集英社ゲームズが販売し、台湾のスタジオ“SAYIL GAMES”が開発を手掛ける新作『BAKUDO』(バクドー)。ボールをぶつけ合うルール無用のドッジボールで強敵に挑むボスバトルアクションだ。 今回、新たなボス戦と学園パートが追加されたgamescom2026展示バージョンを試遊できたので、その内容をお届け。アニメ調のキャラクターたちによる軽快な会話劇に和む一方、ボス戦ではわずかな判断ミスが敗北につながる、死にゲーさながらの激闘が体験できた。

死にゲーさながらの高難度ボスバトル
『BAKUDO』は、ボールを投げ合い、相手の体力を削ってノックアウトを目指すオリジナル競技“BAKUDO”に挑むゲームだ。プレイヤーは投球(ストレート or カーブ)、キャッチ、ジャンプ、回避、ロブ、スパイクといったアクションを使い分けて戦う。乱暴にまとめれば、ちょっと暴力的なドッジボールである。

ドッジボールでいうところの外野はない。基本は1対1でバトルする。

キャッチしたボールは相手にお返し。相手が構えていない部分を狙うとダメージを与えられる。
さて、本作で重要なのが、かなり骨太な高難度アクションとして設計されていることだろう。かわいらしい女の子のビジュアルからは想像がつきにくいかもしれないが、実際に遊ぶと「これ死にゲー?」と思わせるほど敵が強い。
相手が投げるボールをキャッチするには、ボールが手もとへ届く瞬間にボタンを押す必要がある。だが、相手は超高速のストレートと画面外から襲いかかるカーブを使い分け、こちらのリズムを乱してくる。キャッチに失敗すれば手痛いダメージを受けるだけでなく、反撃の機会まで失ってしまう。

キャッチはタイミングが命。完璧なタイミングなら無傷だが、速すぎればダメージを受けるし、遅すぎれば直撃となる。
中にはキャッチできない強力なボールもあり、その場合は回避するしかない。スパイクを打たれたときはロブで打ち上げ、こちらもスパイクで叩き返すという特殊アクションも。相手の行動を見極め、キャッチ、回避、ロブから適切な対応を選び、数少ない反撃につなげるのが基本的な立ち回りだ。

赤いボールはキャッチ不可。ローリングで避けて反撃を待つ。
とはいえ、ボスも素直には投げてくれない。投球にディレイを入れてタイミングをずらしたり、直接攻撃でこちらの動きを妨害したりと、あらゆる手段で判断を狂わせてくる。相手の予備動作を観察し、つぎに必要な行動を瞬時に見極めなければならない。
さらに、ボスごとに固有の攻撃やギミックも用意されている。今回の試遊で挑戦できたレベル3のボスは、とりわけ強烈な相手だった。

筆者を大いに苦しめたレベル3のボス。本当に強かった……。※Steamストアページより引用。
槍を投げて直接攻撃を仕掛けてくる(それってアリなの?)ほか、雷による範囲攻撃、瞬間移動から放つスパイクなど、厄介な技をつぎつぎとくり出してくる。瞬間移動スパイクにはディレイまで織り交ぜ、そのうえ槍を構えているあいだはこちらの攻撃が通らないときた。初見ではすべての攻撃に翻弄され、ほとんど何もできないまま敗北した。

槍投げ攻撃。ボールを投げた直後に追加で投げてくる。スポーツマンシップとは?

雷を落とす範囲攻撃。ステージ全体に落ちてくる。

瞬間移動後に放つスパイク。急に背後を取られて焦らせてくる。
だが、決して理不尽ではない。槍投げをかいくぐれば反撃の機会が生まれ、瞬間移動スパイクもロブを合わせられればチャンスボールに変わる。予兆から発生までが速い範囲攻撃は厄介だが、じつはジャンプするだけで回避できる。
攻撃の予兆から正しい対処法を判断し、適切なタイミングで入力する。一連の攻防は、難しい譜面を覚えて攻略する音ゲーに似ているかもしれない。まぁ、頭でわかっていても毎回正確に実行できれば苦労はしないのだが……。だからこそ、何度も挑戦した末に勝ち切ったときの爽快感は格別だった。

何度もリトライし無事勝利。憔悴しながらも勝った喜びを噛みしめる。やっぱりこれは死にゲーだ。
リトライもしやすく、失敗してもすぐに再挑戦できる。かわいらしい見た目に油断せず、本格的な高難度アクションへ挑むつもりで臨むのがよさそうだ。
激闘の合間のかわいい学園生活
高難度アクションパートの合間には、まるで別作品のようなかわいらしい学園生活が待っている。
主人公のユーリアは、“BAKUDO”の名門校に入学した学生。オリジナル競技が学園生活の中心に据えられた、ホビアニのような世界観である。今回の試遊では、友人のイヴィーとの会話を中心とした学園パートを体験できた。

カジュアルな学生服に身を包むユーリア。かわいい

イヴィーはメカニックの女の子。かわいい
ふたりの掛け合いはライトノベルを思わせる軽快なテンポ。直前の殺伐としたボス戦から一転、肩の力を抜いて楽しめる。連戦連敗で荒んだ心も思わず癒された。
また、キャラクターごとに色分けされた立ち絵とメッセージウインドウも印象的だ。コミックを思わせるカラフルポップなUI(ユーザーインターフェース)が、ふたりの会話劇をより軽妙に引き立てている。
学園にはボスとして戦うキャラクターを含め、気になる人物がまだまだ存在する。ユーリアが彼らとどのような関係を築いていくのか。製品版で描かれる物語も気になるところだ。
製品概要
- タイトル名:BAKUDO
- ジャンル:闘球ボスバトルアクション
- プレイ人数:1人
- プラットフォーム:PC(Steam)、その他
- 発売予定時期:未定
- 価格:未定
- 開発元:SAYIL GAMES
- 販売元:集英社ゲームズ