2026年4月13日(月)、合同会社EXNOAは“DMM GAMES 2026年度メディアブリーフィング”を開催した。同社としては初の試みであり、各メディア向けに2026年度のDMM GAMES最新情報がいち早く発表された。
メディア向けということで、当ブリーフィングには、一般公開不可の情報がかなり多く含まれていた。そのため当記事で全情報を公開はできないのだが、DMM GAMESタイトルのいちファンとしては非常に興味深く、2026年度もまた意欲的な活動に期待できると確信できたことはまずお伝えしておきたい。2026年度も、DMM GAMESは本気かつ挑戦的だ。

iOS向けに独自ストアアプリを6月以降に展開予定とのこと

そして2027年の15周年イヤーに向けて、何かが動き出す……?
以下、当ブリーフィングのお伝えできる内容をまとめて紹介していく。DMM GAMESのファンのみならず、DMM GAMESについてよく知らないという皆さんにも、ぜひこの機会にご一読いただきたい。
登録者約4000万人、超巨大プラットフォームの展望
ブリーフィングではまず、広報室の吉田周助氏からDMM GAMESの全体概況と2026年度のトピックスが発表された。なお、合同会社EXNOAは2月決算という特殊な形態をとっているため、3月も2026年度に含まれる点にはご留意願いたい。

広報室長の吉田周助氏。
DMM GAMESは国内最大級のPCならびにスマートフォン向けのゲームプラットフォーム。その登録者数は2026年度に入り、累計登録者数が約4000万人というマイルストーンを突破。2026年2月の時点で、運営するオンラインゲームの本数は263本となった。

2025年度の自社タイトルは7本。オンラインゲームだけでなく、買い切り型タイトルのアドベンチャーゲーム『終天教団』も発売された。パブリッシングを担当している運営タイトルは、2026年4月13日現在で37本にまで増加。そのなかには『艦隊これくしょん -艦これ-』や『刀剣乱舞ONLINE』など、長期運営タイトルも多い。


また、開発中タイトルのパイプラインについても、プリプロ(準備段階)のものも含めて現在17本が稼働中。なお、ブリーフィング最後の質疑応答における回答では『終天教団』のようなコンソール機向けのタイトルは現在予定されていないが、トップダウンではなくボトムアップで「こういうタイトルを作りたい」という意向が重視される現場のため、浮上した企画しだいではあり得るとのことだ。

続いて檀上では2026年度のトピックスとして、本年度リリース予定のタイトル数が7本であることが発表された。こちらにはすでに2026年3月18日にリリースされている『邪神戦記ルルイエ少女隊 〜クトゥルフ神話TD〜』も含まれる。

また、長期運営タイトルが多いDMM GAMESならではのトピックスとして、本年度で10周年を迎えるタイトルが2本、5周年を迎えるタイトルが4本あることも発表された。

プラットフォームとしての本年度の大きな変化としては、iOS向けの独自ストアアプリを6月以降にリリース予定であることが発表された。
2025年12月に施行された"スマホ新法"でAppleのガイドラインが変更されたことに対応し、独自アプリストアをiOSに設ける形となった。この独自アプリストアにより、App Storeでは通常提供できないアプリも提供可能となる。ブリーフィングの質疑応答では、「R18版のゲームも含めてさまざまなサービスを提供していく可能性がある」との回答があった。

新ストアアプリの具体的な内容やキャンペーンなどについては、決定次第公開予定とのこと。
また、DMM GAMESは2026年12月に15周年を迎える。2027年は15周年イヤーとして、ユーザーの皆さんへの感謝をこめて、プラットフォーム内外で大きなキャンペーンを展開していきたいとのこと。

15周年の企画は、2027年から本格始動。
スタジオ各所も意欲的な新作やイベントを展開
続いて壇上では、スタジオ別のタイトル紹介が各所の代表者によって行なわれた。DMM GAMESでは5つのスタジオによる体制でパブリッシングタイトルの企画、開発、運営を担っているとのこと。

原則として各スタジオの名称は、代表者の名前をとっている。
市川スタジオ


市川スタジオ代表、市川陽一氏。
市川スタジオでは代表者がマーケティング責任者ということもあり、“新たな価値観”を重視。単なる焼き直しにならない、新たなタイトルを生み出すことをミッションにしている。こちらでは公開できないが、タイトル名を聞けば確かに挑戦的だと納得できるタイトルが多かった。
檀上では、2026年度の新規プロジェクトについても発表。こちらでは公開できないが、DMM GAMESで複数のタイトルを遊ばせてもらっている身からすると「そこがそう来るか」と思わされる意外さがあり、どんな形態になるか期待が膨らんだ。


