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【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第86回

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第86回
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そして――敵は月にいる

 「あ、やべ」とのんきに焦るアッシュのコマが大きくていいですね(このへんの存在感の演出は足立先生によるものです)。

 そもそも通信で画面をタラニス内に表示できるんなら、最初からやれよ、って話ですよね。

 最後になってこんなことをしてくるのがアッシュらしいです。

 「カイザーを止めろ、そのタラニスなら十分可能だ」

 このセリフにも不思議な信頼感があって実にいい(あ、このセリフは私が書きました)。

 アッシュのキャラクター性がゲーム版と異なるのは、まぁ、マンガの方のセリフをおもに私が書いているからですね。

 ゲーム版のアッシュも、マンガ版のアッシュも、どっちも好きになってもらえるとうれしいですね。

荘厳なる鋼鉄のメロディ

 2回目のタイトル伏線回収ですね。

 1回目は幕間回でしたので、本編でも改めて言葉にしておきました。

 作品にもよりますが、私はこういった作品名(タイトル)の伏線回収をわりと大事にしています。

 これはマンガに限らず、ゲームでもなんでもです。

 タイトルに込められた意味をしっかりとメッセージとして見ている側にも伝えること、ってすごく大事で大切だと思っています。

 「そもそも内容とタイトルがぜんぜんあっていないし、意味も分からん」

 ふだんから、多くの作品を見て、私自身がそう感じていることが多いからかもしれません。

 マエストロにとっての“鋼鉄のメロディ”とは、このあとに出現する古代兵器ヘルヘイム召喚のことだったんですね。

 それこそが、長年かけて準備をしてきたマエストロの目的だった、ということなのですが、そのへんは本編で読んでいただきますので、このへんで黙りますね。

古代兵器ヘルヘイムを召喚せよ

 巨大なガルガンチュアからさらに大きく電流のようなパルスが上空に向けて走っているのがカッコいいですね。

 こういうのもマンガの醍醐味ですよね。

 ゲーム画面はつねに動いていますので、マンガのようにコマを急に縦長にしたりなんかできませんからね。

 固定されたゲーム画面よりも、こうやって自由な表現とスケールが描けるのがマンガのいいところでもあるんです。

 次回はいよいよ古代兵器(と呼ばれている)ヘルヘイムが召喚されますが、まるまる完全にオリジナル回となっています。

 ゲーム版には一切なかったナレーション演出などにもご注目いただければと思います。

 あと、2026年5月で『
戦場のフーガ』シリーズが5周年を迎えます。

 シリーズ5周年を記念したいくつかの施策も近日中に告知しますので、楽しみにしていてください。

編集部コメント


 マエストロが長年追い求めた“鋼鉄のメロディ”が古代兵器“ヘルヘイム”を呼び覚まし、ついにその姿を現します。真の脅威を前に子どもたちがどう立ち向かうのか……。

 次回、第87話は、2026年5月19日(火)に掲載予定です。

松山洋氏著『ゲーム業界の攻略法』発売!

 2026年2月16日に『戦場のフーガ』をてがけるサイバーコネクトツーが30周年を迎えるにあたり、松山社長がゲーム業界志望者や、最前線で闘い続ける者たちへ贈る“新バイブル”として書籍『ゲーム業界の攻略法』を刊行しました。

 『チェイサーゲーム』でも伝えられてきたゲームクリエイターへのメッセージをより深く、より濃く語った内容になっています。就職面接の実態や、特典として実際にサイバーコネクトツーに合格した人のポートフォリオも公開しているので、ゲーム業界を目指しているそんな人にもおすすめの1冊。ぜひ手に取ってみてください。
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