための新作『DOA』であり、『DOA6LR』です。『DOA6LR』でいたらなかった点も真摯に対応を続けていく予定です。『DOA6LR』そして新作『DOA』を“いま遊びたい格闘ゲーム”と感じていただけるようにしていきます。

――『DOA6』は約1年で運営が止まってしまった思い出もあり、ファンとしては『DOA6LR』に対して不安な方々も多いと思います。

早矢仕
 本作を発売予定の新作『DOA』とともに『DOA』シリーズ全体の再始動として発表させていただいたのも、『DOA』シリーズを安心して遊び続けられるというメッセージです。新作『DOA』も作っていますし、そこにつなげるためのタイトルですから、ぜひそこは安心して応援していただければと思います。

――わかりました。いろいろときびしい質問をぶつけてしまって申し訳ないのですが、実際のところ、発売後の反応をどう感じていますか?

早矢仕
 いちばん熱心なファンの方々にとって『DOA6』は、うれしいことにいまも続いている現役タイトルでしたが、我々にとっては『DOA6』は過去に発売し、アップデートを終えたゲームという認識でしたので、そこに掛け違いがあったと感じています。先ほどもお伝えしましたが、いまこのタイミングで、これだけ格闘ゲームとして『DOA』シリーズに向き合ってくれている方々が、これだけいるというのが、すごくポジティブな意味で驚きでした。

――きっとそういう期待をされたのは『DOA5 Last Round』と同じような形でパワーアップするんだなと『DOA6LR』で想像していたからだと思うんです。

早矢仕
 『DOA5LR』の“Last Round”も同じように、『DOA6』に続く道という位置づけでタイトルにしました。『DOA5LR』のときも、さまざまなきびしい意見もいただいていましたが、それでもわかりやすい追加要素もありましたし、結果的にはすごく楽しんでもらえたタイトルだったので、その思い出も含めて「“Last Round”を名乗るには足りない」という意見をいただいていると感じています。愛していただいているからこそ、きびしい意見を言っていただけると思っています。そういった方々に本当に見放されてしまってはいけないので、そこにはしっかりと向き合っていきます。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!

今後の予定やコスチュームについて

――新グラフィックシステム“OBORO”やフォトモードが新要素として入っていますが、見た目中心の内容はどのように取り入れていったのでしょうか?

井内
 まず本作は、現行機でなるべく早くお届けしたかったので、最初にいろいろなものを入れてしまうと、不具合が出てしまった際、既存の不具合なのか本作で生まれた不具合なのかがわからなくなってしまいます。そこで、動作自体は『DOA6』と同じであることを優先して進めました。

 その中でも、やはり新作としての新要素は入れるべきだと考えて対応したのが、本作の“KATANA ENGINE™”に対応したライティングシステム“OBORO”になります。約7年前に発売したタイトルですから、移植とはいえできる限り最新ゲームに近い見た目を目指したものです。

 ただ、ゲーム全体にそれを最初から適用させることはできませんでした。『DOA6』は当時のゲームエンジンにすごく最適化されているというか、半ば無理やり動かしているような部分も多く、かなり特殊な作り込みをしていました。それもあって、“OBORO”の対応は一部ステージに限られてしまっていました。ですが、今後も対応は増やしていく予定です。

 フォトモードについては、もともとリプレイ機能で撮影を楽しまれている方々も多いですし、昨今のゲームはフォトモードの搭載も多いですから、プレイヤーにも望まれているだろうと思って取り入れました。技を1フレーム単位で送れたりするので、撮影だけでなく対戦の研究にも使えるのではないでしょうか。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!
――コスチュームの追加も本作のポイントですが、発売後のコスチュームDLCも開発当初から配信を予定していたのでしょうか?