同スタジオが担当する『恋姫†大戦 PREMIUM』では、一般版をさきにリリースしてマス広告を展開。R18版は後発でリリースされ、ユーザー層をより拡大している
伊藤スタジオ


伊藤スタジオ代表、伊藤正和氏。
伊藤スタジオでは、男性向け、女性向けの両ジャンルタイトルを担当。そのなかには長期運営タイトルも含まれており、2026年3月に10周年を迎え、周年イベントを実施中の『神姫PROJECT』はそのひとつだ。

2026年4月20日現在も、無料ガチャをはじめとした各種イベントを開催中。
このように長期運営タイトルも扱うスタジオとして、“ユーザーの皆さんに長く愛されるタイトル”を運営していくことがモットー。各タイトルを多くの人に知ってもらうための試みも続けている。2026年度もそうした試みはすでに準備中とのことで、続報が待たれる。
運営スタジオ


運営スタジオ、樋口理氏。
運営スタジオはEXNOAのCEOである東條寛氏の直下組織で、より長くユーザーの皆さんにプレイしてもらうため、各タイトルごとに異なる状況に向き合って意思決定していくことをモットーにしているとのこと。継続運営が困難になりつつあったタイトルに新規コンテンツを導入することで立て直してきた実績も複数あり、コストコントロールなども含めて各タイトルの継続運営を目指してきた。
EXNOAがプラットフォーム運営会社であることも踏まえ、よりタイトル数を増やしていくことも命題としており、2026年度には新たなタイトルにも挑戦。今回はまだ公開できないが、ソーシャルゲームの新作を準備中だ。
長谷川スタジオ/Studio KUMASAN


長谷川スタジオならびにStudio KUMASAN代表、長谷川雄大氏。
長谷川スタジオ、ならびに戦略的子会社であるStudio KUMASANは、移管された担当タイトルも多いが内製中心となっている。Studio KUMASANにはプロデュース担当部門も存在し、アートや運営をサポートしているタイトルも多い。
現在もライン数を拡大しつつ、内製ならではの強みを活かし、クオリティーが高いタイトルを制作していくことを目標にしているとのこと。スタジオの理念としては、より多くのユーザーと、プラットフォームに向き合うことを重視している。

直近では2026年3月に新作『邪神戦記ルルイエ少女隊 〜クトゥルフ神話TD〜』がリリース。こちらは開発会社が主導のタイトルで、プロデュースとして運営などのサポートを担当。
Studio KUMASANでは2026年4月7日に、新レーベル“KUMASAN BLACK”を設立。従来のKUMASANタイトルが王道、正統派、きれいといったイメージが強かったのに対し、よりエッジが効いた表現や、大人向けの深いゲーム体験の提供を目指す。

EXNOA上層部とも、かなり話し合っての設立となった模様。
同レーベルが全力投球で世に放つ第1作『ドットアビス』は、2026年4月14日から事前登録を開始。加えて長谷川氏いわく、2作目からは「メディアさん的には載せられるか! となるかもしれない」タイトルが出てくるかも、とのことだ。質疑応答においては『ドットアビス』はR18版に加えて一般版もリリースするが、第2作目以降は一般版をリリースするかはまだ分からないとの回答があった。


『ドットアビス』は事前登録を実施中。どんなタイトルか気になる人は、公式サイトや下記インタビュー記事をチェックだ。




檀上ではDMM GAMES公式YouTubeチャンネルの番組『特濃!「第二回くまさん祭り」スペシャル!【DMM GAMES CONNECT PLUS】』で公開された、『ドットアビス』トレーラームービーも上映された。
各スタジオからの発表のあと、質疑応答の時間を設けてから当ブリーフィングは終了。各メディアとの懇談会を経て閉会となった。なお、メディアブリーフィングは定例化を目指しているとのことで、来年も盛りだくさんのシークレット情報に期待したいところだ。
今回の記事で紹介できた発表内容は、各スタジオからまだ公開できない2026年度新作情報が多くあったこともあり、全体の半分にも満たない。まだお伝えできないのが歯がゆいところではあるが、それはつまり、2026年度のDMM GAMESにはそれだけの隠し玉が控えているということ。ぜひ続報に注目していただきたい。