それでいてメインの内容は、“サクセス”による育成シミュレーション。かなり異色な組み合わせ、かつ大胆な変更にも見えるが、これはどういった意図だろう。疑問を感じたファミ通編集部は実際に開発スタッフへインタビューを実施。なにが狙いなのか、気になる部分を聞いてみた。
開発スタッフ
『パワプロアドベンチャーズ』開発スタッフ。
“サクセス”の楽しさをもっと手軽に
『パワプロ』は30年以上のあいだ、たくさんのファンの方々に愛していただいているタイトルです! ありがとうございます。ただ、「野球は詳しくなくて…… (スポーツ)アクションが難しそうで…… ちゃんとプレイしたことがない」というようなお声も、じつは少なからずありました。
『パワプロ』は野球を原点としていますが“サクセス”を始めとした各ゲームシステムについてもご好評をいただいております。
また、2頭身の独特の見た目で表現しているキャラクターやシナリオも魅力的だと考えているので、『パワプロ』を遊んだことのない方にもプレイしていただくきっかけになればと思い、多くのゲームファンの方になじみのある“ファンタジー”を題材とした本作をお届けすることになりました。
──現状展開しているスマートフォン向けアプリ『実況パワフルプロ野球』(以下、『パワプロアプリ』)との差別化はどのように行われたのでしょうか。
ただ、差別化とは逆に野球要素はなくても“ちゃんと『パワプロ』を作る”をモットーにしていたので、ファンタジーに落とし込みつつも『パワプロ』ならではのおもしろいポイントを活かすよう、意識して制作しています!
投手、野手などそれぞれのポジションに求められる役割を意識しつつ、「こんな選手にしたい!」、「あの選手を再現したい!」という自分にとって理想の選手を、試行錯誤しながら育成するのが“サクセス”の醍醐味だと思います。
『パワアド』でも役割に沿った理想の育成を“ジョブ”や“属性”、“(ジョブに応じた)特殊能力”などの要素で、何度もくり返していろいろな冒険者を育てたくなるようになっています。
──過去に開発したアプリなどから参考にしたポイントがあれば教えてください。
そのため、スマホで遊ぶゲームとしての遊びやすさ・手軽さについては最重要視しており、プレイ時間も含め移動中やちょっとしたスキマ時間でもプレイいただけるように検討しました。
“サクセス”は、シナリオを読み込んだうえで能力振り分けまでじっくりと自分で行えば、1周が3~4時間程度かかります。ですがスキップ機能の充実や選択肢表示機能、(能力ポイントの)おまかせの振り分けなどで、サクサクプレイできるようにもしています(最初のパワフルアカデミーシナリオは、慣れれば10分強程度で1周できます)。
また、メインクエストを含む各種バトルコンテンツは“サクセス”をプレイしているあいだや、ほかの操作を行っているときも進行するので、並行していろいろなことをこなせます。
──開発するうえでもっとも重要視している点はどのようなところでしょうか
──本作のターゲットプレイヤーはどういった層でしょうか? どのようなプレイヤーに遊んでほしいですか?
既存の『パワプロ』ファンの方にももちろん遊んでいただきたいのですが、もしお友だちやご家族と『パワプロ』を遊びたかったけど、相手がスポーツに詳しくなくて誘いにくかったようなことがあれば、『パワアド』をきっかけに『パワプロ』シリーズをいっしょにプレイしていただけたりするとうれしいなと思います。
──『パワプロアプリ』のように、さまざまなIP(知的財産)とのコラボを期待するプレイヤーも多いかと思います。コラボの方向性や可能性について、考えていることはあるでしょうか?
──初めて『パワプロアプリ』系の育成を楽しむプレイヤーに、アドバイスを送るとしたらどのような点でしょうか。
シナリオを読んでいただくのはキャラクターに興味をもっていただいてからでもいいですね。あ、でも彼女をつくってデートはぜひともしてください。いいことづくめですよ!
なんとなくプレイの流れがわかってきたら、ランキングからほかのプレイヤーのイベキャラデッキを参考に再現してみたり、チャットやコミュニティから攻略情報を入手して立ち回ってみるとさらに楽しくなると思います!
それと強さを求めるだけでなく、「自分や友だちがこの世界にいたらこんな能力かもしれない」という方向性の育成もおもしろいですよ!
──ケガ率多めの練習に特攻するメリットはあるでしょうか?
「人生には、リスクを負ってでも踏むべきときがあるんだよ!」ということで、よろしくお願いいたします。


