井内
 それも当初から予定していました。『DOA6』では基本的に全キャラクターに幅広くコスチュームを用意する方向性で制作していたので、ほとんどは全キャラクターへ向けて、同じようなコスチュームが配信されました。

 今作ではアプローチを変えて、コスチュームそれぞれに意味を持たせています。いろいろな衣装でコスプレを楽しむ感覚ではなく、そのキャラクターのコスチュームのバリエーションのひとつになってほしい、というイメージで作っています。そのキャラクターを使っている人が、なるべくずっと使い続けてくれたらいいな、と思ってデザインしています。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!
――新コスチュームについては、もっとセクシーさがほしいという声も見かけます。こうした反応はどのように受け止めていますか?

井内
 セクシー系なコスチュームを期待されている方々がいるのもわかるのですが、じつはセクシー系コスチュームは、恥ずかしさなどもあり、対戦ゲームとしては使用頻度が低くなる傾向があります。たとえばランクマッチをしていても、対戦相手が水着コスチュームになっていることはあまり無いですよね。今回は“そのキャラクターを好きな人がずっと使い続けてくれるような”コスチュームを目指しているので、自然とセクシー要素は控えめになっています。

――夏に水着コスチュームを配信したのは、季節感を意識してのことですよね?

井内
 はい。その目標がありつつも、シーズン的なものもお届けできればと思っています。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!
――女天狗の“天狗姫異聞”はちょっと驚きましたが(笑)。

井内
 女天狗はかなり自由度の高いキャラクターで、どんな方向性のコスチュームも似合います。今回スタッフから挙がってきた“天狗姫異聞”はとてもユニークで、おもしろみのあるコスチュームだったので、今回採用しました。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!
――新コスチュームは一部のキャラクターへの追加がやや多い印象があります。配信するキャラクターはどのような基準で決めているのでしょうか?

井内
 “みなと”配信後は、こころ、ヒトミのコスチュームが追加されますし、幅広いキャラクターにコスチューム追加を予定していますので、続報をお待ちください。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!
――楽しみにしています。ここまではコスチュームなどを中心にアップデートが続いていますが、今後はゲーム部分も含め、どのような展開を考えていますか?

早矢仕
 今回配信される“みなと”は、新規キャラクターですので本作に触れるきっかけのひとつになれればと思います。基本無料版という触りやすい環境もご用意していますので、このような施策をひとつひとつ取り組んでいきます。

――コスチュームはサプライズにはなっていると思います。ただ、新キャラクターについてはもっと早く公開してもいいのではと思いました。

井内
 毎週のアップデートでコスチュームを配信しつつ“みなと”も並行して作っていたため、かなりスケジュールが詰まってしまったというのが正直なところです。ですから“みなと”についても、かなりギリギリまで調整し続けました。

 とくに見た目の部分については、ビジュアルがバッチリ決まらない状態でリリースしてしまうと、その印象がすべてになってしまうと思うので、非常に慎重に調整しました。なるべくベストな状態でお届けしたい、と考えていたこともあって、最後までティザー的な部分の発表のみに留めていました。

 ほかの格闘ゲームですと、追加キャラクターの性能などもかなり前から公開されることが多いと思いますが、“みなと”についてはそういった事情があったというのが実情です。

――『DOA6LR』で寄せられた意見や反応は、現在開発中の新作『DOA』にも活かされていくのでしょうか?

早矢仕
 『DOA6LR』のファンの方々からいただいている意見には新作『DOA』でもしっかり応えていかなくてはならない、と開発チームも認識しています。期待にお応えしたタイトルにするべく鋭意制作中です。

――では最後に、『DOA』ファンの方々にメッセージをお願いします。

早矢仕
 いままで『DOA』シリーズを支えていただきありがとうございます。皆様もおかげで格闘ゲームの『DOA』シリーズが再始動し、『DOA6LR』をリリースすることができました。これからファンの方々の期待に応えていきますので、今後とも応援をよろしくお願いします。
『デッド オア アライブ 6 LR』インタビュー。新キャラ“みなと”は、初心者が受け入れやすいデザイン・性能に。『DOA6LR』発売後のファンの意見をどう受け止めているのか、開発陣へ直撃!

      本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

      週刊ファミ通最新刊
      週刊ファミ通表紙
      購入する
      ebtenamazon
      電子版を購入
      bookWalker