「私に何を思い出せというの?」。強気な少女が恐怖に立ち向かい、霧に包まれた街へ

本作は、外山圭一郎氏が企画・シナリオ・ディレクターを務めた『サイレントヒル』、2024年10月8日にリメイク版がリリースされたことでも記憶に新しい『サイレントヒル2』に続く、サイコロジカルホラーシリーズの3作目にあたる。プロデューサーは、シリーズの楽曲を担当してきた山岡晃氏。
1作目の主人公は娘を捜す父親のハリー、2作目は亡くなった妻からの手紙に導かれたジェイムスだったが、本作は17歳のヘザー・メイソンを中心に描かれる。彼女はフリーターで、1作目の主人公であるハリーを養っているという、作品どうしのつながりも。

物語序盤、ショッピングモールでうたた寝をしていたヘザーは悪夢を見る。目が覚め、ハリーの待つ家に帰ろうとするものの、見慣れた風景は少しずつ異質なものへと変化していく。勇気を振り絞って恐怖に立ち向かうヘザーは、やがて自身の出生の秘密を知ることに……。

前述のショッピングモールも十分に奇怪だが、病院や遊園地ではさらなるおぞましい体験が待ち受ける。“裏世界”の不気味で繊細な描写、フィルムグレインによる演出といったさまざまな技術で構成された本作の世界は、観る者の心にインパクトを与え、強い恐怖心を植え付けるのだ。







『サイレントヒル』シリーズ最新作としては、2026年9月24日にプレイステーション5(PS5)、PC(Steam、Epic Games Store)向け『SILENT HILL: Townfall』がリリース予定。
スコットランドの孤島セントアメリアへ漂着した主人公のサイモン・オーデルが、特定の信号を受信できるCRTV(ポケットテレビ)を手に、霧に包まれた町の謎へと迫っていく。こちらの作品は一人称視点となっており、没入感をグッと高めてくれそうだ。















