Miiを使った観光スポット巡りで旅行気分

『パイロットウイングス リゾート』は、任天堂から発売されたスカイレジャーを題材にしたアクションゲーム。スーパーファミコンの1作目『パイロットウイングス』、ニンテンドウ64の2作目『パイロットウイングス64』に続いて、約15年ぶりの登場となったシリーズ3作目にあたる作品だ。
初期のニンテンドー3DS作品の中でもとくに“立体視”を活かした作品になっていたので、その迫力にはプレイした誰もが驚かされたはず。奥行きを感じられ、物が飛び出してくる表現が群を抜いていてスカイレジャーならではの高度感やスピード感も存分に味わうことができた。

本作の舞台となったのは、Wii用タイトルの『Wii Sports Resort』の舞台としても知られている“ウーフーアイランド”と呼ばれる南国の島。
プレイヤーはこの島で“飛行機”、“ロケットベルト”、“ハンググライダー”の3つの乗り物を操って気ままに島内を散策したり、40種類以上ものミッションに挑戦したりと思うままに過ごすことができた。
『Wii Sports Resort』では地上からだったと思うが、今度は空から自由自在に眺められるのはちょっとしたファンサービスだったかもしれない。昼間、夕方、夜間と表情を変えていく島の美しさは特筆もの。立体視で見ると感動もさらにひとしお。プレイヤーにとって忘れがたい思い出になったはずだ。
レイクピア・キャッスルやラクダ岩といった観光名所が島内各地にあったので、それらを巡りながらちょっとした解説を読んでいくのも楽しかった。
3つの乗り物を操る際の三者三様なまったく異なる手触りも本作ならではの魅力だった。

飛行機はやはり加速が快感。ニンテンドー3DSのスライドパッドによる旋回が非常にクイックで、風を切る感覚が抜群だったと思う。立体視だと、くぐるリングまでの距離を直感的に掴めたところもよかった。


ロケットベルトは慣性との格闘。ふわっとホバリングする独特な感覚がおもしろい。狭い洞窟内などでの操作は微調整が必要で、うまくいったときは脳汁が出そうになった。どうでもいい余談だが“慣性”のアクセントは“完成”や“歓声”と同じだそうで、筆者はそれを知らず昨年までずっと“感性”と同じ発音でしゃべっていた……。


ハンググライダーは動力がなく、上昇気流にうまく乗りながらゆったりと移動できる乗り物。飛行中に写真の撮影も可能で、リゾート感を味わうのにもぴったりだった。もっとも贅沢な時間を過ごすのならこの機体だったかもしれない。


本稿を読んで『パイロットウイングス リゾート』を遊びたくなった方もいるかもしれないが、現行プラットフォームへの移植は行われておらず、ニンテンドー3DSでプレイするしかない。
代わりと言ってはなんだが、Nintendo Switch Online + 追加パックに加入すれば、スーパーファミコンの『パイロットウイングス』とニンテンドウ64の『パイロットウイングス64』の両作品がプレイ可能。ひとまずこの2作品でプレイしつつ、『パイロットウイングス リゾート』を思い出してみようか。














